日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

こんなときも私はうれしい。

2005-12-15 07:34:15 | 私の雑感あれこれ
昨日書いたのが、投稿をクリックすると消えてしまったので、もう一度。

引用です(引用を二度も書き込む神経…、しつこいなと思わないでください)。

*********
一般社会において、個人の才能や能力なんて、さして問題じゃないということ。
それより、今までいかに経験を重ねてきたか、実績を積み上げてきたか、フラフラせずに、すじの通った生き方をしてきたか。
そのほうが重要だってこと。
だから、高齢でも新しいことにチャレンジする、その心意気は素晴らしい。
頭のいい人、器用な人は、きっとそれなりにマスターするし、死ぬ気でがんばれば、普通の人でも、それなりにうまくいく。
でも、どの分野でも、小さい頃から、きちんと経験を積み上げてきた人がたくさんいて、そういう人たちには、並大抵のことじゃ、かなわない。
だから、小さい頃から、自分の好きな分野のことを、あきらめずにこつこつと「続けていく」ということは、本当に大切なことなんだ。
【166:おさかなくわえた名無しさん  2005/11/11(金)20:28:12】
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を引用した「日々雑記」というブログの孫引きです。

時々訪ねる若い人のブログ。彼女の引用掲載しているこの文章を読んで、うれしくなりました。
書いた人に出会うことも無く、それを引用した人も見ず知らず。「今を生きている」ということは確かだし、彼ら彼女らの見ようとしている方向にひとり納得しながら、うなずいている私です。
世の中って、いや、ブログっていいですね。
こんな出会いがあるから。

彼女の引用はまだまだ続くのです。
もうひとつ書きます。

*********
正直者は馬鹿を見る、という奴は元から正直でないということ。
善人というのは多少損をしても気にしないゆえに善人なのであり、なんだかんだといって人から侮られたりもするが好かれるということ。
【113:おさかなくわえた名無しさん  2005/11/10(木)05:01:02】
*********

「元から」は「根っから」の意味なのでしょう。
きっと物語を書く人は善人ではかけませんね。
私も「根っから」じゅあ無い。だって公平にして欲しいって、いつも文句言う癖がありますから。

時々思い出すのです。
ーどちらも傷つくのであれば、自分が傷つくほうを選ぶー
そんな文句が武田鉄也作詞の「贈る言葉」にあったと。

「正直でいる」というのは別です。
「正直である」と言うのは、そうでないより(精神的にも)楽だから「正直に行動する」。
これは比較的選択しやすい行為です。

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トレンチコートを買う。

2005-12-11 09:58:04 | 私の雑感あれこれ
仕事帰りに街へ。
デパートを見て回ったけれど目当てのものがなかったので、面倒だなという気持ちを押さえて地下鉄で一駅移動。丸善であの舶来物のトレンチコートを買いました。
紳士物が本来なのだろうけれど、今買わないと、この先ないだろうな、という思いもあったから、今年の自分へのプレゼント。
それは試着してみたけれど、大きさがあえばよし。
似合う、似合わないは二の次。
私的には、「似合う人になりたい」ための買い物だから。
おバカな買い物の典型のような気もするけれど、自分で帳尻合っていればいいから。

昨日みた「刑事コロンボ」の中の台詞に
高級レストランで、…注文する料理の値段が気になるようでは、そのレストランで食事する資格はない…
というのがあったけれど(多分今流行のセレブの感覚かな)、そんな台詞目の前で言われると凹むのだろうけれど、
このコート買いは、実は、私のはじめての値段知らずの決断でした。
まぁ、これも思い出。

さて、「似合うかどうか」、「似合う人になれるかどうか」そこが問題です。
-ここで含みを持たせているところが、自分に甘い証拠ですー
街中で、トレンチコートを来ている女性を見かけたら、案山子かもしれません(笑い)。

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私の場合 吉田拓郎とジョン・レノン

2005-12-08 07:53:54 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
今日はジョンレノンがなくなって25年という。
そうか、この年月が25年なのですね。
25年前の今日という日の晩、私は大阪のレインボーホールへ吉田拓郎のコンサートを聴きにでかけました。
6月に生まれた赤ん坊とそのお姉ちゃん、お兄ちゃんの3人を夫に頼んで。
ようやく手に入れたチケットを手に、阪急電車で梅田へ。
そしてフェスティバルホールに急いだのに、そこには「風邪のため休演」の垂れ幕が。
逸る心を押さえて迎えた、「この日」だったのに、あぁーあ、ととぼとぼ歩いていると、梅田駅に「ジョンレノン、死亡しました」のテロップが。
ジョン・レノンと聞くと、青春の切れ端を放したくなくて、チケット握ってフェスティバルホールへ向かったあの時の気分とセットに思い出す癖があります。
吉田拓郎の公演は後日ありましたが、3人の子供の母親の身。残念ながら、やり繰りつかずに、ご近所の方に回しました。それ以来行ったこともありません。
あの時「セイシュン」の切れ端を放してしまったつもりはないのですが(笑い)。

音楽通ではないから、いつも遅れてマイブームやっているトンチンカンな私だけれど、ここ数年の大好きなクリスマスソング№1は、ジョンレノンの「ハッピークリスマス」です。
初めて耳にしたのはストレッチ中のBGMで(大抵クリスマスソングはBGMですよね)。誰の曲か知らなかったのですが、いい曲に出あえて、そのストレッチは幸せ気分でした。
その後になってビートルズの曲と知って、こんな曲を作るのがジョンレノンなのかと、逆引き辞典のようにジョンレノンのことに興味が湧いたりました。
持っていたビートルズのLPレコード(懐かしい!)には、入っていなかったから。
ハッピを着て、飛行機のタラップを降りてくるニュースをリアルタイムで見た記憶がある世代なのですけれど。
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あヽ「思い込みの壁」

2005-12-06 21:42:37 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
今朝の朝日新聞の記事から
識者が学校訪問で話をしたことが取り上げられていました(手元に新聞がないので不正確です)。
今日の識者の一人は、あの養老毅先生。
訪問先は男子高校だったようでした。
生徒の男女平等をどう考えるか、という問いに、養老先生は次のような答えだったと思います。
今日取れたサンマと3日前のサンマを人は同じサンマと認識するだろうけれど、猫はちゃんと区別する。
男と女の違いだけでなく、男にもそれぞれの違いがあり、女もしかり。それを男と女の違いという捕らえ方をしてしまうと、「思い込みの壁」を作ってしまうことになる。
というような主旨だった気がする。
一度聞いたら忘れないネーミングの「バカの壁」はこの「思い込みの壁」のことと察する。
「女でしょ」「主婦でしょ」「○○代でしょ」と、思い込みの壁に取り囲まれそうになって、何度その壁を叩いたことか。
人は他の生き物よりも優れているというのも思い込みと、警告を発したい思いなのでしょう。
そうですね。思い込みは人をおろかにする癖がありそうです。
でも、私の中にその壁に身を隠そうとする癖もあることを自覚しているから、一概に文句を言える立場でもないけれど…。
「『思い込みの壁』から自由であること」、それがインテリジェンスなように思うから、そんなスタンスの格好いい人に私はなりたい。

追記 書名って売れ行きに影響すると思います。
   昨今では「バカの壁」、「負け犬の遠吠え」(酒井順子著)
   つい手にとって見たくなるネーミングです。
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私の株式事始

2005-12-06 12:50:42 | その他
連日の株高であのバブルの再来かといわれている昨今です。
ネット取引ができるようになり、個人投資家の参入が数多とか。
さて、私の「株式事始」の話です。
今ごろの季節だったでしょうか。洗濯物を干していて、青空の中を北へ向かう飛行機を見やりながら、来年は息子があの飛行機に乗ることもあるのだろうか、ぼんやりとそう思ったりしていました。

同じ年のある日、ご主人が鹿児島へ単身赴任中のお隣さんと、お互い洗濯物を干しながらの会話。
・・・鹿児島って、飛行機たいへんね・・・
・・・株主優待券、使っているの・・・
「ピン!」です。
そうか、そうか、そんなのが世の中にあるのかと。

そして、願い叶って息子は飛行機に乗る人になりました(勿論乗客の一人として)。
あの時お隣さんから聞いた「優待券」。
調べると、半額で飛行機に乗れるらしい。
そして、スタコラと証券会社の自動ドアの前へ。
あの赤い数字がいっぱい並んだ前に、多分資産家だろう年配の方々がじっと見入っていらっしゃる。
場違いな居心地の悪さを感じながら、1口だけ飛行機会社の株式を買いました。
頻繁に売買する目的ではなく、半額になる優待券をもらうためだから(目的が不純、笑)、普通がどういうものかも知らず「自分で保管します」と。
昨今はネットの普及で様変わりなのでしょうが、全くアハハの株式事始でした。
その株どうなったか?ですって。
買った時より、まだ低い価格です。
昨今の株高でも、この会社は門外漢然としています。
なんとまあ。
息子は北の大地の住人になりそうですし、きっと当分は持ち続けるでしょうね。
こんな事始もあるという話でした。



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余談の雑感(青木繁など)

2005-12-02 21:34:22 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
まったくの雑感です。
その1
日経の最終ページに青木繁の「朝日」という絵と解説とが載っていました。
あの「海の幸」の青木繁です。
解説によると、彼の画家として活躍したのは実質5年間、21歳から25歳までとのこと。
「海の幸」は、美術教科書ではお馴染みの絵です。
ブリジストン美術館と宇都宮に暮らしていた時の青木繁展と2度実物を見た記憶があります。
たった5年間の活動だったの…、そのことを今日知りました。
新聞に掲載されている「朝日」と題する海の絵ですが、描かれている波のうねりが海の深さまでを思わせるのです。絶筆だそうです。
「…題名とは裏腹に、今まさに海原に没しようとする落日の絵に見える」と解説にはありました。
25歳というのはこんな絵までを描かせてしまう年なのだと、そう思いました。
彼の絵の前に立っていたとき、その2度目にしても宇都宮の町に暮らしていた頃だから、私まだ23歳でした。
あぁー。

その2
私の音痴は筋金入りですから、こんなこと書く立場ではないのですが、車の中でCDを聞きながら、今日も、そしていつも思うことです。
「ツィゴイネルワイゼン」は、新しくってできた当時は革新的だったんだろうな。若いサラサーテが思いのたけを物語性たっぷりと書ききった作品だと思うのです。随分情緒的で、感情移入して聞くと、涙まで出てきそうです。
ワッハハ、違うかな?
日本ではクラッシックというジャンルでしょうけれど、できたばかりのときは新曲のはずだし、あの感情表現は若さだと思うのだけれど…。
ちなみに生で聞いたのは、前橋汀子さんの演奏で1度だけです。
この手の曲で、自分流に好きなのが、あといくつかあるのですが、並べると恥ずかしいので、また別の折に。

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高齢者の医療費自己負担割合アップの話から

2005-12-02 08:13:03 | 社会問題
今朝の朝日新聞1面に記事がでている。
一般世代と同じ3割負担もありえるとのこと。
但し所得に応じてのことだから、高所得者に限っての話。
このところお国の台所事情が苦しくなって、各省庁思案のしどころで次々と提案が出てきています。
不景気もいいもんだというと、お叱りを受けるかもしれませんが、潮が満ちていたときには、わからなかった不公平が、引き潮となったために、水面下のいろいろが見えてくる。そんな功罪をもたらしているとも思います。
「何でもお国に負担してもらう」ではなく、相互扶助の仕組みだから、支出が増えれば、「なぜ増えるのか」、「どう負担するか」と考えを進めるのが次の段階。
昨今の改革はその順序を追っているように思えれので、結構納得しています。
自分の負担が増えるから反対、改悪だと叫ぶ、そう言う意見も当然あると思いますが、同調はちょっとためらわれます。
「同じ」ではなく、可処分所得に見合った「公平に」してもらいたいものです。

話は変わりますが、高齢者関連で、まだ身近にはないのですが、公が運営している老人保健施設(老人ホーム、老健?)への入居者は順番待ちだと何度か耳にしたことがあります。そして「国会議員の口利きだったから入居ができた」と、何年か前に聞いたこともあります。その話が私にとって結構ショックというか、情けなかったので、その後、入所の話になると、ちょっと水を向けるのです「どなたかのご紹介?」と。
皆さん、結構ご紹介者がおありです。「助かったわ」と。

先日、田舎に帰ったときもそんな話題になって、「そりゃぁ、町長の関連だと早い」と。
実際はどうかは知りません。言っている当事者もどこまで知っての話か判りません。
だけれど、私ががっかりしたのは、自分がそれで厚待遇を受ける立場でもないのに、それを認めてしまっていることに違和感を感じました。

可処分所得の多寡で負担割合に差をつけるのは納得いきます。
状況の違いで入所順に差があるのは納得いきます。
だけれども、世の中そんなものだからと、不公平を受け入れるのは嫌だなー。
引き潮で、水面下の台所事情がわかったこの折、老人施設の入居実態の公正さも担保して欲しいものです。

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