私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

春の日に涙(サンドゥ、学校へ行こうと天国の階段)

2005-04-02 19:59:35 | 韓国ドラマ・映画
映画感想を書く時にどうしても言葉が思いつかず「涙する」という言葉を使ってしまう時がある。実際は映画館では人の目が気になってしまい、心の中でだけ涙することが多いのだが、涙していることに変わりはないと思っている。
自宅でドラマを観る時も、一筋ふた筋涙を流す位だった。「涙が止まらない」そんな経験をしたのは、おそらく子どもの頃見たマンガ「フランダースの犬」の最終回で嗚咽したのが最後だったろう。昨日までは自信を持ってそう言えたが、今日は違う。

録画しておいた「サンドゥ、学校へ行こう」の15話、16話を続けて観る。サンドゥと恋人ウナンのお互いを思いやる台詞のやり取りや、切ない態度が琴線に触れてしまったようで、涙が止まらなくなってしまった。初恋の人を助けるために少年院へ入り、幼い子どものためにツバメで生活費を稼ぐという生活を送ってきたサンドゥ。若い20歳代をそうして過ごしてきたのだ。散々苦労したのだから、幸せになっていいじゃないか。美しい恋は悲恋で終わらなくてはいけないのか。なんでハッピーエンドで終わらないんだ。二人が幸せになれないことに涙し、二人の前に立ちふさがる障害に腹が立ち、更に涙するという春の日の午後になってしまった。
(主人公を演じる二人に必要以上に思い入れが無かったのがよかったのかもしれない)
何も活きて一緒にいることだけが幸せでないと、あのラストシーンに幸せの形を見出す人もいるかもしれない。しかし色々厳しい世の中、せめてドラマの中だけでも幸せを感じたいではないか。
観終わった後、続けて「天国の階段」の最終回をテレビで観る。こちらも涙涙の最終回だったのだが、こちらでは残念ながら涙が出なかった。サンドゥ、学校へ行こう!で水分を全部吐き出してしまったせいだろう。
勿論韓国ドラマらしくどちらも「不幸のてんこ盛り」で、興味の無い人には違いなどないかもしれない。しかし若いツバメでありながら男らしいサンドゥ・・・なんと泣かせる設定ではないか。その設定だけでも泣く価値があるというものだ。