私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

靴に恋する人魚

2006-09-16 20:48:49 | 映画鑑賞
靴がとっても大好きなドドちゃんは毎日毎日大好きな靴を履いて会社に通っていました。会社はお茶汲みや、トイレ掃除や、電話取りや、お遣いばかりだったけれど、貰ったお金で大好きな靴が買えるからそれも気になりませんでした。
ある日ドドちゃんは歯が痛くなって歯医者へ行きました。
スマイリー歯科医院の先生はとても素敵な先生で、ドドちゃんの事をとても好きになってくれました。二人は可愛い喫茶店でデートをするようになり、それが何回も繰り返された後、二人はとうとう結婚しました。勿論二人はとても幸せでした。でも・・・

ビビアン・スーが着るパブスリーブのブラウス。お菓子のような色合いの靴。ダンカン・チョウ演じる歯科医が勤務する病院も、綺麗なオレンジ色の椅子だったり、うがい用のコップも空色だったり、黄色だったり。
綺麗な色を可愛らしく配置した画面は見ているだけで楽しい。
ちょっとゆったりした感じの俳優の動き、全部を話さず可愛らしい仕草や目線で話を進める感じも、可愛らしい色と相まって映画をよりメルヘンチックな物にしている。
可愛いの一言。
同じような映画だとフランス映画の@アメリを思い出すが、あれよりずっと普通の感じだし、あれよりずっと可愛らしい。

白雪姫、ヘンゼルとグレーテル、赤頭巾ちゃん、マッチ売りの少女。
童話は可愛らしくもあるが、同時に残酷でもある。ハッピーエンドではあるけれど、そこに行き着くまでには、更に行き着いた後にもちょっとした残酷な話が沢山あるのだ。
「めでたし、めでたし」の後にあるちょっとした残酷なお話、そんなお話を少しの辛さと少しの幸せで可愛らしくまとめた映画だ。


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久しぶりにビビアン・スーを見たが、30歳を超えたとは思えない可愛らしさだった。
以前母と台湾にった際「ビビアンみたいな子はどこにもいないね~やっぱりビビアンは特別綺麗な子なんだね~」と言っていたが、確かにその通りだと思う。


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