私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

イルマーレ

2006-09-25 21:32:24 | 映画鑑賞
韓国映画「イルマーレ」サイダス制作に基づくとクレジットされているハリウッド映画。
イ・ジョンジェ、チョン・ジヒョンが主演した韓国映画のことは考えずに見てみたかったのだが、やはりそんなことは出来なかった。

しかし映画は基づくという言葉が使われているとおり、全然別の様相を呈している。ロマンティックな雰囲気が映画全体を占めていた韓国版とは違い、2年間という時間の違いを乗り越えようとする大人の映画になっているのだ。
韓国版でのチョン・ジヒョン演じる主人公は、自分のもとを去ってしまった恋人のことを受け入れられないやや幼さの残る女性だった。
しかしサンドラ・ブロックは医師という職業を持ち、誕生日に一人で過ごすという現実にも一人で向き合える、寂しさも受け入れることが出来る一人の女性なのだ。

イ・ジョンジェとキアヌ・リーブスが演じる男性主人公は、父親との確執がある建築家ということでほぼ同じ設定ではあるが、ハリウッド版の方がより父親との関係に重点をおいて描かれているような気がした。
更に建築家という職業に関しても、ハリウッド版の方がより印象に残る作り方になっていたと思う。

湖のほとりに立つガラス張りの家も美しい、シカゴの冬を舞台にした二人の映画は、落ち着いた雰囲気だ。2年間という時間の差があるのもかかわらず、シカゴという雰囲気のある地が二人を繋いでいるような雰囲気を感じさせ、時間差恋愛というのをあまり感じさせない。二人が地図を片手にシカゴの市内をまわる場面などは素敵だったと思う。


韓国版を最後に見たのは少し前のことなので、すべて記憶を頼りに書いているのがちょっと歯がゆい。
今週末にでもまた韓国版をみてしまいそうだ。

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シカゴというと思い出すのはドラマERだったのだが、これからはこの映画のことも思い出しそうだ。
キアヌ・リーブスが落ち着いた感じになっていたのでちょっとびっくりしたが、タートルネックの着こなしは素敵だったと思う。

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