私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

雪の女王 第16話

2007-01-20 16:04:33 | 韓国ドラマ や行
運ばれるボラの姿を見ながら、「なぜなんだ!」と治療室の外から叫ぶしかないテウン。
目覚めるボラの横で「どうして俺から逃げるんだ・・・俺の願いを聞いてくれないか?俺の元からもう居なくなるな」と訴えるテウンだが、そんな部屋の外では「手術は諦めてください」という医師からの宣告を聞き、ボラの父が悲しみにくれているのだ。

「初めて治療を受けたとき、お父さんが泣くのを始めてみて、それからこんな姿を見せられないと思ったの・・・」と言い、治療を受ける姿をテウンに見せることを拒むボラ。吐いている姿を見せまいとドアも開けずに一人治療に耐えるボラ。
(非常に気持ちはわかる)
治療が終わった後は、テウンが止めるのも聞かずに、「黙っていると一人で居るみたいだから・・・」と苦しそうに話を続けるボラの手をテウンがしっかり握っているのだ。
(もう最終回・・・・話はどんどん終盤へ向かっているのだ)

テウンのインタビュー記事を取るために、記者が病院までもやってくるが、そんな記者にインタビューの余裕はないと断り、さらにアメリカへの留学も断るテウン。
「私はどうせすぐ死ぬのよ!テウンもわかっているじゃない。私のために留学を断るなんてどういうつもり」ボラはそんな風に怒るものの、テウンは「留学よりボラと居ることが大事なんだ」と韓国に残ることを選択するのだ。
しかしボラの病状は一向に良くなることはない。「どこに行きたい?」と尋ねるテウンにラップランドと答えるボラだが、もうそんな元気など残っているはずもないのだ。
残された最後の時を一緒に過ごすために、海辺の家へ向かうボラとテウン。
(この海辺の場面があまり天気がよくないのだ。もっと天気がよかったら、より悲しみも増すと思うのだが。時間がなく撮影しているせいで、多分天気待ちなど出来なかったに違いない。雲が立ち込めた海辺で悲しいスローリーはどんどん進んでいく。)
「神様がいるなら、ボラを連れて行かないでください・・・連れて行く時は、一緒に・・その時はお許しください・・・」そんな思いで、・テウンは足湯の世話、髪にブラシもあててやりと献身的な介護をするが、「新婚旅行みたいね・・・」というボラの口調にはもう力もなく・・

最後のデートに連れ出してもらうボラ。運転手をしてもらっていた頃を思い出しながら、「もっとたくさんの思い出を作れなくてごめんなさい。これから一緒に居られなくてごめんなさい。先に行くのを許して」とテウンへの感謝を口にするボラ。
そんなボラの最後の言葉に「ボラのお陰で笑えて、ボラのお陰で幸せだった。愛したことを後悔していないよ」と答えるテウンだが、そのまま横になったボラが目を開けることは二度となかったのだ。(涙)

アメリカ留学を決めたテウンだが、「なんで片道なんですか?往復なら安いのに・・」と言われながらも、片道切符を用意してラップランドへ向かおうとする。
(片道なのが泣かせる・・・)
そして旅立つ前にボラが残したポケットベルのメッセージを聞きながら更に涙するテウン。
「あなたがこのメッセージを聞く時に、私はどこにいるかしら?たぶんラップランドに居るわ。一緒に行く約束守れなくてごめんなさい。でもまたいつか会えるから・・・」このメッセージを聞かせるために、テウンにポケットベルの暗証番号を教えたのだ。

(ここで簡単に三年後というテロップ・・・が)
博士として韓国に戻り、発表をするテウンに、同じ科学高校の後輩だという若者が「数学を好きな理由はなんですか?」と質問を発するのだ。
「昔愛していた人が同じ質問をしました。その時は答えがあるからと言いましたが、答えは重要ではないです。答える過程が幸せだから・・・」質問に答えるテウンに「愛した人はどこにいますか?」と更に無邪気に質問を続ける若者。
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二人で過ごした図書館の椅子に座り、「会いたい・・・」とボラを思い出すテウン・・・

(終)


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やっと最後まで来た。
たぶんこんな風に最後までこれたのは、話の展開がとても古典的だったからだと思う。(突飛なストーリーだったら、字幕なしでこんなに楽しめることはなかっただろう)ゴヌ、スンリも入れた葛藤がもっと描かれるのかと思ったが、そのあたりはあっさり過ぎ去り、最後は本当にヒョンビンの頑張りがドラマをひっぱっていたと思う。
ヒョンビンお疲れ様でした。という感じでドラマは静かに終了。