NYの動物園からマダガスカル島の大自然の中で苦労したらしいライオンとシマウマとサイとキリン。
NYに帰りたいが自分たちだけではどうすることも出来ず、凄腕の持ち主ペンギンズに帰国の段取りを頼もうと思っていたのに、ペンギンズはなんとモンテカルロのカジノに。
1,2も見ていないし、どんな話かも知らずに見始めたのだが、このあたりまで見ただけで、キャラクター設定も前作からの流れもなんとなく分かるようになっているのが凄い。さすが子供も楽しめるアニメだけのことはある。
(特にサイのグロリアがお色気担当というのは、吹き替えが高島礼子ということで、一瞬のうちに分かるようになっているのだ。なるほどと納得)
さらに途中で偶然出会うサーカス団のメンバーたちの置かれている境遇や人間関係(いや動物関係か)もちゃんと分かり易くなっているのだ。
殆どセリフのないペンギンズの凄腕もバナナ砲で分かるようになっている。
動物関係の相関図があっという間に分かるようになっているので、あとは映像の綺麗さをなんにも考えずに楽しめばいいのだ。サーカス団での綱渡りの場面などは、いかにもアニメらしい演出で色も綺麗だし、汽車の場面など、動物アニメとは思えない迫力がある。こういう余裕の遊びが各所にあるので、結構大人でも楽しめる感じだ。
そしてBGM。子供向きの音楽というより、かなり本気の歌が多く、これも大人でも楽しめる一因になっていると思う。
新しい環境に慣れるにはちょっとした勇気が必要だ!という話も描かれているのだが、これに妙な説教臭さがないのがいい。
涼しさだけを求めて見たせいもあったのかもしれないが、とにかく楽しく鑑賞。
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週末の昼間、家にいるとクーラー代がかかって仕方ない・・・と思い、家事を午前中に済ませ外出。
映画好きとしては、こんな時は映画に決まっている。
「神木君にするか、それとも玉木君の声にするか」という選択で、今回は玉木君の声を選択。
唐突にマダガスカル3を選んだのはそんな理由による。