LGBT問題と合わせて堕胎の件は政治家が微妙だからと避けて通る問題。それをあえて放送で取り上げて、「6週以上(確か・・・)の妊娠の手術は禁止すべきだ」と大胆な案を提案するデハン。相手のカン議員の息子である弁護士が、かなり保守的(というかかなり胎児が大きくなるまで手術出来るという案・・)を提示したのと比べるとインパクトのある案だ。
父の地盤を引き継いて立候補するかもしれないカン弁護士と違って、前国会議員という肩書しかないデハンにとっては、はったりでも目立つ意見が必要なのだ。「女性だけの問題じゃない。相手の男性にも責任があるんです。」と女性票を意識した物言いに、番組内での支持はカン議員と五分五分。
「(一応51%の得票率?で勝ったため)実際の選挙とは違い、支持が拮抗した方が話し合いが進むし、放送としても面白いですよね。」などと余裕のデハン。
どう考えても妊娠していると思われる娘ダジョンの事があるのだが、そんな事で足元をすくわれるとは思っていない彼は、気心の知れた様子のスヒョンとの仲を放送局のメンバーに突っ込まれるものの、あまり気にする風でもない。
いい感じで放送が終わったことにご満悦なのだ。
放送を見ていた市長(以前デハンが秘書をしていて懇意にしている政治家のよう)は、前国会議員でも彼の利用価値はあると思いなおした様子。
番組の成功に気をよくしたデハンは、市長から早速、住宅建設に対する反対運動をなんとかして欲しいと頼まれると安請け合いだ。
反対しているメンバー達も「新しい住宅が出来ると自分たちの不動産の価値が下がる。それよりも国際高校を作って、地域のイメージを上げて、地価を上げて欲しい」という自分本位のマダムチームと、「住宅が出来たら治安が良くなくなると心配する市場チーム」に分かれている様子。どちらもイメージ先行でちゃんとした根拠はないのだ。そこをデハンに指摘される両チーム。
2歳年上のアイドルを目指す練習生と付き合っていたダジョンは、結局妊娠しており、相談する人もいない彼女はスヒョンに打ち明けることに・・・
現実的に考えたら、放送で提示した内容と全く真逆の「手術」を進めるしかないデハン。
デビューを2か月後に控えたアイドルの卵の彼は、「産んでもらう」と勢いで宣言するものの、結局はこっそりと手術を受けることにしたはずだったのだが、手術直前で気が変わったダジョン・・・・
若いカップルはどうするのか・・・そしてどうするデハン・・・
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ダジョンは亡き母から「実の父親は国会議員」と聞かされていたようで、本当にデハンの事を父親と思っているかもしれず。
そしてポイントカードがいっぱいになるまで、カン議員とデートすることになったスジョンだが、大学時代に突然デハンとの連絡を絶ったのには、何かわけがある様子。
ヒットと呼ばれるためには、「子供たちだけの話も見たい」という位のパワーが必要だと思うのだが、子どもたち4人の破壊力がちょっと弱め。ただ、それは子どもたち云々というよりも、キャスティングした大人側の問題だろう・・・