ダジョン達兄弟がダジョンの継父の借金の取り立てにあっているのを見て、思わず「僕が彼女たちの父親だ」と宣言してしまうデハン。
デハンをだまそうとしていたダジョン本人も、さらにはその場にいたスヒョンもびっくりだ。
特にスヒョンとしては、憧れの先輩だったデハンがダジョン達兄弟を一度は追い返したことを聞き、更に心穏やかではない。
早く家に来いというデハンに「一度追い返されたから、ちょっと考えたい」と言うダジョンには、知恵を授ける男友達がいるようで、なんでも逐一報告している様子。多分彼からの入知恵もあり、兄弟でデハンの元に転がり込む算段をしたのだろう。
デハンも、元補佐官から「なんで本当の娘じゃない彼女たちを引き取るのか?お金はどうする?」とやっていることが非現実的なことを指摘されるも、「彼女たちを助けるのは悪いことでもないし、イメージアップになれば一石二鳥だ。行方不明の彼女の継父はあとでゆっくり探せばいい」とその場しのぎの考えしかないのだ。(これで国政に復帰を目論んでいるとは・・・)
ダジョンと彼女が高校を卒業し就職するまで世話をすると契約まで交わしたのに、制服だの授業料だのどれだけお金がかかるのだ。お金も「借りればいい」と暢気なものなのだが、定職がない40前の男性がローンを組めるわけもない。
ラジコンカーに夢中になり、車道に飛び出した末っ子の息子を助けようと車の前に駆け出す男気を見せるものの、デハンの基本的な態度はかなり暢気の一言・・・・
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子どもたちとの面白エピソードがややパンチに欠けるのと合わせ、自分のイメージアップのために子どもを使おうという設定にあまりひねりがないので、やや不真面目に思えてしまうのだ。根っからの悪人でないのは分かるものの、各種エピソードに切れ味が足りないのが残念な限り・・・