カン弁護士が法律事務所も辞め、政治家になることに本腰を入れた事を知り、焦るデハン。
父の後継者ということでなく、居もスヒョンの裏のマンションに構え、デハンと全面対決の様相だ。
デハンのホームグランドに乗り込んで来たカン(元)弁護士は、デハンと同じように商店街を回りどんどん顔を売り始め、自分の目指す政治をしようと爽やかに活動開始だ。
チキン店を営むスヒョンの父親としては、元政治家で子どもが4人もいるデハンより、父親が国会議員で弁護士のカンの方が理想の婿に決まっている。空席になっている商店街の顧問職も商店街出身のデハンよりも、弁が立つカン弁護士を推薦するのだ。
(娘の安定した幸せを思う父としては、当然?の選択か・・・)
とりあえず顔見知りの商店を回り、票固めを始めるデハン。
そんな中、古参の食堂で突然の立ち退き話が持ち上がるのだ。
とにかくすぐに立ち退けという家主の態度に腹を立て、我慢できずに手を挙げてしまうデハンの様子はあっという間にネットにアップされ「元国会議員らしからぬ行為!」として批判を浴びてしまう。こんなトラブルに対応するのは、弁護士であるカンの方が適任だ。
この突然の立ち退き騒ぎ・・・弁護士である息子の立場を有利にしようと後ろから手をまわしたカンの父親が起こしたもの。デハン達の目も節穴ではないのだが、カン議員の方がこういう手法は慣れているということか・・・・
商店街のそばに大型ショッピングセンターが出来る話が持ち上がり、商店街は存続の危機だ。昔からの商店街を保護しようとするデハンと、保護するだけでは何も解決しないというカン弁護士の意見は対立。商店街の住民の票が選挙の行方を左右するため、デハンが有利と思われたのだが、味方だと思っていた市長が彼を捨て駒にして大きな権力になびいていたのだ。梯子を外されたデハンは途端に厳しい状況に立たされるのだ。
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以前、韓国に行った際に、伝統商店街を守ろうという運動にぶつかってしまったことがある。
金浦空港そばのロッテマートが日曜日にも関わらず休みだったのだ。レストランは営業しているのに、スーパーマーケットは第何日曜日は昔ながらの商店街で買い物をしてくださいという垂れ幕がかかっており、真っ暗・・・帰国前にロッテマートで買い物をしようとしていたので、途方に暮れた思いをしたことがある。まさしく、このドラマと同じ話だろう。