2008年、インドのムンバイで起きる同時多発テロ。ホテルにも年若い犯人たちが入り込み、電話で、「神、祈る」等というキーワードを巧みにつかった指示を受け、なんの躊躇いもなく宿泊客たちに銃口を向ける。
あっという間に彼らの標的となり、ホテル内に閉じ込められることになるホテル内のレストランで働く従業員、コック長、フロント係の女性、そして多数の宿泊客。
巻き込まれることに理由はない。目的を達成するためには手段を選ばないテロ犯の前には、偶然その場にいた人たちは成す術がない。テロ犯たちの行動は、様々なバックグラウンドを持つ人たちに恐怖を植え付け、恐怖によって人々はどんどん疑心暗鬼になる。そして自分と違うバックグラウンドを持つ人に、更には、テロ犯と似たバックグラウンドを持つ人に意味のない恐怖を感じるようになるのだ。
無事に脱出できることを祈ろうとする人に「祈るな!祈るからこんな事になったんだ」と投げかけられる罵声。
祈る事とテロを関連づけさせそれによりテロを正当化しようとする事が、物事を複雑にしていることを実感する台詞だ。
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