若者のジーンズ離れの理由は?売り上げが20年前の半分まで低迷する店も
今もそうだが、小柄な私にとっては、かなりな丈詰が必要なジーンズはちょっとハードルが高いものだった。
一旦購入してしまうと、Tシャツと合わせて着ればそれでいいのでらくちんだったのだが、試着の際に「こんなにカットすると。。。(ここから先は私の想像だが、『スタイルがシルエットが崩れる・・・』)」などと伏し目がちに言われてたりするとやや心が折れてしまい、結局買うのを諦めてしまったのも一度や二度ではなかった。
それでも、オーバーオールタイプは私のような小柄でぽっちゃりさんも快く受け入れてくれたので、学生時代はストライプのオーバーオールとトレーナーを制服のようにして短大に通っていたものだ。(これはスイカヘルメットとオーバーオールがしっくりくるというのと同じ理由だと思う。だからあの番組を見るとなんだか懐かしさを感じるのだ・・・)
時代は変わっても、学生はやっぱりジーンズに親近感を感じていると思っていたのだが、最近、女子大生の娘さんがいる人が「女子力が下がるから、学校にジーンズを履いていくのを禁止している」という話を聞き、驚いた。安易にジーンズを選んでほしくないという教育方針のようだったから、部外者の私が色々言う権利はない。
そういわれてみると、確かに街中で見かける女子大生でジーンズ姿の人は以前より少なくなったかもしれない。
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私自身も、洗濯すると乾きが悪いし、真夏はやっぱり暑く、真冬はやっぱり寒いという理由から、今はジーンズを一本も持っていない。今の勤務先が制服もなく何を着て行ってもいいが「ジーンズだけはダメ」というのも脱ジーンズが加速した理由かもしれない。
自分が一本もジーンズを持っていないのに、若者のジーンズ離れという話を聞いて「寂しい」と思ってしまうのは勝手な話だと分かっていても、やっぱり寂しい。