BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

呪術廻戦、ホントにあと5話で終わるそうだ!

2024-08-20 00:37:01 | 呪術廻戦
前から噂されていたことではあるけれど、呪術廻戦、あと5話で終わりだと公式に発表された。

となると、ほとんどVS宿儺戦の終了をもって完結かな。

羂索が天元を使ってやりたかったこととか、

裏梅が忠義を尽くしてまで宿儺とやりたかったこととか、

そのあたりの大きな話は、ほとんど触れられずに終わりそう。

触れたとしてもものすごい駆け足で済まされそう。

あー、でも、一応、「呪術廻戦」の前に「呪術廻戦0」があったから、「呪術廻戦」本編は、VS宿儺戦で終わって、続きは、新たに仕切り直して「呪術廻戦+」とかにして始めるのかもw

まぁ、続編やっても、ほとんどの術者が死んでしまったので、キャラはほぼそう取り替えかもしれないけれどね。

しかし、あと5話となると、これも前々から言われていたことだけど、ホントに、虎杖と伏黒、それに釘崎の3人で宿儺を討伐して終わりそうだなぁ。

で、生き残るのは伏黒ひとり、とかかなぁ。

虎杖は、爺さんの遺言にもあった気がしたけど、助けた人たちに見送られて終わり、ってことになりそうだし。

しかし、あと5話か。

順当なら9月末には終わり、ってことだよね。

それはそれで唐突な気もするけど、作者ももう疲れちゃったんだろうね。

それにしても、VS宿儺戦でのキャラの使い捨てはすごかった。

マジで、人の心はないのか?といいたくなるレベルw

日車とか高羽とかもっと使えたと思ったけどなぁ。

これだけサブキャラを殺しまくったら、スピンオフも作りにくいよね。

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呪術廻戦 第266話 『人外魔境新宿決戦㊲』 感想5:最後のコマで出てきた封印された宿儺の指を通じて釘崎が共鳴りでダメージを与える説・・・を考えてみるw

2024-08-19 15:39:11 | 呪術廻戦
感想1感想2感想3感想4もあります)

最後のコマの宿儺の指だけど五条悟が秘匿していた最後の一本説がどうやら有力みたいw

では、同じく最後に明かされた虎杖の左手の指が2本ない理由だけど、

1本は、宿儺が虎杖から伏黒に乗り移る際に、伏黒に飲み込ませた虎杖の指。

もう1本は、乙骨が宿儺の術式をコピーするためにリカに食わせたもの。

ここはトリッキーで、てっきり五条先生が秘匿していた最後の1本をリカが飲み込んだと思っていたけれど、その指は虎杖のものだった、という説。

でそうなると、引き続き宿儺の指の最後の一本は、どこかで封印されていることになる。

それが最後の一コマの指、ということ。

じゃあ、虎杖が、宿儺の封印用に羂索によって飲み込まされた宿儺の指はどうなったかと言うと、どうやら伏黒に移った時に一緒に持っていかれた、と考えられる。

その場合、羂索が最初の指に施していた何らかの封印は宿儺は無条件で解除したってことになる。

正直、ここはまだ疑問なのだけど、ひとまずそういうことにすると、とにかく地球上の某所に宿儺の指の最後の1本が封印されていることになる。

じゃあ、そのどこかにある指がいきなりでてきたのはなぜか、といえば、これはなるほどと思ったことだけど、釘崎の共鳴りによって宿儺の受肉体にダメージを与えるためと言う見方が多いみたい。

その場合、ここのところの話の流れからすると、きっと、伏黒を宿儺から引き剥がすための一発なのだろうな。

じゃ、なぜ、ここまで共鳴りを使わなかったかと言うと、釘崎が相変わらず瀕死の重傷で共鳴りを使うにしても一回が限度だと思われるから。

だからその場合は、

虎杖が、宿儺と伏黒の魂を分離させるべく、取得したばかりの「解」を使って、とにかく宿儺にダメージを与える。

加えて、虎杖の領域展開で、宿儺を通じて伏黒に、立ち直ってほしいというメッセージを送る。

そうして、伏黒もその気になってきたところで、釘崎の共鳴りで、宿儺にダメージを与え、伏黒の魂を分離させる。

あるいは、逆に、釘崎の共鳴りで宿儺にダメージを与えたところで、虎杖が再び解を決めて伏黒の分離を成功させるという目論見。

どちらにせよ、共鳴りが乾坤一擲の一撃を与える。

そうして伏黒が復活!という流れ。

その後、どうやって宿儺を倒すのかは、まだわからないけど。

とにかく、このタイミングで虎杖の指が2本欠損していたことを明かしたのは、こうした指を巡るトリックを読者に考えさせるため。

もちろん、次のコマで封印された指を描いたのは、虎杖のなくした指2本との関連を勝手に想像させるため、ということなのだろうな。

うーん、悔しいけど、いいように踊らされてるなぁ。。。w

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呪術廻戦 第266話 『人外魔境新宿決戦㊲』 感想4:最後の宿儺の指は虎杖の中にある羂索が封印したもので、その解放で、虎杖は「両面宿儺II」にでも変身するのか?

2024-08-19 15:38:55 | 呪術廻戦
感想1感想2感想3感想5もあります)

今回の終幕で、虎杖が指が2本、欠損している場面がでてきたのだけど、あれは、あの場で宿儺の解によって切り落とされたのではなくて、もともと切り落とされていたのか。
なるほど虎杖はピッコロハンドで指2本の欠損を隠していたのか。

で、VS宿儺戦になって虎杖の両腕がピッコロみたいな鰭つきのものになっていたのも、別に呪胎九相図をブラザーズたちを取り込んだから変化したのではなくて、単に指がちゃんと5本あるように偽装するために装着していた何らかの呪具だった、というわけか。

まぁ、虎杖は基本的に黒閃パンチで殴るしかできないから、呪具としてのグローブだった、というわけだね。

ということで、そこは見事に作者に騙されていた、と。

問題は、その虎杖の欠損した指2本と、最後に出てきた螺旋階段のあたりに封印?された宿儺の指の問題。

前の感想に書いたように、もともと虎杖は、物語の最初期に伏黒が探していた宿儺の指を飲み込む前に、実は子どものころに、宿儺耐性をつけるために羂索に、宿儺の指を一本飲み込まされていたという。

で、そうなると、どうして虎杖は、伏黒と出会った時に飲み込んだ宿儺の指をもって、宿儺に身体を奪われようとしたのか、という謎が生まれる。

考えられるのは、羂索が虎杖に宿儺耐性を付けさせるために飲み込ませた最初の宿儺の指については、何らかの呪術的処置を施して、そこから宿儺の意識が復活しないように封印していた、ということ。

そうすると、今回最後に出てきた螺旋階段で中で糸でがんじがらめにされていた宿儺の指は、その最初の一本なのではないか、と思えてくる。

で、次なる問題は、じゃあ、その最初の一本の封印が解かれたら、虎杖はどうなのか、ということ。

一番単純に起こるのは、虎杖自身が、いわば「両面宿儺II」となること。

だってもう十分、虎杖は宿儺に準じた呪術を初歩的ながら使えているわけでしょ?

宿儺を封印していた時間が長いから、それは呪物に漬けられていて、その能力を吸収してしまっていたと考えても良い、と言われるし。

それに、虎杖には、宿儺の双子の魂が継承されていると言うし。

要するに、宿儺のコピーになり得る素質を心身ともにもっている。

そこで、本来の宿儺の指の力を解放したら、今まで以上の力が引き出せるということなんじゃないの?

ということは、あのピッコロハンドは、単に指の欠損を誤魔化すためだけでなく、最初の宿儺の指一本の封印を解くための鍵なのかもしれない。

で、あのピッコロハンドを脱ぎ捨てる、あるいは、壊されることで、最後の指一本の力が解放される。

そういうことなんじゃないかな?

気になるのは、でもじゃ、なぜ、2本なのか?ってことで。

もう1本の指はどうなってるの?

単純に考えると、それが乙骨が取り込んだ宿儺の指ってことになりそうだけど。

虎杖の指を切ったら、それが宿儺の指になる、というのも、もう少し説明が必要だけど。

ともあれ、あの最後の螺旋階段の指が、虎杖が最初に飲み込んだ宿儺の指だとすれば、その封印解放によって、虎杖が宿儺化する、そういう展開が待っているのかな?

それを含めての前回の、宿儺、絶対やっつける宣言!だったのかな?

裏梅による、虎杖は宿儺クラスの力を持ちえるという、不気味な発言もあったしね。

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呪術廻戦 第266話 『人外魔境新宿決戦㊲』 感想3:最後に描かれた宿儺の指は虎杖の中にあるものか、それとも乙骨の中にあるものか?

2024-08-19 15:38:26 | 呪術廻戦
感想1感想2感想4感想5もあります)

最後のコマで描かれた宿儺の指だけど、あれはどこにあるものなのか?

螺旋階段のある建物の中にあるように見えるけれど、その直前に、再び領域展開ができるようになった宿儺が、解によって虎杖の左手の薬指と小指を切り落としていたのだけど、あれは、虎杖の中にある2本の宿儺の指を切り落としたという理解でいいのか?

でも、つる下げられていた指は一本だけだよね?

だとすると、あれは、どこにあるか謎だった20本目の宿儺の指が、実は、生まれつき虎杖に羂索によって飲まされていた1本ということでいいのか?

それとも、VS宿儺戦の前に乙骨が飲み込んだとされる宿儺の指なのか?

幼少期に虎杖に取り込まれた最初の宿儺の指だとすれば、それは、虎杖のバカみたいな身体能力を支えていた頑丈な身体の基軸そのものだろうから、宿儺に食われたら虎杖のフィジカルは一気に落ちて、それこそ宿儺の斬撃に耐える頑強さを失ってしまうのではないか?

そうではなく乙骨の身体に取り込まれたものだとしたら、乙骨の死体?に寄り添うリカがあの指の周りに張り巡らされた糸の正体ということなのか。

つまり、リカがあの指を守るために乙骨の死体から離れなかったのか?

というか、そもそも乙骨は今、どうなってるの?

虎杖はどうなるのか?

改めて、伏黒の身体から抜け出した宿儺が虎杖に乗り移って虎杖の身体を支配して宿儺として振る舞うということもあり得るのか?

ということで、あの最後の宿儺の指は、虎杖の中にあるものか、乙骨の中にあるものか。

どちらであるかによって、だいぶ、次の話も変わっていくように思えるのだけど。

まぁ、流れ的にはやっぱり、虎杖のものなのかな?

しかし、羂索が、宿儺の器にするために虎杖の子供の頃に呑ませた宿儺の指だとしたら、それはもう虎杖と一体化しているというのが正しい理解じゃないのか?

ほんとにそれを奪われたら、虎杖はどうなってしまうのだろう?

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呪術廻戦 第266話 『人外魔境新宿決戦㊲』 感想2:羂索の究極の狙いは「人類補完計画」なのか? 涅槃に至り、誰もが救われる世界を目指すのか?

2024-08-19 15:37:51 | 呪術廻戦
感想1感想3感想4感想5もあります)

感想1の最後に触れたように、「領域」とは、心象の具現化されたもの、だという。

つまり、術者が、心の中で強く思い描けたものが実体化されたもの。

だから、想像力の強いものほど、強烈な領域を思い描けることになる。

妄想癖のあるヤツのほうが強い、ってこと。

で、確かにそうであれば、以前に、五条先生が言っていたように、現代の呪術者には、彼ら特有の呪術を行使できるようになる、というのも理解できる。

まぁ、関西高の校長の術者が、エレキギターを鳴らしてファンキーな呪術をつかっていたところにすでにその変貌は見られていたということだよね。

感想1でも書いたように、高羽や秤がいかにもメディア慣れした現代人っぽい領域を展開していたのも納得。

要するに、思いの強さが術者の力を高める・・・だけでなく、たったひとりのユニークな存在になれる、ということで。

まぁ、乙骨のような、元ボッチっぽいやつが、「コピー」を術式として体現するのはどうかとは思うけどw

でも、とにかく妄想力が強いやつほど、凄いことができる、となれば、羂索が目指していたものって、結局、そうした妄想の世界が全域化した世界にたどり着く、ってことになりそうじゃない。

まさに人類補完計画。

あるいは、仏教的に「涅槃=ニルヴァーナ」への到達、でもいいけど。

なんていうか、そういう、誰もが幸せなユートピアに辿り着こうと千年もの間、もがいてきた、とかね。

いや、だから、本気で最後は、ナナミンとか釘崎とか五条先生とか、ここまでの戦いで死んでいった人たちが、みんな生き返って幸せに暮らしている世界、そんな平行世界にたどり着いて終幕!ってことになりそう。

『鬼滅』の最終回みたいな感じw

炭治郎たちを瓜二つの子孫たちが仲良く現代の東京で暮らしている世界。

いや、そうか、平安時代の術者だった羂索からすれば、虎杖や伏黒が生きている現代社会がすでにそうした、もう一つの平行世界のようなものなのかもしれない。

だって、現代社会の科学力をもってしても、呪術の力には対抗できないのだから。

そういう意味で、人類の妄想力についてのリミッタ解除を大々的に行おうとしたのが、死滅回游の狙いのひとつだったのかもしれない。

マジで、涅槃に至る道を探るのが、羂索のたどった道だったんじゃないかな。

そもそも「羂索」って、仏教用語で、衆生救済のための縄というのだから。

名は体を表す、ということで。

羂索からすれば、宿儺も天元も、涅槃に至るための道具に過ぎない、って気がするんだよね。

なんだったら、羂索自身の復活も組み込んだうえでの策なのかもしれない。

渋谷事変にしても死滅回游にしても、宿儺と虎杖の最終決戦にしても、全部、羂索の手のひらの上だから。


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呪術廻戦 第266話 『人外魔境新宿決戦㊲』 感想:遂に伏黒が復活か? その時、宿儺はどうなる? 最後の指の登場は、宿儺が生き残るためのものなのか?

2024-08-19 15:37:12 | 呪術廻戦
感想2感想3感想4感想5もあります)

前回、自分の「存在しない記憶」の領域の中で、イキって宿儺に最後通牒を突きつけた虎杖だったけど。

いきなり今回は、伏黒と魂の会話を始めていた。

伏黒としてはとにかく、津美紀の幸せが全てだったのだけど、それが呪霊・万に乗っ取られた上に宿儺にあっさり倒されてしまった。

つまり、伏黒からすれば、津美紀を失ったことで生きる希望も失った。

その絶望に対して、虎杖は、爺ちゃんがガンを診断され治療を拒んだことを話しながら、苦渋の選択を敷いられている人たちに、頑張れとは言えないと返す。

同時に、でも、やっぱり伏黒がいないのは寂しい、とも添えて。

多分、そうした想いがようやく通じて、伏黒は伏黒で、宿儺の内部から、宿儺の邪魔をしようとしているのだろうな。

宿儺も、浴で沈めた伏黒の魂が息を吹き返している? とか言ってるし。

でも、宿儺の話だと、伏黒と魂が分離したら、自分は依代?を失って存在できなくなってしまうということだったはずだけど。。。

で、そう思ったら突然最後に出てきたのが、宿儺の指。

しかも、厳重に管理された状態にあるもの。

これは、あれかな? 天元とか呪術協会とかが最後まで秘匿していたものかな?

だったら、宿儺はこの指を取り込むことで、完全体として自律的に復活することができるのか?

それともやっぱり、天元あたりの身体を乗っ取るのか?

あるいは、またぞろ虎杖の身体を奪って復活するのか?

なんかどれもありそうで嫌だなぁ。


あと、今回、宿儺がさらっと言った解説だと、どうやら「領域」とは、呪術者の心象を具体化したもの、ということだから、要するに、脳内妄想が具現化されたものと、と思っていいのだろうね。

となると、宿儺との決着も最後は、妄想合戦になって終わりそうな気もする。

なるほど、高羽が、五条先生を越えて最強かも?とか言われたはずだ。

あるいは、秤のパチンコ領域も、実現可能になるはずだ。

などなど妙に納得してしまった。

ともあれ、ぼちぼち、VS宿儺戦も決着かな?

もっとも、まだ天元を使った羂索の策略が残っているはずなので、宿儺戦が終わったからと言って、終幕ってことではないだろうけど。

しかし、領域とは妄想の具現化かぁ。

なんか天元を使って羂索は、それこそエヴァなみ「人類補完計画」とかやってきそうだなぁ。

これまで死んだ術者たちがみんな生き返って、仲良く笑いながら暮らしている世界。

そんな世界が生まれて終わり!ってことになりそうな気がしてきたw


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呪術廻戦 第265話 『あの日』 感想2: 考察:絶対この虎杖の「存在しない記憶」も羂索が仕組んだ策略のひとつだよね!

2024-08-05 21:11:43 | 呪術廻戦
感想1からの続き)

感想1でも書いたように、虎杖がなんとか実現させた領域「存在しない記憶」の中で、宿儺を伏黒から分離させる「必中の解」をちらつかせて、宿儺に最後通牒を突きつけた虎杖だったけど。

それにしてもこの領域、他の領域と比べても異質だよね?

で、思ったのは、やっぱり虎杖の魂が、宿儺が生まれる前に殺した双子の片割れの魂だった、という事実が生み出した、領域とはちょっと違ったものではないのかな、と。

相手を兄弟だったと思わせる「存在しない記憶」は虎杖が宿儺と魂の双子だったからこそ生じたものだったのではないか。

だって、「存在しない記憶」って、基本的に相手が虎杖の兄弟であるという認識をむりやり求めるものじゃない。

東堂にしても、脹相にしてもそうだった。

まぁ、腸相の場合は、偶然にも本当に虎杖と兄弟関係があったから、「存在しない記憶」のことは有耶無耶になってしまったわけだけど。

でも、その腸相との出会いも含めて、羂索の策略だったんじゃないか、と思うんだよね。

だって呪胎九相図も虎杖も羂索が調整したものだから。

で、腸相を自陣に引き入れたのも羂索でしょ?

腸相と虎杖をぶつけることで、虎杖のなかにいた宿儺の意識もミスディレクトすることができる。

とにかく、そういう「心理的隙間」をつく策略で羂索はここまでこの物語を紡いできたと思うのだよね。

なので、やっぱり、虎杖が宿儺を「存在しない記憶」の中で挑発することまで含めて、羂索の策略なんじゃないかな、と。

というか、そういう羂索本位のご都合主義に作者も振ってくるんじゃないかな、と思ってる。

でないと、このままだと、虎杖がいわば宿儺を調伏して終わり、ってことになるから。

さすがにそれじゃ、このVS宿儺戦を一年近くやってきた意味がない。

だから、多分「渋谷事変」のときと同じように、最後は羂索の手のひらのうえでみんな踊っておしまい、ってことになるのだろうな。

渋谷事変のときは、五条悟の封印という表の目標のうらで、羂索は、虎杖によって進化した真人を取り込んで「死滅回游」という次のステージに物語を進めたわけだから。

ということで、伏黒から分離された宿儺の魂は、虎杖を選ばずに天元を選ぶと思うのだよね。

その意味では、宿儺が取り込んだ即身仏も、あれは実は宿儺のものではなく天元のものだったのではないかな、と思ってる。

目の数が多いから宿儺、って思われてたけど、天元も目は4つあるじゃない?

で、天元は、星漿体を乗り換えて、いわば魂だけ生きながらえてきたわけだから、最初の身体が即身仏になっていてもおかしくはないだろうし。
で、天元はどうやら女性という話だから、なんだったら天元が宿儺の実母でもいいんじゃないかと思えてきているw

母が人身御供になるから当時の王朝と呪術界に喧嘩を売った、というほうがわかりやすいじゃんw

きっと宿儺自身もその記憶を失っているのだろうけど。

なので、この「存在しない記憶」の過程で、宿儺本来の記憶が蘇るというのでもいいけどね。

とにかく、宿儺と虎杖の因縁にはまだ秘密があるし、そこを狙った羂索の策謀が絶対あると思うんだよねw

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呪術廻戦 第265話 『あの日』 感想: 「存在しない記憶」の領域内でいきなりポエム風の思い出語りをしたと思ったら、宿儺に勝利宣言からの降伏勧告をする虎杖、マジで終幕が近い?

2024-08-05 21:08:09 | 呪術廻戦
感想2もあります)

前回までと違って、タイトルからして「閑話休題」って感じの溜め回。

虎杖が展開した領域の中での話だけど、どうやら原理的には、呪力が感情由来のものだから共感し得る、というのが宿儺による理解みたい。

もっとも、それとも違うとすぐに宿儺も覆しているけど。

とまれ、そうしてできた虎杖の領域の中で、虎杖同様、学生服を来た宿儺がしばし二人で語り合う。

前回は「存在しない記憶」といったけれど、この様子は、どちらかというと「精神空間の共有」って感じだな。

だからもしかしたら純然たる「領域」とはちょっと違うものなかもしれない。
(だとすると、虎杖が想定している「解」の必中、も確実ではなくなるのでヤバいことになるのだけど)。

でもこの領域のベースは、虎杖の記憶だから、その記憶の中に本来存在しなかったはずの宿儺がいるから、「存在しない記憶」といってもやっぱりいいのだろうけど。

どう考えても、かつて宿儺が虎杖とともに、弓矢を射たり、ザリガニ釣りをしたり、なんてことはなかったはずだからw

で、その領域の中で、ひとしきり虎杖は、自分の子どもの頃の思い出を語り始め、それに宿儺も特に抵抗せずに付き合う時間がしばらく続く。

虎杖が、亡くなった爺さんの話から思い出語りをしているのは、やっぱり爺さんの言葉や考えが、虎杖の行動基準になっているからなんだろうな。

確か、「悠仁、お前は頑丈だから、周りの人を守れ」とか最後に残した言葉に象徴されるような正義観や道徳観、倫理観。

その原点を振り返りながら、虎杖は宿儺に対して、今の自分の正義のあり様を語り始める、って感じ。

以前は、自分の役割を全うすることが大事だと思っていた、

そうした生き様が大事だと思っていたし、だから、正しい死に方があると感じていた、

だが、今は、そんな役割とか死に様なんかに拘泥せずにとにかく生きてきた、という事実が大事だと思い始めている。

つまりどんな矮小な人生でもそれはそれ自体で意味=価値がある。

で、呪霊との戦いを経て、そのような人生観に変わった虎杖からすれば、そんな人の生という価値をないがしろにする、無いように振る舞う奴らか許せない。

まぁ、多分、人間を搾取し蹂躙する真人との戦いを通じて少しずつこんなふうに感じてきたのだろうけど。

で、その、ある意味虎杖の決意とも思える新たな人生観を伝えたあたりで、今度は宿儺の方が苛ついてみせ、そんな腑抜けた考えに心底どうでもいいと所感を述べる。

どこまでいっても平行線で、宿儺とはわかりあえない。

まぁ、虎杖としては、宿儺の生殺与奪の権利を握っている今、こうして、人生にあらかじめいい悪いはない、その判断は第三者にはない、だから、宿儺がまだ生きたいと思うなら、伏黒と魂を分離させた後に、俺=虎杖の中にもう一度やどらせてやってもいいんだけどね!という慈悲の申し入れだったわけだけどw

いやいや、虎杖、回りくどいよ、それ。

宿儺じゃなくても、苛つくよ、そのもったいぶった言い方。

そもそもすでに強者宣言しているわけだしw

でも、虎杖としては、この思い出空間は、虎杖が展開させた「領域」だから、伏黒と宿儺の魂を切り離すことに特化した「解」は必中のはずだから、俺が絶対負けるはずがない、ということになる。

つまり、宿儺は虎杖の領域に取り込まれた時点で「詰んで」いる。

それが虎杖の理解。

で、そうした虎杖の「勝利宣言」まがいの降伏勧告に、当然、宿儺がブチ切れて終わりw

うーん、これどうなるんだ?

とりあえず、虎杖が切ろうと思っているカードはわかったけど、

ホントに宿儺と伏黒を分離できるのか?

仮に分離できたからといって、本当に宿儺は成仏?できるのか?

そもそも呪霊に生死ってあるの?

あとは、えーと、ここで天元様がなにか関わってくるんじゃないの?

だって、ここまでのお膳立てって、全部、羂索が用意してたものだよね?

そもそも虎杖が生を受けたのだって、羂索の謀の一環だし。

宿儺の器として用意された虎杖が、宿儺に最後通牒を突きつけるクライマックスw

ここまでの展開を羂索が読んでなかったとは思えないだよね。

ということで、仮に伏黒と宿儺が分離できたとしても、宿儺の魂は新たな生き場所として天元を選ぶんじゃないのかな?

そのための死滅回游だったんじゃないのかな?

とにかく、もう一段階上がった、最終決戦モードがあるような気がするw

さて次回、どうなる? 宿儺は消滅しかかるのかな?

最悪の場合、この「存在しない記憶」の領域が、いわゆる「領域展開」の領域とは異なるものだとしたら、ドヤ顔で最後通告を決めた虎杖が相当イタいことになるのだけどw

感想2へ)

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呪術廻戦 第264話 『人外魔境新宿決戦㊱』 感想3: 虎杖悠仁の領域「存在しない記憶」は、五条と羂索がいた「死後の空港」とも通じているのかも。

2024-07-29 20:18:43 | 呪術廻戦
感想1感想2もあります)。

感想2の最後でちょっと書いたけど、虎杖の領域「存在しない記憶」の世界が、もしもずっと持続したままになるなら、これまでVS宿儺戦で死んでいった呪術師たちが皆、死なずに生きている世界を到来させることも可能なのかもしれない。

あの五条悟が、宿儺に両断されたあとに描かれた「死後の飛行場」の世界と通じることもできるのかもしれない。

ただその場合の問題は、領域を継続させるにはそれだけの呪力が必要だということ。

で、ちょっと思ったのは、天元様あたりが協力することで、その書き換えられた世界の方を永続させることも可能になるのかもしれない。

最初は、呪力量の多さ、ということで、リカのことを思い出したのだけど、それよりも天元様のほうが「世界の書き換え」にふさわしいかな、とも思ったりして。

というか、羂索も死に、宿儺も倒されたとしたら、あの結界から出された天元様はどうなるのか、という疑問もあって。

その解決策としても、もしかしたらありかな、と思った。

まぁ、その前に、「存在しない記憶」によるブラザーごっこから、宿儺が心を入れけて、脹相のように、ホントに虎杖を死んだはずの双子の兄弟とみなして、ともにラスボス天元?に対峙する、という、敵・味方がシャッフルされてしまう展開もあり得るのかもしれないけれど。。。

ともあれ、「存在しない記憶」の領域で、VS宿儺戦のフェーズが変わることは多分間違いないだろうから、どんな方向にも転じることができると思うけどね。

だって、要は、宿儺の深層心理に対する精神攻撃になるわけでしょ、きっと「存在しない記憶」の攻撃は。

あくまでも物理攻撃ではなく精神攻撃に特化したもの。

そうなると、宿儺がどんな心変わりをするかで、状況は全く変わるはずだから。

そういう意味でも、虎杖の領域の特性がどんなものになるのか、続きが気になるところではある。

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呪術廻戦 第264話 『人外魔境新宿決戦㊱』 感想2: 考察:虎杖悠仁が展開した領域「存在しない記憶」の能力は、反転術式の発展型としての「もう一つの世界」への移行なのか?

2024-07-29 20:13:18 | 呪術廻戦
感想1感想3もあります)

感想1でも触れたように、264話の最後で虎杖悠仁はとうとう彼自身の領域を展開させたわけだけど、その様子はどうやら「存在しない記憶」のようだった。

今までも何度か話題になった「存在しない記憶」だけど、最初は東堂、2回目は脹相で、どちらも虎杖悠仁と「ブラザー」になった世界を夢見るようなものだった。

ただ、脹相と虎杖が、呪胎九相図を介して血統的にも本当にブラザーズの関係にあったことから、東堂の「存在しない記憶」のケースはなにか事故的なものとしてうやむやにされてしまった。

つまり、東堂が描いたただの妄想だった、という具合に。

だが、今回、虎杖が展開した領域の中でも、どうやら虎杖と宿儺は兄弟のような関係を示していた。

だから「存在しない記憶」とは、基本的に、虎杖が領域内の人物とブラザーな良好な関係になるもの、とひとまず理解していいのかもしれない。

で、そこで思い出さされるのが、虎杖悠仁が実父から受け継いだ、かつて宿儺が母の体の中で胎児の時に殺したという「宿儺の兄弟」の魂のこと。

その「死んだ宿儺の双子」の魂をその身に宿していたから、虎杖は、宿儺を封印する「器」として有効だった、というのが、一応、ここまで作中で説明されたことだった。

虎杖の実母の身体を術式で乗っ取った羂索も、その魂のことを突き止めていたから、虎杖悠仁という子どもを生み、宿儺の器として用意した。

宿儺からしたら、もともと一つの受精卵から生まれた双子の片割れの魂だからこそ、虎杖の身体に封印されやすかった。

魂の相性がよかったから、というか、もともとひとつであったはずの魂の片割れだったから。

なので、その虎杖が受け継いだ「宿儺の双子の魂」からすれば、「存在しない記憶」にある通り、母胎にあるうちに宿儺に食われずに生まれていたら、「存在しない記憶」はちゃんと「存在する記憶」になっていたはずだった。

つまり、宿儺とその兄弟が双子としてともに育つはずだった。

その無念?が、「存在しない記憶」が生まれた強い動機だった、とひとまず考えておく。

そのうえで、じゃあ、どうやってそんな領域が実際に可能なのか?というと、ここまでの作中での領域展開の説明からすると、どうやら「領域」とは、物理法則を「情報的」に捻じ曲げて、生み出す力のように思えたから。

それが明白になってきたのが、「羂索vs九十九」の戦いのあたりから。

あの二人は、ともに重力を扱う術式ないしは領域を展開させていた。

九十九にいたっては、ブラックホールまで生み出していた。

言うまでもなくブラックホールは、時間の速度も捻じ曲げる。

つまり、時間も操作できる。

そこででてくるのが、時間遡行を多分身体に対してだけ行う「反転術式」。

つまり、反転術式によって欠損した身体が直るのは、怪我をする前の時間にまで時間を局所的に巻き戻すことで実現される。

『アクセル・ワールド』のシトロンコールや、司波達也の「再生」魔法のようなもの。

そうして、物理法則を捻じ曲げるのがこの作品世界の呪術の基本。

で、そう考えると、虎杖の「存在しない記憶」は、「存在したはずの記憶」を実際に実現させるもので、つまり、「平行世界へのジャンプ」だと思えばよい。

そんな「平行世界の実現」がメチャクチャな術式ではないことは、実はすでに読者は見てきている。

高羽の漫才空間や、秤のパチンコ(美少女ゲーム)空間。

術者の妄想と思わしき世界が展開されて、そのままそこで戦闘が行われる。

特に高羽が、五条を凌ぐ最強者と言われたのは、多分、彼が真実だと思えばそれによって事象改変が可能だから。

そういう意味では、五条の無下限術式や乙骨のコピー術式も基本的には物理法則の究極系で、それが呪術の名家の血統が引き継いだものとして理解できる。

でも、五条が期待していた秤なんかの術式は、もうそういう旧世代の常識を覆すものだったわけで。

それが、世界そのものを書き換える、あるいは、世界のあいだを移行する、というものだけど、それ自身も物理法則の延長線上にでてくるものとして理解可能。

ということで、虎杖の領域は、「あり得たかもしれない記憶」としての「平行世界」の実現なのではないだろうか。

時間遡行の果てに平行世界が生まれる、というのは、まさにジョジョ第6部の『ストーンオーシャン』の最後でプッチ神父が「メイド・イン・ヘブン」によってときを最大限まで加速させて別世界に移行させてしまい、以後、第7部のジョジョからは平行世界のジョジョが始まった。

虎杖の領域も多分、そうした平行世界への以降、世界改変の能力、あるいは歴史改変の能力なのだと思う。

なにより、最強の呪術師である宿儺の兄弟にふさわしい究極能力だと思う。

まぁ、それを虎杖が行使できるために付けられた後付の理屈が、宿儺が食って生まれてこなかった兄弟の魂を虎杖悠仁が受け継いでいる、というウルトラ後付し設定だった、ということなのだけどw

でもその結果、いままで死んでいった人たちが全員生きている「もう一つの世界」にたどり着けるのかもねw

全員生き返った万々歳の大団円かもね?

あ、でも、よく考えたら、『鬼滅』の最終回も、そんな感じだったな。

あちらは、現代の子孫を描くことで、鬼のいなくなった「もう一つの世界」を暗示するものだったけどw


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