BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

陰の実力者になりたくて! 2nd season 第1話 『無法都市』 感想:いいねこのドライブ感あふれる2期第1話!

2023-10-05 10:13:35 | シャドウガーデン
気がつけば、陰実の2期もスタートw

今季はシリーズ2期で楽しみにしているものが多い中のひとつ。

しかし、それにしても初っ端から飛ばしてきてるなー。

まぁ、もともと無法都市編は、言ってしまえば、白・赤・黒の3つの塔の主の間で、文字通りの三つ巴の均衡があったところに、シド&クレア&シャドウガーデンが乗り込んできて、ひたすら互いに潰し合っていく、という戦闘回の連続だから、これくらいドライブ感のあるイケイケな戦闘シーンの連続くらいでいいのだと思う。

ていうか、シドにはなんの意図もなく、ただ「陰の実力者」ムーブをかましたいだけ、というのは、1期でもうわかってしまったことだからw

いまさら、真面目なストーリーを装うとか、取り繕う必要はないのでw

とどのつまり、無法都市編って、クリムゾンがエリザベートの復活を試みようとする赤の塔の先端に皆が向かっていくだけの展開だから。

ゴールは明確で、ただ、ひたすらそこに向かって戦闘が繰り広げられていくだけのこと。

しかもシャドウはとにかく資金確保のために大金をチョロまかしたいだけだしw

そんな風に無目的な目的wを抱いていたところで、街角で出会ったメアリーから、

「死にたくなければ逃げろ、暴走が始まる、月が赤い、もう時間がない」

・・・なんて素敵フレーズを聞かされて、その気になっちゃっただけだからねw

シャドウが、グール刈りに参戦したのって、このフレーズがいいたいだけだしw

裏返すと、この物語に過剰に物語の意味を求めるのは禁じ手だからw

シドはとにかくひたすらそのときの気分で行動するだけで、にもかかわらず、なぜか、まわりが、特に七陰がその意図を忖度して、それらしくもりあげてしまっていくだけだからw

でもそれで終わってみれば、シャドウが何もかも解決していくのだから、ご都合主義も甚だしいw

しかも、シドには、なぜか全てをひっくり返すだけの魔力や技があるんだよね。

いってしまえば、涼宮ハルヒが、自分の築いた世界でひたすら無双するだけの話w

そういう意味でも、「考えるな、感じろ!」を地で行く物語。

だから今回くらい、最初から最後までドライブ感のノリだけで突っ走ればいい。

そういう意味では、無法都市編って、もっともシドらしい物語だよねw


しかし、ふと気がついたけど、メアリーとマリーが登場するのって、ちょっと酷いね。

どちらもMaryだからねw

読み方を変えるだけでキャラも変えられる、それくらい適当な世界が陰実の世界w

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陰の実力者になりたくて! 第20話 『魔人降臨』 感想: 結局、シド/シャドウのもつスタイリッシュな美学は無視された表現のままで終わってしまった。残念

2023-02-16 01:49:00 | シャドウガーデン
なんか思ってたのとはだいぶ違ったけど、最後は派手にぶち上げて終わった感じ。

でも、まさにその「派手」なところが、うーん、そうか???、ってなったところだけどね。

まぁ、最後にシャドウ自身に、ちょっと目立ちすぎたか、って言わせてるから、アニメの制作陣はわかってて、派手な方に振ったのだろうけど。

でも、やっぱりこれじゃぁ、「陰の実力者」じゃなくて、ただの「魔人」だよね。

全然、スタイリッシュじゃない。

加えて、表の舞台でシャドウと知り合った人間がことごとくヤンデレ化していくのもちょっと違うなぁ、と思った。

アイリスが完全にキチガイになっていたし、シェリーも「シャドウ殺すガール」になっていたし。

なんだろうなぁ、原作もコミックもこのあたり、もう少しそういうドロドロした感情は「隠して」いて、状況から「推して知るべし」って感じで表現していたと思うんだよね。

つまり、前回の感想でも触れたと思うけど、アニメの表現には、シド/シャドウが一応は持っているスタイリッシュな「美学」がスポッと抜け落ちてしまっている。

正確に言えば、周りから見たらこの一線は越えないと思わせる何かが一応シャドウにはあって、そのシャドウに対する、いい意味での誤解が、七陰以下シャドウガーデンをシャドウに対する信奉の下で結束させているのだけど。

そういう誤解を含めてのシド/シャドウの美学の空気を描けなかったのは、成功とはいいがたいんじゃないかな。

シドからすれば、ただ「シャドウガーデンごっこ」をしているだけなのだけど、彼がそのごっこで衒いもなく示す厨二病的なゴシック趣味に根ざした美学が、その実、七陰と、あとアレクシアあたりにはむしろ崇高な、自分たちも目指すべきものに見えてしまった、というのが大事だったはずなのだけどね。

ベータの文学や、イプシロンのピアノがその典型で。

ガンマも、なんとかシャドウに応えたいから、自分が示せる最大限の貢献ということで、商才という才能を磨いたわけで。

でも、それって要するに、商人が芸術家に貢ぐのと同じ発想のはずなんだよ。

ついでにいえば、ベアトリクスとアンネローゼには、シャドウの武を極める美学には感じ入るところがあったようだったし、ローズ先輩もそのひとりだったはず。

そういう、シドには全然その気がないのに、周りが勝手に彼の中に凄いものを見出すからこそ、成立している、コメディとシリアスが微妙な塩梅で組み合わさった物語。

それがこの作品の、もともとの面白さだと思うのだよね。

それなのに、アニメでは、シドと関わった表の人たちの多くが鬼畜に堕ちていく話にしてしまった。

だから、やっぱりちょっと違うなぁ、素直にこの路線で2期は期待したくないなぁ、と思わせる一方、でも無法都市編とか、確かに見てみたいよなぁ、と結構、困った気にさせる。

もう少し品のいい表現でやってくれればよかったんだけどな。

とにかく、女性剣士たちの怒り顔がみんな同じキツネ顔のキチガイ顔だったのだけはどうにもダメだった。

多分あの顔が最後まで生理的に受け付けられなかった。

結局のところ、キャラデザと作監のテイストが全然合わなかったってことなんだけどさ。

とにかく女性キャラがみんなヒステリックでキツイ感じに描かれていたのがどうにもダメだった。

目をクワっと明けてキチガイ笑いするところなんて、誰がやっても同じだったからねw

単調にも程があるw

最終回ではシャドウですらそうだった。

シャドウとアイリスが同じキチガイ顔するかよ?って思わない? いや、マジで?


そういう意味では、以後、あまり関わってこないベアトリクスやアンネローゼとかは鬼畜落ちしないで終わらせたくれたのだけはほっとした。

ということで、なんとも微妙な感想。

原作もコミックもそれぞれ面白いのに、どうしてこうなった?ってのが総評。

その意味では、『チェンソーマン』と同じ不満だった。

シドに加えて、アルファにベータ、ガンマ、デルタ、イプシロンの芝居はどれも良かっただけに、ホント、微妙に残念。

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陰の実力者になりたくて! 第19話 『踊る人形』 感想

2023-02-09 01:10:52 | シャドウガーデン
アハハ、あそこで、スタイリッシュ盗賊スレイヤーっていうかなw

そりゃ、シド/シャドウもドン引きだよねw

まぁ自分で名乗っていたから仕方ないけど。

しかし、原作だと、スタイリッシュ盗賊スレイヤー、というのは、あくまでもローズ先輩の心の声だったはずだけど、まさか肉声にするとはw

そして肉声にした途端、恐ろしく締まらない場面になってしまった。

しかし、この改変?は、ちょっと微妙。

なんだろうなぁ、最初の頃と比べて、どんどんギャグのレベルがゲスい方向に寄せられてきていて、あれ、これちょっと違くない?って気になってきた。

アイリスの怒りの表現も、相変わらずのキツネ顔の狂戦士だしw

これ監督が悪いのか、作監が悪いのか、わかんないけど、正直、趣味が悪いよね。

ほんとにゲスい。

もっと素直に軽く描いて、その分、もっとサクサクと途中は進めればいいのに、多分、尺の関係で、全体的に間延びした演出になってしまった。

これならマンガ版のほうが遥かにマシ。

なんか、第1クールの初期にあったクールな感じが、どんどんゲスいキッチュになってしまった。

ローズ先輩の父殺し/王殺しも想像していた以上に惨劇に見せてしまったし。

最初の頃に感じた面白さが幻想になってきたのが悲しい。

まぁ、原作を読んじゃったからこう思うわけだけど。

多分、作画は悪い方ではないのだけど、何か違う方向に振り切ってしまって、最終的に、これじゃないなー、ってなってしまった気がする。

どんどんアイリスが闇落ちしてきているのもね。

そこは最新の原作に配慮して、アイリスがおかしくなる過程を補完したのかもしれないけれど。

それでも、それ、今、必要な演出だったかな、と思ってしまう。

次回が最終回で、シャドウVSベアトリクスだけど、それも無駄にちゃんと描いてしまうのかな。

そしてベアトリクスもキツネ顔の狂戦士で描いちゃうのかな?

どうやら微妙なままで終わりそうだなぁ。。。

ゲスくてくどい演出だと、もう一回見たいとあまり思わなんだよねぇ。

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陰の実力者になりたくて! 第18話 『刹那に賭ける』 感想

2023-02-02 00:59:24 | シャドウガーデン
戦闘中心で意外と地味な回だったw

いや、別にジミナにかけてるつもりはないけど。

多分、シドが話しているのが、クレアやアイリスなど、普段は話していない一太刀だったからなんだろうな。

むしろ、今回の推しはベアトリクスだった、ってことで。

確かにアルファとよく似ているw

ということは、アルファと先祖をともにするわけだから、ベアトリクスは悪魔憑きにはならなかったのかね、ちょっと気になる。

で、ジミナVSアンネローゼは意外とあっさり終わった。

アンネローゼは適度に武人っぽいボケもあるので、ホントは準レギュラーくらいになってくれたらよかったんだけどな。

それにしても、あの戦闘シーンになったら女子の剣士がみな一律に、やばい感じのキツネ目になるのはなんでなんだろう。

いい加減、キモいししつこいから辞めてほしいんだけどな。

ホント、そういうクサイ表現で、この作品は損している。

普通に描けばよかったのにね。

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陰の実力者になりたくて! 第17話 『闇に射す月光』 感想

2023-01-26 18:05:48 | シャドウガーデン
そうか、ここで「月光」の演奏者としてイプシロンが出てたんだw

イプシロン、微妙にネタキャラなのに大活躍だなw

シャドウがどうやってピアノを地下におろしたのか、とても気になるけれどw


にしても、多分にシドの「陰実」志向の賜なのだけど、まさか、ローズ先輩のほうが、アレクシアよりもヒロイン・ヒロインするとは思ってなかったなぁ。

まぁ、アレクシアは圧倒的に狂言回しの役なんだけど。

なので、花澤さんがCVなのがとてもしっくりしてきた。

ただそうなると、ローズ先輩のCVがちょっと弱いように思えてきた。

白石晴香って、なんていうか、地声に近い方の役になると、怖いくらい無個性な声だよね。

まぁ、一国の姫様だから、それでもいいのかもしれないけれど。

でも、周りが花澤さんを筆頭に声に個性のあるCVが多いので、重要な役のわりに印象が薄くなっているのがね。。。

たとえば、アレクシアとベータに挟まれると存在感が薄くなる。

この先、ローズが要所要所で結構重要な役目を果たすことを考えると、あまりに無色透明な無個性なキャラになってしまっていて、なんかもったいなぁ、と思ってしまう。

まぁ、多分に、作画が、アップの変顔を含めて、ときどき無駄なくらい劇画調に仕上げてくるのもいけないのだけど、そういう圧のあるキャラの絵柄に白石晴香の声って、全然あっていなくて、これは単純にキャストミスなんじゃないの?って思ってきた。

七陰+ニューといったシャドウガーデンのメンバーにしても、
アレクシアやアイリス、あるいはクレアといった、シドの日常を彩る人たちにしても、
皆個性のある、ということは、キャラに輪郭を与える人たちが演じているので、ちゃんと印象が残るのだけど、ローズはいかんせん弱い。

それは、アウロラやアンネローゼ、ベアトリスなどのゲストキャラのことを思い浮かべても感じるわけで。

これで、アレクシアが、ローズ的ヒロインだったらわかりやすかったのだろうけどw

キャスティングって難しいなぁ、って思った。

全然、本編のお話とは関係ないことだけど。

でも、なんか違和感があって、お話に入っていけない、という意味では大事なことだとは思うのだけどw

改めてCVの声質って大事なんだなって思った。

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陰の実力者になりたくて! 第16話 『見えざる真意』 感想

2023-01-19 01:24:47 | シャドウガーデン
なんか、アンネローゼがただのアホの子になってしまったw

どちらかというと天然っぽい方向だと思っていたのだけど。

面白いなぁ、微妙なさじ加減でキャラの印象ってガラッと変わるのねw


それにしても、

うーん、なんか表の武神祭の話と、ローズ先輩の逃走劇の話が、チグハグかなぁ。

多分、キャラのデザインをシリアス寄りにしてしまったことのツケが回ってきたというか。

まぁ、シド/シャドウとかアルファが決め台詞とともに必殺技っぽいものを出すときの「スタイリッシュさ」のために、キャラデザインはアップに耐えるすっきりしたものでないと様にならないから仕方ないのかもしれないけれど。

でも、キャラ造形を、『ありふれ』や『スマホ太郎』とか『防ふり』程度にしておけば、普段からギャグ基調になるから、アンネローゼもアホの子ではなく天然にとどまった気がしたし、シリアスのときは思い切りキレッキレの動きにすれば、ちゃんと厨二っぽく見えたと思うんだよねw

なんていうか、シド目線では、一生懸命やることがそのままギャグっぽく見えることになるはずなので。

どうも、後半になってから、シリアスとギャグが分離してしまってとにかくバランスが悪い。

まぁ、両方をうまく扱える監督とかキャラデザがいないだけなのかもしれないけれど。

裏返すと、『陰実』自体があまりにもニッチを追求し過ぎているのかもしれないw


ともあれ、次回、ローズ先輩がシャドウに救われる場面に期待w

逆にそこは思いっきりシリアスに悲劇的にやってもらっていいからw

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陰の実力者になりたくて! 第15話 『最強最弱の男』 感想

2023-01-12 10:25:24 | シャドウガーデン
あはは、ここから、ジミナ・セーネンの不穏な無双が続く武神祭の開始かw

ガンマたちに頼んでジミナに化けるところで、無駄にイータの科学発明が駆使されていたのは、だいぶ原作やコミックから盛っているように思えたのはご愛嬌、ってことなのかな。

てか、意外とイータ推しだよねw

まぁ、イータもゼータも原作の5巻辺りまでほとんど出番がないから、キャラクターバランスを考えてのことかもしれないけれど。

よくいえばアニメ制作陣が遊んでいる、
わるくいえばそうやって尺を稼いでいる感じで、
なかなかむず痒いw

ゴルドー・キンメッキの登場も想像以上にウザかったしw

てか、ジミナのCVにわざわざ緑川を使うのとか、無駄に凝っているw

正直、ちょっと盛りすぎで食傷気味になっているところもある。

原作にある、シャドウのノーテンキがちょっと薄まっちゃってる気がするので。

もっとも、なろう系の映像化の特徴ではあるんだけどね。

なろうの作品って、基本的に主人公視点の一人称語りで話が進むから、映像化にあたっては他のキャラの心情描写も増やさないと、主人公以外のキャラが全部NPCみたいになってしまうから。

ただ、その結果、主人公の内面のひとり語りが減ってしまって、逆に主人公の言動がときどきわかりにくくなってしまうのだけど。

この作品の場合は特に、シドと周りの人たちの認識のズレを笑うコメディなので、さらに輪をかけて難しい。

で、問題は、アニメ制作の人たちって、ギャグは知ってるけどコメディは知らない人たちが多いので、その結果、今回のキンメッキのようなうざい会話で無理やり笑わせようとする改変をしてしまう。

でも、コメディって、流れのズレから生じるものだから、本当はギャグの連発で済むものじゃない。

そのあたりがこの作品にだんだん乗れなくなってきたところ、かな。

くどくて、とにかく盛りすぎ。

あとは、作中世界の設定を、原作よりも近代化された世界にしたのが仇になっている感じはする。

普通に列車とかはない世界にしておけばよかったのに。

まぁ、それじゃ、イータの発明があまりお披露目できないからなのかも、だけどね。

もうちょっとだけテンポを上げてほしいところだけど、武神祭の終わりまでをあと5話「も」使ってやるのだろうから、そりゃ、間延びした演出になっても仕方がないのかも。

悩ましいね。

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陰の実力者になりたくて! 第14話 『君の嘘、君の願い』 感想

2023-01-05 01:16:35 | シャドウガーデン
なんか、いろいろと物語を補間して、その分、しっとり、というか、ねっとり、というか、そんな感じになってきた。

その分、テンポが悪くなってきて、全体的に間延びした感じは否めないのだけど。

ちょっと微妙なところ。

まぁ、アルファがシドのためにつくそうと、後の七陰となる子どもたちを助けてきて、かつ、彼女たちと日本家屋wで集団生活をしている、というのは無駄にリアリティを与えては来るのだけど。

というか、アルファからすれば、あの家の様子が、今のシャドウガーデンの原点だった、ということなのだろうな。

ある意味で、アルファの起業物語でもあるのが、なんとも言えない。

それでガンマが今度は油田のために不動産の買い占めに走るとか、それで貧乏貴族の領土の再開発まで請け負ってしまうのだから、ある意味、感慨深いw


それにしても、聖域のなにもかもをアトミックで消滅させてしまうシドの魔力って一体なんなのだろう?

結局、このあたりのシドのチートぶりの理由ってまだ明かされていないんだよね。

魔人ディアボロスの正体であったアウロラ自身が驚くほどの魔力をどこから練り上げるのか。

アレクシアの姉のアイリスが、アトミックの爆発が、なんらかのアーティファクトによるものだと推測するのもやむなきところ。

このシドの破天荒さを物語の最後でどう説明するかで、物語全体の出来も変わるのだろうな。

その意味では、魔人ディアボロスそのものであったアウロラとシドの関係、というか因縁も気になる。

絶対あの二人、会うべくして会っているよね?

しかも、アウロラとの接触はシドしかしていないので、アルファはそのことを想像できない。

で、その結果、アルファがどれだけシドの後を追いかけようと絶対追いつけないことになってしまう。

なにげに、このシドに対するアルファの秘めた恋というのも、物語の鍵を握っている。

ベータやイプシロンみたいにシャドウ様♡!ってなっているのとは別の意味で、アルファこそ、実はもっともシドに対する畏敬の念が強いのだろうなぁと思ったり。

まぁこのあとローズ先輩も思いっきり絡んでくるわけだけど。

アウロラが後々、シド姉クレアの厨二病化!をもたらす存在になることも含めて、アウロラのいちづけが逆に難しくなるのだけど。。。

ということで、聖域編、実は後々まで続く伏線というかネタが多数仕込まれていて、ある意味、この聖域編から本編が始まった、といってもいいくらい。

ターニングポイントとなるお話だったよね。

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陰の実力者になりたくて! 第13話 『消滅に捧げる血闘』 感想

2022-12-29 01:38:22 | シャドウガーデン
あれ、今回で聖域編、終わりじゃなかったんだ。

なんか、ずいぶんと引き伸ばし感のある回だったな。

イプシロンのパートを抜けば、今回で、アトミックまで行っただろうに。

その分、ハゲの連呼も多すぎて、正直ウザかった。

てかさ、あのハゲのおっさんの声、個性がありすぎるから、あの人が喋りすぎると場を支配しちゃうんだよね、番組によらず。

いつでも決まってマイペースな語りをするじゃない、あのハゲのCVの人。

なので、もう少し寡黙にしても良かったと思うのだけど。

てか、ハゲ、分身し過ぎだし、粘りすぎw

その分、デルタの無双が際立つ、という展開かもしれないけれど。

とはいえ、さすがにねー。

悪役のほうが主人公サイドよりも目立つのはどうかと思うよ。

ちょっと、そういう構成の粗、というか適当さが、この聖域編ではどうにも目立って仕方がない。


あとさ、あれじゃ、イプシロンの秘密、仲間にバレちゃってるじゃん。

前回、ハゲ相手に必死にカバーした意味ないじゃんw

それはちょっとどうなの?って思ったけどな。

仮に部内の公然の秘密・・・だとしても、それはイプシロンのほうが気が付かずに身体をスライムで盛っているw現場を見られていた、という話にしてやらないと、あまりに酷でしょw

イプシロンが「残念な子」枠であることはわかるけど、それはあくまでも読者たちだけが知っている、という建前を貫かないと、でしょ。

なーんか、聖域編になって、変な感じになってきている気がする

無駄にデルタとかイプシロンとか、キャラ推しに努めているというか。

で、その聖域編自体は、来週の前半というか、3分の1くらいで解決の流れだけどね。

年内に聖域編まですっきりと終わらせてほしかったけどな。

なんかね、感想もね、肝心のアトミックまでいかないと、こう、なんていうか不完全燃焼になっちゃっても仕方ないよねー。

しかし、今思うと、聖域編、もう少しオリヴィエの使い方はあったのかも、という気にはさせられる。

アウロラが一応、ちゃんと意識、というか記憶は保持しているのだから、オリヴィエもそうであってもよかったのでは?ってね。

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陰の実力者になりたくて! 第12話 『記憶の中の真実』 感想

2022-12-22 16:13:12 | シャドウガーデン
うーん、なんかやっぱり聖域編になってから演出が変じゃない?

やたらと顔面アップの顔芸ばかりを皆にさせて。

てか、顔面アップ、多すぎだよね?

それに今回であれば、イプシロンとデルタがキレたときのアップの顔、ほとんど同じだし。

やたらと女性キャラに、ニヤケぐち、させるし。

なんか総じて、演出が下品なんだよなぁ。

前半はそんなこと、なかったのだけど。

誇張した大げさな表現でも、コミカルなものにとどまっていたのだけど。

それがどれもマジになっちゃってる。

今回、イプシロンが、スライムの盛り乳を切られたところでブチ切れるところなんか、あれ、本来的には、アハハ、盛ったスライム切られてやんの!って具合に、笑いとぼすコミカルなところのはずなのに、今回の描写だとマジギレしちゃってて、見てる方はドン引きなんだけどw

さすがに今回はやりすぎかなぁ。

こういう描写って蓄積されていくとキャラの性格を形作るものになっていくから、もうちょっと軽いトーンで表現してほしいのだけどね。

イプシロンだけでなく、ベータもアレクシアもそう。

てか、ベータの胡散臭さはさすがにどうかと思うけど。

ベータとイプシロンって対になる存在で、イプシロンが気位の高いお嬢様気質のキャラだとすれば、ベータってもっと天然。天然で一生懸命やっていく過程でやることが過剰になって、やはり笑えるタイプになる。

まぁ、アレクシアとローズの、腹黒王女とお花畑王女の対比がある横で描かなくちゃいけないから、イプシロンもベータも、マジ切れする方向に振り切っちゃってるのだろうけどね。

なんか、でも「過剰」なんだよなー。

過剰すぎてちょっと不快になるレベルに達している。

ていうか、もっと全体的に「呑気」な雰囲気があるはずなのだけど、どうもそういう感じが微塵もしなくなってきた。


それは聖域内部の描写もそうで。

なんで、こんな『うたわれるもの』みたいな、かつては近代的な科学が存在した時代だった、みたいな設定に変えちゃったのだろう。

これならコミック版の、せいぜい錬金術っぽい怪しい秘術レベルの設定のほうが良かったと思うのだけど。

さすがに、ディアボロス細胞の研究者たちが近代科学者のような白衣は着ないだろ。

ちょっとねー、こういうところがねー。

だって、そんなに科学の残滓がある世界なら、そもそもシドの前世の知識、彼言うところの「陰の叡智」がさしてスゴイものではなくなっちゃうじゃん。

シドの知識が、この世界のものと全く連続性がないものだからこそ、七陰は、彼のことを崇拝することになったわけじゃん。

そういう異世界感が薄くなるよね、今回の白衣を着た学者たちじゃ。

ということで、なんかいちいち引っかかる細部が多くて、ちょっと困る。

アウロラの拘束にしても、あの時代に拘束着はないでしょ?

これだと、今のシドたちの時代が、完全にかつての文明が崩壊した後の世界になってしまって。

そんなオーバーテクノロジー感なんて出さなくていいんじゃない?

それだと、エルフと獣人も、『うたわれるもの』みたいに、かつての科学者が遺伝子改造した存在だった、みたいなオチになりそうだし。

この作品はそういうのじゃないと思ってたんだけどね。

なのでちょっといろいろと戸惑っている。

普通にシャドーガーデンが活躍する世界は、異世界ファンタジーとして描くくらいでよかったのに。


で、そういう話とは別に、一応、ちゃんと感想らしい感想を書くと。

いつの間にか、アルファのほうが「陰の実力者」っぽくなってない?って思ったりしてw

この世界の秘密を探るのがアルファの役割。

その一方で、シドはまったく行き当たりばったりなわけだけど、でも、今回のように、アウロラのような物語の核心にいきなりたどり着いちゃうんだよねw

変な言い方だけど、アルファが表の「陰の実力者」だとすれば、シドは裏の「陰の実力者」って感じ。

やっぱり、この物語は対となるキャラの配置が多いね。

なので、その対比で描いてくれればいいんだけどなぁ。

しかし、真面目な話、シドはアウロラと何からの因縁を前世?とかに、もっていたのだろうか?

このシドとアウロラの隠されたかつての関係というか因縁は、きっと物語の核心なのだろうなと感じてきているけれどw

その事実にきっと、オリヴィエの末裔たるアルファがひどく困惑する、というか発狂しそうなくらい驚愕する場面が、きっと物語の最後には描かれるんじゃないの?とかふと思ってみたりw

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