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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

葬送のフリーレン 第138話 『逆賊』 感想:影なる戦士は今や逆賊の独立愚連隊。その中にやはりザインが探す「ゴリラ」がいる模様・・・

2024-11-20 21:02:48 | フリーレン
感想2もあります)

前回、なんとか、影なる戦士たちによる強襲をいなし、残りの大陸魔法協会の面々と再会を果たしたフリーレン一行。

途中で、随分前に別れたザインが合流するという僥倖に巡り合わせたものの、敵の影なる戦士の実力の程には驚くばかり。

しかも、その影なる戦士、実は今では、帝国内でも「逆賊」扱いの独立愚連隊の模様。

いつの間にか、帝国の行く末を案じて、その愛国心から勝手に帝国に仇なす者を、あるいは、仇なすであろう者を、人知れず始末する「暗殺者集団」に成り代わっていた。

その「影なる戦士」に狙われるゼーリエの護衛に回る大陸魔法協会の側も、行動しにくくなる。

ある意味で、魔導特務隊を含めて、影なる戦士、大陸魔法協会、の三つ巴の抗争になってしまっているから。

つまり、帝国の腹づもりがどのあたりにあるのか、常に仮定しながら、敵と相対していかなくてはならない。

しかも、可能ならば、できるだけ闇に隠れた形で、ひっそりと敵を撃退する。

表沙汰になれば、治安維持のために魔導特務隊も出動も促してしまい、結果、魔導特務隊と影なる戦士を、さながら、前門の虎、後門の狼、という具合に対処しなくてはならなくなるから。

ゼーリエの暗殺を阻止する側に魔導特務隊を、少なくも表向きは向かわせておかないとまずい。

つまり、戦闘の実働部隊だけでなく、諜報活動や、それを通じた政治交渉すら必要になるかもしれない。

前回のフェルンのように、デカい魔法をぶっ放して終わり!とはなかなかできない。

うーん、むずい。


で、その上で、ゼーリエ自身の気分が、帝国を、いわば弟子のフランメが残した子どものように捉えているフシもあるから、ややこしい。

ただの強力な魔法を使う敵であれば、ゼーリエが負けるなんてことはないのだろうけど、ともすれば「気が緩む」瞬間がゼーリエにすら起こりそうで怖い。

だって、大陸魔法協会vs帝国、って、いわば、ゼーリエvsフランメという子弟の代理抗争みたいなものだから。

で、ここでフリーレンというジョーカーが効いてくる。

だって、ゼーリエとフランメのリアルな師弟関係を知るのは、おそらくはフリーレンだけだから。

となると、フリーレンしか読めないし、理解できない、ゼーリエの行動が、きっとどこかで生じるはずで・・・

結構危うい橋を渡りそう。

で、そこに、魔法協会のスパイとして帝国に潜入したリネアールの暗躍が絡んでくる。

今のところ、ゼンゼたちは、リネアールを自分たちのスパイと考えているけれど、これ、二重スパイの可能性もあるのではないか、と思ったり。

そうなると、勝手連的に動くであろうデンケンがどこかで登場しそうだし。。。

その上、最後のコマを見ると、どうも影なる戦士たちの中に、ザインが探す「ゴリラ」も加わっていそうで、となると、ここにも別口の、旧友対決が発生する可能性もある。

なんだか、ものすごい数の駒が盤上に配置されたところで、次回以降、魔法協会vs帝国の戦いが勃発しそうで、結構、ビビる。

こんな感じで、かなり物語的には面白くなってきただけに、事実上の隔週連載がキツイ。

一気に読みたいんだけどなぁ。。。


感想2へ)
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