期待していたのだけど、3話で失速かなぁ。
というか、どこかしら気持ち悪くて不快な感じが増してきた。
この作品は全然知らなかったのだけど、赤松健のTwitterで凄いという感じでつぶやかれていたらしいというのを知って、見てみたのだけどね。
第1話は確かに、おお!、という感じだった。
その時点では今期イチオシとか、『まどマギ』を越える?とかの評価も、ああ、あるかも、と思っていたのだけど、でも、第2話を見て、あれ?、と思い、今回の第3話を見て、うーん、これはどうだろう???、という気になってきた。
簡単に言うと、『まどマギ』を越えるどころか、それ以前というか、端的に90年代アニメへの回帰でしかないんじゃないの?という気がしてきたから。
つまり、自意識の塊の登場人物たちが、幸せ探しのための自分探しをする、という構図。
エヴァっぽいといえばエヴァっぽい。
私小説臭さというか。うっとおしい、というか。
エンタメ的な伸びやかな楽しさがない、というか。
今更、ストーカーネタとか、仮に導入部のネタであっても使われてもねー、という感じ。
なんかオッサンが想像する女子のイメージがあって、そのイメージからのズレを敢えて露悪的に描く、というか。
その、本来なら不快極まりない話を、星野リリィ原案の(男女問わず)小悪魔的なキャラと、ちょっとポップな感じの背景絵でオブラートに包んでいるというのかな。
あるいは、ペンギンギャグで、コマとしてごまかしているというか。
そう思うと、ハゲオヤジが背景として地下鉄内とか出てくるのも、
オヤジギャグ的に見えてくる。
そういう意味で、作り手のナルシスティックな自意識がそこかしこに溢れているようで、むしろ気持ち悪い、というか。
そう思うと、この作品が2クールってのはかなり微妙な気がする。
1クールで、作品そのものの「主題」が比較的分かりやすい形で駆け抜けるほうが、そうした作り手の細部に対する拘りをあまり気にしないで、物語構成に引っ張られて見ていくことができるように思えるのだけど、2クールだと多分そうならない。
つなぎ的エピソードが、それだけ、あざとく、見えてくるように思う。
そう、どこかあざといんだよね、全体的に。
で、そのあざとさも視聴者もわかって見てくれてるよね、だって俺ら仲間だろ、というようなイヤーな感じが伝わってくる。あざとさをわかって楽しむのが我々の嗜みだよね、といわんばかりの。そういう自意識が画面に溢れているように思えて、気持ち悪いんだよね。
とはいえ、しばらくは見続けるつもりだけれど。
ただ、見た目の感じでこういう作品が『まどマギ』と同列に語られそうな状況はちょっとどうかと思う。
それこそ、最終回を終えたところで見ないとわからないのかもしれないが。
その最終回が半年先と思うと、ちょっと苦しい。
第1話にあったような、イワトビペンギン帽のノリだけで飛ばせれば面白かったのだけど。
画面に漂う閉塞感が、時折、ほんとに痛々しい。
というか、どこかしら気持ち悪くて不快な感じが増してきた。
この作品は全然知らなかったのだけど、赤松健のTwitterで凄いという感じでつぶやかれていたらしいというのを知って、見てみたのだけどね。
第1話は確かに、おお!、という感じだった。
その時点では今期イチオシとか、『まどマギ』を越える?とかの評価も、ああ、あるかも、と思っていたのだけど、でも、第2話を見て、あれ?、と思い、今回の第3話を見て、うーん、これはどうだろう???、という気になってきた。
簡単に言うと、『まどマギ』を越えるどころか、それ以前というか、端的に90年代アニメへの回帰でしかないんじゃないの?という気がしてきたから。
つまり、自意識の塊の登場人物たちが、幸せ探しのための自分探しをする、という構図。
エヴァっぽいといえばエヴァっぽい。
私小説臭さというか。うっとおしい、というか。
エンタメ的な伸びやかな楽しさがない、というか。
今更、ストーカーネタとか、仮に導入部のネタであっても使われてもねー、という感じ。
なんかオッサンが想像する女子のイメージがあって、そのイメージからのズレを敢えて露悪的に描く、というか。
その、本来なら不快極まりない話を、星野リリィ原案の(男女問わず)小悪魔的なキャラと、ちょっとポップな感じの背景絵でオブラートに包んでいるというのかな。
あるいは、ペンギンギャグで、コマとしてごまかしているというか。
そう思うと、ハゲオヤジが背景として地下鉄内とか出てくるのも、
オヤジギャグ的に見えてくる。
そういう意味で、作り手のナルシスティックな自意識がそこかしこに溢れているようで、むしろ気持ち悪い、というか。
そう思うと、この作品が2クールってのはかなり微妙な気がする。
1クールで、作品そのものの「主題」が比較的分かりやすい形で駆け抜けるほうが、そうした作り手の細部に対する拘りをあまり気にしないで、物語構成に引っ張られて見ていくことができるように思えるのだけど、2クールだと多分そうならない。
つなぎ的エピソードが、それだけ、あざとく、見えてくるように思う。
そう、どこかあざといんだよね、全体的に。
で、そのあざとさも視聴者もわかって見てくれてるよね、だって俺ら仲間だろ、というようなイヤーな感じが伝わってくる。あざとさをわかって楽しむのが我々の嗜みだよね、といわんばかりの。そういう自意識が画面に溢れているように思えて、気持ち悪いんだよね。
とはいえ、しばらくは見続けるつもりだけれど。
ただ、見た目の感じでこういう作品が『まどマギ』と同列に語られそうな状況はちょっとどうかと思う。
それこそ、最終回を終えたところで見ないとわからないのかもしれないが。
その最終回が半年先と思うと、ちょっと苦しい。
第1話にあったような、イワトビペンギン帽のノリだけで飛ばせれば面白かったのだけど。
画面に漂う閉塞感が、時折、ほんとに痛々しい。