やっぱりいい話だったねー。
もちろん、原作は既読で、終わり方もわかっていた。
でも、それがわかっていても、よくできていたなー、と。
というか、こと、このマザーズ・ロザリオ編については、とにかく、ユウキとアスナの中の人、つまり、悠木碧と戸松遥の二人の好演がよかった。
あまり、CVで物語を評価することはなかったのだけど、今回については、違ったかな。
正直なところ、普段の二人は、なんていうか、芝居があざとくて、実はあまり好きなタイプの演技ではないのだけど、とにかく、今回については、この二人でないとダメだったんだろうな、と思う。
特に、戸松遥については、OPの歌も含めて、マジで、よかった。
思うに、この人の場合、凛とした風情がある役の方が合ってるかな。
要は、キリトといちゃいちゃしているよりも、自分の道を探している、という感じの役の方がすんなり入ってくる。要するに、萌えキャラの演技じゃないんだよね。
それは、悠木碧にもいえて。
彼女の芝居も普段は臭くてやってられないな、と思うのだけど、今回のユウキについては、とりわけ最後の菩提樹?の下で、アスナに抱かれながらこと切れるところは、あの縁起じゃないとダメだよね。
ということで、ホント、よかった。
まぁ、おしなべて川原礫の物語が、今風ではない、一昔前の涙腺刺激型の、ベタベタな展開を好む感じだから、物語のタイプとしても、あっていたのかもしれない。
たしか、原作のあとがきでも、マザーズ・ロザリオ編については、どうしてユウキが死ぬ必要があったのか、ということに対して、かなり生真面目に取り組んだという話が書いてあったように記憶しているのだけど、ホント、そういう感じ。
SAOについては、アインクラッド編で、マジモンのデスゲームを入れてしまったため、後の物語も、なにかしら、バーチャルの生死と、リアルの生死が、オーバーラップする展開を繰り返している。
で、その全部が必ずしも成功しているとはいえなくて、たとえば、GGO編なんかは、さすがに設定にギミックが多すぎて、えー、それはさすがに・・・、と思わざるをえなかったわけだけど。
でも、このマザーズ・ロザリオ編の場合は、メディキュボイドというVRだったら絶対開発されるに違いない医療用機器の話で、しかも、医療用の利用者といえば・・・、という、想像可能な世界のため、死の物語が自然に接続されて、お話として、多分、それはありえるな、というものになった。
もっとも、ユウキの物語は完結しても、他のスリーピングナイツの面々はどうなるの?あるいはどうなったの?という疑問が残ってしまうわけだけど。作中では、シウネーやジュンの容態が良い方向に向かった、てところで終わっているわけど。じゃ、ノリは?とか思ってしまうわけで。
このあたりの後日談は、物語の余白を埋めるという意味でもう少し補ってほしいところかな、と思う。というか、気が気でない。
そういう意味では、GGO編をあと2話ぐらい短縮して、マザーズ・ロザリオ編を、若干のオリジナルをいれてもいいから、あと2話くらい欲しかったかもしれない。アスナの母との話がちょっと唐突だったこともあったし。
なんていうか、オリジナルでいいから、ユウキとキリトさんが話しているところとか見たかったよね。剣で語る、ってだけじゃなくて。
あとは、最後の茅場晶彦の影の部分。
これは、もちろん、後のアリシゼーション編に向けた、ちょっとしたつなぎでもあるのだけど、さすがに、ユウキの物語としては唐突だった
むしろ、その部分は、EDを挟んで明らかにする、ぐらいの構成がよかったのかも。
なんていうか、ユウキの死すら、茅場晶彦の掌の上の出来事のように解釈できなくもなくなってしまうわけで。で、実際、そういうところもあるのだけど、でも、それは、さすがに、ユウキの死、という物語のクライマックスとはそぐわない。
実際、原作を読んだ時も、最後のところは唐突だな、と思ったし。
まぁ、現在のSAOの世界的人気からすれば、多分、三期もあって、それは、アリシゼーション編の前篇になるのだろうけどね。
ただ、あの話は徹底的に、キリトとアスナたちの物語世界が分断されてしまうから、1クールとか2クールとか使って行う構成にあってるかどうかというと、結構微妙だろうな、と思う。
その意味では、昔の『空の境界』のような、尺がそれぞれ異なる映画版のような形で、製作する、というのがあっていると思うのだけど。クールに縛られずにね。
GGOにしても、マザーズ・ロザリオまでで2クールという縛りがなければ、もっとサクサク進む形で構成できて、もっとメリハリの効いた良作になったと思うから。
ということで、三期は楽しみではある。
しかし、SAOもとうとうアリシゼーション編を残すばかりか。
凄いといえば凄い。
しかし、あれは、マジで、長丁場の物語だからねー。
むしろ、SAOPの方を、スペシャルで作っていくほうがいいのかもしれない。
ともあれ、SAO2期、全体としてみれば面白かった。
こうなると、アクセル・ワールドの2期も見てみたいなぁ。
もちろん、原作は既読で、終わり方もわかっていた。
でも、それがわかっていても、よくできていたなー、と。
というか、こと、このマザーズ・ロザリオ編については、とにかく、ユウキとアスナの中の人、つまり、悠木碧と戸松遥の二人の好演がよかった。
あまり、CVで物語を評価することはなかったのだけど、今回については、違ったかな。
正直なところ、普段の二人は、なんていうか、芝居があざとくて、実はあまり好きなタイプの演技ではないのだけど、とにかく、今回については、この二人でないとダメだったんだろうな、と思う。
特に、戸松遥については、OPの歌も含めて、マジで、よかった。
思うに、この人の場合、凛とした風情がある役の方が合ってるかな。
要は、キリトといちゃいちゃしているよりも、自分の道を探している、という感じの役の方がすんなり入ってくる。要するに、萌えキャラの演技じゃないんだよね。
それは、悠木碧にもいえて。
彼女の芝居も普段は臭くてやってられないな、と思うのだけど、今回のユウキについては、とりわけ最後の菩提樹?の下で、アスナに抱かれながらこと切れるところは、あの縁起じゃないとダメだよね。
ということで、ホント、よかった。
まぁ、おしなべて川原礫の物語が、今風ではない、一昔前の涙腺刺激型の、ベタベタな展開を好む感じだから、物語のタイプとしても、あっていたのかもしれない。
たしか、原作のあとがきでも、マザーズ・ロザリオ編については、どうしてユウキが死ぬ必要があったのか、ということに対して、かなり生真面目に取り組んだという話が書いてあったように記憶しているのだけど、ホント、そういう感じ。
SAOについては、アインクラッド編で、マジモンのデスゲームを入れてしまったため、後の物語も、なにかしら、バーチャルの生死と、リアルの生死が、オーバーラップする展開を繰り返している。
で、その全部が必ずしも成功しているとはいえなくて、たとえば、GGO編なんかは、さすがに設定にギミックが多すぎて、えー、それはさすがに・・・、と思わざるをえなかったわけだけど。
でも、このマザーズ・ロザリオ編の場合は、メディキュボイドというVRだったら絶対開発されるに違いない医療用機器の話で、しかも、医療用の利用者といえば・・・、という、想像可能な世界のため、死の物語が自然に接続されて、お話として、多分、それはありえるな、というものになった。
もっとも、ユウキの物語は完結しても、他のスリーピングナイツの面々はどうなるの?あるいはどうなったの?という疑問が残ってしまうわけだけど。作中では、シウネーやジュンの容態が良い方向に向かった、てところで終わっているわけど。じゃ、ノリは?とか思ってしまうわけで。
このあたりの後日談は、物語の余白を埋めるという意味でもう少し補ってほしいところかな、と思う。というか、気が気でない。
そういう意味では、GGO編をあと2話ぐらい短縮して、マザーズ・ロザリオ編を、若干のオリジナルをいれてもいいから、あと2話くらい欲しかったかもしれない。アスナの母との話がちょっと唐突だったこともあったし。
なんていうか、オリジナルでいいから、ユウキとキリトさんが話しているところとか見たかったよね。剣で語る、ってだけじゃなくて。
あとは、最後の茅場晶彦の影の部分。
これは、もちろん、後のアリシゼーション編に向けた、ちょっとしたつなぎでもあるのだけど、さすがに、ユウキの物語としては唐突だった
むしろ、その部分は、EDを挟んで明らかにする、ぐらいの構成がよかったのかも。
なんていうか、ユウキの死すら、茅場晶彦の掌の上の出来事のように解釈できなくもなくなってしまうわけで。で、実際、そういうところもあるのだけど、でも、それは、さすがに、ユウキの死、という物語のクライマックスとはそぐわない。
実際、原作を読んだ時も、最後のところは唐突だな、と思ったし。
まぁ、現在のSAOの世界的人気からすれば、多分、三期もあって、それは、アリシゼーション編の前篇になるのだろうけどね。
ただ、あの話は徹底的に、キリトとアスナたちの物語世界が分断されてしまうから、1クールとか2クールとか使って行う構成にあってるかどうかというと、結構微妙だろうな、と思う。
その意味では、昔の『空の境界』のような、尺がそれぞれ異なる映画版のような形で、製作する、というのがあっていると思うのだけど。クールに縛られずにね。
GGOにしても、マザーズ・ロザリオまでで2クールという縛りがなければ、もっとサクサク進む形で構成できて、もっとメリハリの効いた良作になったと思うから。
ということで、三期は楽しみではある。
しかし、SAOもとうとうアリシゼーション編を残すばかりか。
凄いといえば凄い。
しかし、あれは、マジで、長丁場の物語だからねー。
むしろ、SAOPの方を、スペシャルで作っていくほうがいいのかもしれない。
ともあれ、SAO2期、全体としてみれば面白かった。
こうなると、アクセル・ワールドの2期も見てみたいなぁ。