BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

UQ HOLDER! 第127話 ネギって実はまだ正気?

2016-06-15 14:45:58 | UQH/ネギま!
前回ネギに続いて降臨した、ユエ、ノドカ、アル、ラカンの、UQHからの新規読者に対する説明回。
あと、ネギま!からの継続読者からすれば、懐かしのあの人たちとの再会回w
なにしろ、ユエやノドカがそのままの姿(といっても成人後の姿だけど・・・)で再登場するとは思ってなかったからねぇ。
てか、キャラ、全然ブレてないしw

しかし、やっぱり、「火星の白」の出処は明日奈だったかぁ。
でも、この世界は、明日奈が100年の眠りについて表向き、彼女は消えた存在だよね。となると、彼女の「白」の元となったDNAってどうやって採取したんだろう。。。
あ、でも、明日奈の髪が一本でも残っていればそれでいいのか、な?

ともあれ、刀太の正体は、ネギのクローン作成の実験から生まれた「実験体」。
まぁ、そこまでは今までも明かされていたわけだけど、今回は、それに新たな情報が加わった。
それが、72体試みられた中で、明日奈の「白」とネギの「黒」を共に受け継いだ唯一の成功体、という事実。
今後、残りの70体、出てくるのかね?
というか、これ、ほとんど、フェイトと変わらない存在なんじゃない?

ともあれ、そうなると、確かに、刀太自体が、一種の「最終兵器」ってことになる。
そして、その最終兵器を、どの陣営も確保したがるのもわかる。

しかし、であれば次に気になるのは、その刀太の能力を使って、ネギ一行は、何をしようとしているのか?

一応、「ネギ一行」と言ってるのは、少なくとも今回のラカンの描写を見ると、ラカンたちが「始まりの魔法使い」に操られた存在のようには見えない、ってとこで。
いや、まだわからないけどね。
でも、ユエとノドカも昔のまんまのように見えるしなぁ。

本来「死んで」いて当然のユエとノドカが再登場したことで、ああ、彼らは何らかの形で「幻影」なのか、って思ってしまうけど、それは単純に、ユエやノドカの目あたりの描写がそれっぽいからだけで、実は正気なんじゃないかな、と。

だって、刀太がクローンとして作成することができる時代でしょ?
だとすれば、別に、ユエとノドカが、自分たちのクローンを造って生き延びてもいいじゃない?
というか、そもそも魔法なんてワイルドカードがあって、かつ、ラカンやアルのような魔法体の存在がいる世界なんだから、彼女らが「不死者」に転じてもおかしくはないよね。

なにしろ、「世界図絵」と「いどのえにっき」をもつ二人なんだから。
彼女ら二人の前には、そもそも機密情報も秘匿情報も原理的にありえないわけで。
魔法探偵と読心術士の二人が組んだら、明かせない秘密はない。
だから、何らかの陰謀に気づいたり、秘密の実験にたどり着くことも不思議ではない。

・・・って何がいいたいのかというと、
とりあえず、ユエたちが正気だったとしたら、この先、物語はどこに向かうのか?ってこと。

少なくとも、まほら武闘会は、物語的には盛大なツリ、というか、刀太たちがパワーアップするための、作劇上の「口実」でしかなかったことは、十分明らかにされたので、そのパワーアップした、というか、「火星の白」の制御を心得た刀太を使って、ネギたちが何をするか、ってことだよね。

ていうか、ほんとに、あの時刻あの場所に刀太がいるための口実として、まほら武闘会があったわけでしょ。

それにネギにしても、確かに始まりの魔法使いの「共鳴り」の影響で自我を失いつつあるようだけど、でも、だからといって、まだ完全に精神を乗っ取られたわけでもないみたいだし。

となると、始まりの魔法使いが、いよいよネギを乗っ取れると確信した時には自ら表舞台に上がるはずだ、という「読み」をもって、ネギ自身が、自らの身体を彼女の前に差し出したのかもしれない。
そして、そのことはユエやノドカ、アルもラカンも知っていた、ってことなんじゃないのかな。あるいは、ネギの、自分の身体を囮に使う作戦に、彼らももとから賛同していた、ってことなのかも。

もしかしたら、そのネギの計画を知った上で、エヴァやフェイトは、ネギの身を案じるがゆえに、ネギの自己犠牲計画に反対していたのかもしれない。

エヴァは、とにかく一度憑依されたネギを解放するために、ネギ=始まりの魔法使いの殺害を考え、
フェイトは、そんなネギを救助する策を練るために自己鍛錬に励み、とりわけ切り札としての刀太を確保しようと努めた、
・・・とか。

でも、ネギの視点からすれば、さらに、その先を見据えているのかも。。。。

だってさ、ちょっとおかしいじゃない?

そもそもネギのクローン作成は、何を目的にしていたのか。
実験施設の名前からすると、クローンの作成実験自体は、ネギも了承の上で行っていたように思えるし。
それは、今回の刀太に対するネギの反応からもわかることだし。

だから、その実験の成功体たる刀太を使って、何をしようとするのか?だよね。

もしかして、やっぱり、ラスボスは魔族? ザジ? ポヨ?

ていうか、来週、重大発表って何?
UQHは次回で終わりで、
次々回からは、『ネギま!2』になります!、っていわれても全然驚かないなぁ。

それくらい、急転直下の展開。

ていうか、ネギって、やっぱりラスボスって感じじゃないからなぁ。
前作の英雄が、続編で悪役に転じる、ってのは、それこそ腐るほどある物語のパタンだから、そんな常套手段を、赤松健がこのままずっと引きずるようには思えないんだよね。

あっさり、そうした「お約束」の展開をひっくり返してくるように思うのだけど、どうだろう。

なんか、その先には、そもそもどうして刀太の世界には、こんなに「不死者」がいるのか。UQHワールドの、最も素朴な疑問に迫るような方向転換をするように思えるのだけどね。

でないと、あんな吸血鬼なりたての頃のエヴァなんて出してこないと思うんだ。
ダーナも、ただ刀太に稽古をつけただけでは終わらないと思うし。

もっとも、この世界は、魔法があって、テラフォーミングも可能な世界だから、その分、すでに「ナンデモアリ」の世界になってしまってるので、どんな真相が出てきてもおかしくはないんだけどね。

でも、それらがいかにもご都合主義にのった後出しジャンケンにならないように見せる工夫は、この作者は最低限、やってくるようには思ってる。

で、この新連載も120話を越えたところで、なんか「転」を仕掛けてくるんじゃないかなか、とは思うんだよね。

どうなるかなぁ。

でも、実はまだ正気でした、その正気が残っている間にデカイ賭けをします!、っていうような、ちゃぶ台ひっくり返すような超展開にならないのだとしたら、夏凛のいうとおり、マジで刀太・エヴァ側は、多勢に無勢の状態なので、もう一弾、助っ人として第三極の乱入があるように思うのだけど。。。

やっぱりフェイトなのかなぁ。
それとも、さらに「おお、あいつか!」って人が現れるのか。

とりあえず、次回を待つしか無いのかぁ。
うーん。

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