BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

アルドノア・ゼロ 第13話 『眠れる月の少女 -This Side of Paradise-』

2015-01-11 11:12:19 | Weblog
随分、ちっちぇー話になっちまったなー、というのが、見終わった第一声。

茶番だな~。

だって、結局、火星とか、地球とか、言ってる話は、ホント、どうでもいい背景でしかなくて、物語の本質は、(主には)スレインの私情、私怨。

まぁ、ザーツバルムからして、私怨から始めた戦闘だったわけだから、スレインだけが責められるべきではないけど。

うーん。なんだかなー。

要するに、物語の本質は、「セカイ系」じゃん。

一応、戦争に携わるもろもろの群像も描いているから、そうは見えないけど。

戦う理由が、徹頭徹尾、私情。
何の、大義もない。

こういうのどうなのかな―。

しかも、最後の場面で、アセイラムは昏睡状態にあって、それを毎日、愛でるスレインって。。。

いや、どう見ても、アセイラムの影武者を演じる妹は、スレインにラブで、それもあって、最後まで、アセイラムは覚醒しない、ということなんじゃないのかな。

というか、妹は、アセイラムの覚醒を邪魔するよね、きっと。
自分が影武者ってわかっているから。

となると、スレイン、アセイラム、妹の間で、痴話げんかがあり、で、そこに、改造人間伊奈帆が登場して、四人で痴話喧嘩する、って展開。

それに、伊奈帆側は、韻子が、伊奈帆ラブ参戦!って感じで動く。

うーん。

まぁ、最初から「騎士」なんていってるから、そういう、似非宮廷ロマンでもいいんだけどね。。。

確かに、これはもう、虚淵の話ではないよね。

なんだかなー。

とことん、茶番感が否めない。

まぁ、次回あたりで、とっとと伊奈帆マン!によって、アセイラムが覚醒して、彼女が、伊奈帆たちと行動を共にする、という展開になれば、ちょっとはおお!って思えそうだけど。

どうかなー。

あと、時代的には、確かに精巧な義眼を入れる、というのは選択肢なんだろうけど、なんていうか、伊奈帆が、あれだけ鉄面皮な人物であっただけに、具体的に身体能力をテクノロジーで補う、という展開は、避けて欲しかったかな。

機械的な存在だった伊奈帆を、機械的と捉えにくくなるし。

まぁ、その点は、確かに、義眼を入れて隊列に戻ったら、逆に、以前よりも気が利く男になっていた、・・・、みたいな表現で、裏切ってはいるんだけどね。

うーん。

これ、なにがしたいのだろう?

とにかく、第一話を観た時のおお!、という感じは、もうどこにもない。

ホント、ちっちゃくまとまった話になってしまったなぁ。。。

あと、ロボも完全に背景だね。メカも。

もちろん、スレインはクズだね。
しかし、彼級のクズがもっといないと、スレインだけが浮いていて、つまらない。

残念。

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