この国は形としては立憲君主国ですが実際は全くの君主独裁国家のようです。自民党の杉田衆議院議員から見れば「生産性豊かな全人類の模範となる王様」のようです。というのは現国王のムスワティ3世は2013年時点で14人の妻を娶っています。前代の国王であったソブーザ2世(1899年 - 1982年)も70人の妻を娶り、そこから生まれた王子・王女は210人にもおよんでいます。
モザンビークの次に訪れたのは「スワジランド」でした。「スワジランド」と紹介したのですが、今年4月19日に「エスワティニ」と国名が変わりました。しかし訪問当時は「スワジランド」であったのでこの表記で進めます。いろいろの紆余曲折後1968年イギリスから独立(ちょっと面白い歴史があります)し「スワジランド」と名乗りました。しかしこの名前はスワジ(多数民族名)+英語のランドであるので国民の不満がありました。そこで純粋のスワジ語で「エスワティニ」(スワジ人の場所)と改名したというわけです。写真はにぎやかな市場です。
国名問題について追加の余談話
フィリッピンの国名も他国スペインの王様の名前ですね。先年フィリッピンの下院議員が改名の提案をしたそうですが否決されたようです。このブログの2018年6月17日に紹介しています。ここスワジランドでは王様の一言で決まりました。