このように絶壁に造られた桟橋をめぐっての見学です。4世紀から11世紀にかけての壁画、彫像があります。ここで余談話。ここまでいつも大言壮語の同行者の一人がここで急に沈黙しました。どうやら高所恐怖症だったようです(私ではありません。念のため)。
中国三大石窟(莫高窟、麦積山石窟、炳霊寺石窟)はすでに紹介済みだと思っていましたが調べてみると麦積山(それも一枚だけ)だけでした。写真は古く(1998年)フイルム写真でボケていますが、敦煌莫高窟、麦積山、炳霊寺石窟の順番で紹介します。
まずは敦煌莫高窟の入り口です。
華清池はもうひとつ大きな歴史の舞台になりました。それは前々回に蒋介石で紹介した1936年の西安事件です。このままでは中国は完全に日本の植民地になると危惧した中国東北地方の軍閥張学良(1901~2001 日本軍に殺された張作霖の息子)がここ華清池に蒋介石を幽閉し共産党と協調して日本の侵略に対抗せよと迫ったところです。その結果第2次の国共合作ができ統一抗日戦線が成立したという中国近代史で極めて重要なところです。