ベナンでのガイドがあまりにも頼りないので皆さんからブーイングが起き最終日には現地手配会社の社長さん自らのお出ましとなりました。写真は社長のラジンさんです。イスラーム教徒でメッカに巡礼したことのあるハッジ(注)です。彼はベナン大統領の英語通訳者でもあります。(ベナンの公用語はフランス語です)
(注)メッカに巡礼した人はハッジと呼ばれ社会的に尊敬されています。
この旅行は2002年2月でしたがラジンさんは前年アメリカ合州国で起きた9・11のテロについて触れテロそのものはよくないが、アメリカが憎まれるのは当然であるし、その報復戦争はするべきではないと批判的でした(その翌年2003年にアメリカのイラクへの侵略戦争がはじまりました)。
今回の旅行ではイスラーム教徒にもキリスト教徒にも出会いましたが、なんとなくキリスト教徒の人たちには自信がなく、自己のアイデンティティを持たないのに対してイスラーム教徒の方は自己がしっかりしているように感じました。
今回で西アフリカ編を終了します。