前述のようにガートは沐浴場でもあります。そこで口をゆすぐ人もいます。現地のガイドさんが女性の沐浴姿を写さないようにしつこく言われたので良い写真は撮れませんでした。 ヒンドゥー教によれば、ガンジス河の聖なる水で沐浴すれば、すべての罪は清められ、ここで死に、遺灰がガンジス河に流されれば、輪廻からの解脱が得られるとのこと。
山秀さんのご要望もありインドでは火葬の後どうなるかを紹介します。遺灰はすべて川に流されます。特にガンジス河に流されることを望んでいるそうです。そのガンジス河沿いのベナレス(インド正式名称ヴァーラーナスィー)がそのメッカです。河沿いに火葬場があり、同じところに沐浴場がありそこをガートと呼びます。写真の薄い煙が立ち昇っているところが火葬場です。私たちはガンジス河にボートで乗り入れ観光?しました。
河馬の死体がプカプカ浮かんでいました。
coloさんに写真についてのコメントをいただきました。ポーランドの写真はデジタルでPCに入れていたものをリサイズせずにそのまま入れたものでした。
さて二回にわたって楽しいお墓を紹介しました。そこで今回はお墓を作らない人を紹介します。そのことは私の考えにも一致するので。それはヒンドゥー教徒の人たちです。余談ですが、インドでは仏教はヒンドゥー教の一分派と考えられています。 インドといえばガンジーが有名ですが彼にもお墓はありません。写真はガンジーが火葬され場所が記念として残っているものです。(デリー郊外)参拝?している人もあまり多くはありませんでした。
やまこさんから前回の「陽気なお墓」について木製か石造りかの質問がありました。残念ながらいずれであったか良く覚えていません。
そこで思い出したのがポーランドのチェコ国境近くにあるザコパネという町(村)で出会ったお墓です。19世紀後半ポーランドでは若い芸術家の運動が始まりこのザコバネに彼らの多くが住み着くようになリました。ここでの芸術運動はザコパネ様式と呼ばれるまでになりました。その芸術家たちのお墓です。現在のザコバネは登山とスキーのリゾート地とて有名だそうです。私はここでヤギのチーズを買って帰りました。
ウクライナの国境に接しているサンプツァという村に一風変わった観光地がありました。「陽気なお墓」という墓地でした。添乗員進藤さんの説明文をそのまま引用させてもらいます。「1935年、イオン・スタン・パトッシュさんが、人生の生と死の間の門が楽しいものであるように、そして残された人々が悲しみを少しでも癒されることができるようにとお墓楽しいもしたというのが始まり」
ハンガリー人の近くで畑を耕している女性に「マジャール?」と尋ねると「ヤー」いう返事が返ってきました。ちなみにハンガリー人はハンガリー人と呼ばれるよりはマジャールと呼ばれるほうを好むようです。機会があればおためしあれ。