小学生の唱歌(音楽)の授業の時、気持ちよく大きな声で歌っていた時、先生が「あなたは歌わなくてよろしい、みんなのハーモニーを乱すから」と注意をされて以来、音楽とは無縁の生活を送ってきました。NHKの紅白歌合戦を聞いたこともなければ、カラオケも知りません。したがってこのブログでも音楽に関することはほとんど紹介していません。(例外、ポルトガルの演歌ファド2009年9月9日、11日)
しかし、音楽抜きではキューバを語ることはできないようです。
この写真はトリニダーで撮影したものですが、このような街角風景はキューバでは珍しくはありません。日常風景です。
内部の祭壇です。残念ながらこの日は土曜日でユダヤ人にとっては安息日(シャバト)にあたり一切の労働は禁止されています。したがってこの地のユダ人の歴史などの説明を期待していましたが駄目でした。教会のカギを開けてくれたのもユダヤ人ではない近所の人でした。
シャバトについて2010年4月8にちょっと面白い話を紹介しています。
私には世界各地のユダヤ人跡を尋ねる趣味?があります。このブログでも世界各地のシナゴーグ(ユダヤ教教会、祈禱所)などをかなり沢山紹介しています。そのような日本人は珍しいようでモロッコのマラケシュでは現地ガイドにお前は日系ユダヤ人かと尋ねられたことは2008年12月19日に紹介しています。そこで今回もガイドブックlonely planet(p79)を見てみるとシナゴーグがハバナにということなのでツアーコンダクター(添乗員)の東山さんに頼んで現地会社と交渉してもらい、行くことになりました。Lonely planet によればキューバには約1500人のユダヤ人がいてシナゴーグは3つあり、ハバナのシナゴーグが一番大きく図書館などもあるという記載もされていました。そしてフレンドリーなスタッフがキューバでのユダヤ人の興味ある歴史を説明してくれると書かれおり非常に楽しみにしていました。ところが直前になってなぜか訪問が中止になりました。
旅行4日目サンティアゴ・デ・クーパでこの地にもシナゴーグがあるということで訪問しました。写真は入り口のプレートは非常に見難いですが5689-5760という数字は聖書の神の天地創造の日(西暦紀元前3761年)を1年とするユダヤ暦の年号です。
アフリカから連れてこられた奴隷たちは自分たちの固有の宗教を禁じられました。そこで支配者の宗教カトリックを強制されましたが、その中に彼ら固有の宗教を入りこませました。そこでカトリックではあるがその中に各民族固有の宗教が入り込んだ宗教が成立しました。キューバでは約80%の人たちがこれらの宗教を信じていると言われています。だだ、彼らに宗教を尋ねるとカトリックと答えます。このアフリカの伝統宗教の影響を受けたカトリックの宗派おもに3つあり、キューバで最も多いのがサンテリアと呼ばれています、これは現在のアフリカのナイジェリアの多数民族ヨルバの宗教に起源を持ちます。
今回、サンティアゴ・デ・クーパ郊外にあるサンテリアの教会コブレの聖母寺を訪れました。外見は普通のカトリック教会変わりませんね。