ここを訪れる観光客も少なくこのような踊りも披露されることも少ないのでしょうか、多数の見物人が押し掛けてきました。
“Curl”さんゾロアスター教についてのコメント有難うございました。そこで「 ドイツ人がキリスト教以外の宗教について興味を持つということは非常にめずらしいのでしょうか?」と述べられていますが それについて「ゾロアスター教」青木健著(講談社メチエ)の以下の文章が参考になるかと思い紹介します。
「イラン高原のアーリア人の諸宗教が絶滅した後も、遠い昔に聖賢の道を説いたとされるザラスシュトラ・スピターマ(ゾロアスター教の教祖)の記憶は、ギリシア語、ラテン語文献を通じてヨーロッパで生き続けた。そしてさまざまな伝承をまとわりつかせつつ、それ自体が第二の生命を持ったかのように、ヨーロッパの宗教思想史上で活躍し始める」(p188)
「20世紀前半、ヨーロッパにおける独自のザラスシュトラ像の発展に、また新たな1ページが書き加えられた。しかも、今度は19世紀からドイツにくすぶっていた『アーリア民族至上主義』の要素が前面に現れ、ザラスシュトラは『アーリア民族の英雄』としての衣をまとうのである(私注 ヒトラーのナチズムの出現)」(p194)
「日本人はゾロアスター教がいかにも神秘的なイメージで語られていた19世紀末期から20世紀初めのころに、ヨーロッパ経由でーしかもドイツ経由でー同教を知った」(p199)
蛇足ですが、単純化された私の考えを述べておきます。ゾロアスター教徒とキリスト教とは親和性が強いと思います。たとえばキリストが洗礼を受けた後、悪魔の誘惑を受けますが(マタイ4章、マルコ1章、ルカ4章)、この悪魔はゾロアスター教のアーリマンと思います。ゾロアスター教はユダヤ教、キリスト教、イスラーム教の始祖と思っています。なお、青木健氏によれば大乗仏教にも強い影響があったとしています。 “curl”さん今後ともよろしく。
村を無遠慮に覗かしてもらった後、広場で踊りの披露がありました。 この写真は西遊旅行社の総合ツアーパンフレットNO127号とホームページに使用されています。私のこの写真が西遊旅行社の本に採用されたということで、その逆ではありません。念のため。
グイリゼ村を訪問しました。マラウィで最大の民族、したがってマラウィでその言語が公用語(2010年1月12日)になっているチュワ語の話者であるチュワ人の村です。
村長ご夫妻が正装で歓迎してくれました。
ここも前回紹介したジャイカの最近の観光資源開発の一つのようです。したってガイドブックlonely planet にも記載されていないところです。
ここで活躍されているジャイカの松永和之さんです。北海道の家具屋に14年勤務されマラウィに来て半年です。なお、モロッコで活躍しているジャイカの中のボランティア組織、青年海外協力隊の方を2008年10月28日に紹介しています。
ジャイカJICA(Japan International Cooperation Agency)は日本国政府の国際協力機 関です。マラウィへの協力隊員の派遣は累計で1100人を越え、フィリピンに次いで世界2位になります。 そのジャイカの成果の一つを見かけました。竹細工の家具の製造の援助です。