救命胴衣を着用してクリアス川をクルージング。目当てはボルネオ島にしかいないテングザルです。しかし、残念ながら遠くに子ザルがかすかに見える程度でわたくしのカメラには収めることはできませんでした。
翌日、キナバル国立公園へ。東南アジア最高峰キナバル山(4096m)が見えました。その後植物園に向かいましたが、わたくしにはさっぱりわかりません。
今回で「マレーシア・ブルネイ」編を完結します。
恥ずかしながら、マレーシアに王様がいるということは知りませんでした。政体は「立憲君主国」なんですね。知りませんでした。19州のうち9州のスルタンが輪番制で5年の任期です。輪番制の王様というのは珍しいです。王様の権限はありません。
写真は王宮です。向こうに霞んで見えるのが国立モスクです。
キャメロン・ハイランドからマレーシアの首都クアラルンプールへ向かう途中の車窓からの風景です。写真が下手でのボケではありません。大気汚染なのです。海を隔てての隣国インドネシアのスマトラ島での焼畑によるものです。マレーシアもインドネシアに抗議しているそうですが、解決していません。
ネット検索をしていたら、「熱帯の焼畑の現状と問題」という高知大学大学院黒潮圏海洋科学研究科田中壮太氏の論文に出会いました。結論部分を以下紹介します。
「環境保全論者として焼畑農業や油ヤシプランテーション・森林伐採を非難するのは簡単である.しかし,焼畑は,農民が生きていくために依然として必要な手段だ。***筆者自身,その答えをまだ見出せないでいる」