100倍楽しむ海外旅行  時々国内旅行

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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

「臨時特別編」 寿命の性別差

2020年03月30日 07時56分47秒 | 時評


 写真は3月7日の朝日新聞の別刷り「b」のコピーです。周知のように人間の寿命には性別差があることはよく知られています。(ただし国別にはその差にかなり違いがありますが)この記事では他の哺乳類もやはり寿命の性別差があり人間と同じくメスのほうが長生きとされています。ただし個別の哺乳類の性別の寿命についての数値は示されていません。
 同じ朝日新聞2019年10月4日の記事では京都大学の研究として「オス30.3歳」「メス26.3歳」が紹介されています。3月7日の記事とは違いますね。両者に食い違いがありますね。
 わたくしは以前から動物の寿命の性別差について関心があり上野動物園、鹿児島の平川動物園、鹿児島大学獣医学科などに問い合わせたことがあります。いずれも不明との回答でした。
 以上の趣旨の文章をこのブログ(3月12日)に書きました。その後このことについて朝日新聞にメール(science@asahi.com)で2度。電話で1度問い合わせましたが、回答をいただけませんでした。そこでこのブログを読んでいただいている方々のご意見をいただきたいと再録しました。よろしくお願いします。

「臨時特別」編 新型ウィルスとマスコミ報道に思う

2020年03月27日 07時51分50秒 | 時評


 写真は朝日新聞2月22日「オピニオン&フォーラム」の「マスク依存症」の記事です。結論は簡単です。「元気な人の予防なら不要」「通常のマスクには、感染症から身を守る効果はあまりありません」 このことは以前インフルエンザが流行したときに一部でしたがTVでも報ぜられましたが、今回は全くありません。 同じ欄に吉川茂さんが「マスクが『他人の健康にも配慮ができる』と見せるための『自己提示』の道具」と述べています。わたくしはそのことが正しいか、正しくないかには関係なく世の中の趨勢がそうであればそれに従うという、かわいそうな性からきていると思います。わたくしの見た範囲内ではこの記事以外にマスクの効用について報道はありません。わたくしはこの朝日新聞の記事が拡散することを願っての雑文です。生物的にはパンデミックは怖いですが、人間社会から見ればこのことはパンデミックと同じくらい、いやそれ以上に危険なような気がするのですが。正しいか正しくないか、悪か善かを考えることなく大勢に順応し、大勢から白い目で見られることを恐れることがファシズムの土壌だと思うのですが。極論かな。
 マスコミにお願いがあります。それは毎日各国別の感染者数と死者数が紹介されていますがそこに人口比の数字を併記してほしいのです。例えば中国での感染者8万1177人、イタリアでは6万3927人(朝日新聞3月25日)とありますが、人口比では中国はイタリアの約21倍です。とすればイタリアの感染者は約134万人です。人口比では中国は約0.006%ですが、イタリアでは約0.1%になります。これでより一層イタリアのひどさがわかると思うのですが。
 昨日のTVで面白いシーンを見ました。30人以上の新型コロナ患者を治療している医者にTVのアナウンサーのインターヴュです。アナウンサーはマスクを着け、医者はマスクなしです。


「北インド周遊15日の旅」 エローラ石窟寺院1

2020年03月24日 07時52分11秒 | インド


 ウダイプルからアウランガーバードへ飛行機で向かいました。そこからエローラ石窟寺院に向かいました。この石窟寺院群は3つの宗教が共存する世界的にも珍しい存在です。もちろん世界遺産です。仏教寺院が4,5世紀ごろから7世紀ごろ、ヒンドゥー教の寺院が6~9世紀、ジャイナ教寺院が8~10世紀に造られたと考えられています。

「北インド周遊15日の旅」ジョードプル~ウダイプル おにぎり弁当

2020年03月18日 07時53分11秒 | インド


 ジョードプルからウダイプルへ向かいました。途中の茶屋(?)で夜中に起きて小林さん(添乗員)が握ってくれたおにぎりをいただきました。一同大感激でした。このツアーでは食事はほとんどビュッフェ形式で料理はすべて辛いカレー味ばかりでした。特別にわたくしはカレー味が苦手ではなかったのでしたが、毎食となると。なぜかビュッフェの料理の中にカレー味ではない焼きそばがありました。そこで旅の後半は焼きそばだけを食べていたので大感激も一段と。後日のアンケートには「大感激」と書きましたが、添乗員が夜中に起きて「握り飯」はあまりにも過剰労働なのでやめるべきだと併記しました。この写真でなぜかわたくしの難しい顔が撮影されています。いまだになぜか?

「北インド周遊15日の旅」ジョードプル メルハンガル城塞 サティー

2020年03月12日 07時52分34秒 | インド


ジャイサルメールの次の観光地はジョードプルでした。1459年マルワール王国の首都として建設され1947年インド独立まで藩王国として機能しました。この写真はこの王国メルハンガル城塞の鉄鋲の門にある女性の殉死(サティー)の手形です。 インド(ヒンドゥー教徒)ではつい(最近まで)、夫に先立たれた妻は、夫を葬る荼毘の火中に身を投じて殉死することが美徳とされました。これをサティーといいます。19世紀以来たびたび禁止命令が出されましたが最近では1987年のサティーが話題を呼びました。賛美者が毎日数千人参拝に訪れました。賛成派、反対派で議論が沸騰しました。私は今でも非公然の形で行われているのではないかと疑っています。
 その証拠に平均寿命の男女比を調べてみました。日本では2009年の統計では男100に対して女108.6です。(以下女性のみ表示)。2017年、107.6. インドでは2002年~2,006年には102.5 2012年~2016年には104.1
 インドではかなり男女比が日本より接近しておりそれが最近では少し開いてきていますね。これはサティーが少なくなってきたことと関係していると考えるのですが。私の妄想かな。
 ついでに妄想の続き。人間の平均寿命には女性のほうが長いのですが、国によってかなり違いがあります。その理由を考えるのも面白いのですが今回は省略して他の動物では。10年ほど前に上野動物園や大学の獣医学部に尋ねたところ不明との返事でした。ところが2019年10月4日の朝日新聞の記事に京都大学の研究チームによると、チンパンジーの平均寿命が28.3歳でオスが30.3歳、メスが26.3歳だそうです。またところが、2020年3月7日の朝日新聞によると哺乳類は「メスの子育てによるホルモン」でメスが長生きと書かれていました。ただしこちらは数字の裏付けなしです。
 ついでにインドの女性に関する風習を紹介しておきます。結婚時に、花嫁の家族から花婿および花婿の家族に対して支払われる持参財をダウリーといいます。この持参財の額が桁外れで花婿の年収の数倍から数十倍になります。嫁入り先で持参財が少ないため追加要求され、いびられ自殺したり、殺されたりする例が1961年に「持参財禁止令」が出されたにもかかわらず年々増加しています。
 そこで男女の出生率を調べてみました。インドでは女性に対する男性の比率は1.108で日本は1.057です。この差はダウリーかな。もっとも一番高いのは中国で1.16です。
 最近ジェンダー・ギャップが話題になっていますが、この問題を考える際に、男女の平均寿命、出生率、健康寿命などのファクターも入れて考えるべきだと私は思います。