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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

番外編 お墓 最終回 フェデリコ皇帝ことなど

2006年01月28日 09時18分43秒 | 

 今回で「番外編 お墓」を終えます。まだレーニン、ホーチンミン廟とか、プロイセンのフリードリッヒ大王(写真)(注)とか、などなどのお墓は観光したのですが誰でも知っていることなので紹介の必要はないと思います。ただ一つ写真はないのですがなぜか10年以前にもかかわらず脳裏から消え去らないシチリアのパレルモで見たフェデリコ皇帝(神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒⅡ世 1194年~1250年)のお墓について少しだけ。 

  (注)ベルリンのサンスーシー宮殿の庭園で見かけたものですが、最近作ら     れたように思います。というのは“DER GROSSE ”と書かれているのは最近の正書法で、古くは“DER GROßE ”であったはずだからです。 

 パラティーナ礼拝堂の彼の棺の前には絶えることのないドイツ人観光客からの花束が手向けられていました。このことが彼の棺を忘却の彼方に追いやらない理由のようです。 

 彼はドイツ人でしたがイタリアで生まれ育ちその殆どの生涯をイタリアで過ごしたイタリア語を話すノルマン・イタリア国王でもありました。アラビア語その他数ヵ国語も話す彼は度重なる教皇の十字軍遠征の要請に対しても返事を延ばし、いざ出兵となると、事前にスルタンと交渉して無血でエルサレム王国の支配権を確保し、自らエルサレム王位につきました。

 このノルマン・シチリア王国は異文化共存の国家で近年注目をされています。 

 追記 2005年12月17日「番外編 お墓 アルメニア1」でアルメニア人大量虐殺に関する発言で、国家侮辱罪に問われたトルコ人作家オルハン・パムクの朝日新聞の記事を紹介しました。1月25日の同じ朝日新聞の報道によれば23日トルコ、イスタンブール地方裁判所は訴訟の取り下げを決定したと報じています。 

 次回からは最初の「ルーマニア編」に戻ります。


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