採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

牛奶果 スターアップル

2019-04-04 | +フルーツ

台南市街地の南の方にある崇徳市場、ホテルから近いこともあり、ほぼ毎朝覗きに通いました(午前のみの市場なのです)

ある日、とある小さな果物屋さんの店先に目がとまりました。
濃い紫色の大き目のフルーツ。
大事にネットで包まれています。

輸入もののプラムかしら。最近のプラムって、サイズも大きいしね。
牛奶果 ってあるけれど、牛奶ってミルクのことよね。
高級な美味しいプラムって、ミルクっぽい・・・かな? まあ、とろっとしてるし。

よくよく見ると、そばにチラシがおいてあります。あ、プラムじゃないんだ! 

スターアップル

食べ方案内に写っている断面を見ると、全く未知のフルーツです。
とろんとした果肉で、外側の紫色のところは食べられないみたい。


物陰にて、タブレットで検索。
(「奶」は「ナイ」って読むみたいだけれど、変換では出て来ないので、「珍珠 茶」で検索して出てくる「珍珠奶茶」(タピオカミルクティ)の奶をコピペします)

さすがネット、「スターアップル」ということが分かりました。別名スイショウガキ、カイニット。
どの名前も初耳。

ひとまず買うか!


お金を払ってびっくり、110元もしました。
1個500円近く!
台湾では、美味しい旬のフルーツがとても安く買えるので、驚異的に高価です。

値札がついていたら買わなかったかもしれないので、勢いで買ってしまってよかったかも。
 

スターアップル

さて、ホテルにてじっくり検分。
まんまるで大きい~。
結構ずっしりしています。
表皮の感じは、プラムよりは固く丈夫ですが、ゴツゴツした木質なマンゴスチンよりは柔らかく水分を含んでいます。
 

スターアップル

花落ち側の濃い紫に比べ、軸側は、紫色が薄く、緑色が多め。
ぽっちり丸い軸は、とても短いです。木にくっついているときの軸はもっと長いようなので、短く切ってあるのかな。

 

スターアップル

横断方向に切るとスター模様が見えるのかもしれませんが、チラシ通りに、縦に切ってみました。
おお、写真と一緒だ。

検索して出てきた日本語ブログによると、食べる前に果実を揉むようなのですが(チラシの最初の3行にもよく見るとそんなようなことが書いてある)、果物を揉むなんてちょっと憚られ、揉まないままです。
(まあるくてほどよくずっしりして、ぽっちりがあって、そして揉むとミルク色の果汁が出ることからか、おっぱいフルーツと呼ばれることもあるとか)

 

スターアップル

果肉は、容易にスプーンですくうことが出来、トロピカルフルーツによくあるタイプの、みずみずしいゼリー状。
とろっとしたピュレ状の果肉と、タネの周りのちょっとコリッとした部分の食感は、丁度熟柿のようです。
果汁は、上の写真で底にたまっているのが分かるでしょうか、ミルクのような白濁色。
で、味は、検索では、りんご、柿、洋梨、などに例えられていましたが、んーーーーー・・・、薄い味
酸味は全くないです。甘さも薄め。

熱帯で広く栽培されており、詩にも詠われているということは、何らかの特徴的な風味(香り)があるはずと思うのだけれど、それがよく分かりません。
(この個体だけで考えると、マンゴスチンの方が断然美味しいと思います)
Wikipediaに「とても味が良い」とあるので、ベストの果実は、また違う味なのかもしれません。


 

スターアップル

果皮側をぎゅっと押しても、ミルク色の果汁が出てきます。

サツマイモのヤラピンの場合は白い液体がひどいアクなので、この滲み出す白い果汁を見るとドキドキしますが、スターアップルの乳液は特に変な味ではないです。
かといって、果実を揉みほぐしてこの果汁をたっぷり絞り出して食べたい、というほどの味も特になし。

揉むのはなんでだろう。
多少若い段階の場合、揉んだ方が匙ですくって食べやすいからかな。
(それくらいのやや固め果実の方が風味がちゃんとあるのかも?)
 

スターアップル

中からはタネが7個出てきました。
富有柿のタネのような形状です。
マンゴスチンは、タネと果肉がくっついて綺麗にツルリと剥がれずもどかしいですが、これはその点ではスッキリ感があります。

 

スターアップル

蒔いたら芽が出るんだろうか。

寒さに耐えて生き延びたとして、7年で実がなるそうだけれど、高さ20mにもなるのは大変だわ。
(そんな大きくては手入れや収穫が大変なので、果樹園では小さく育てているのかしら・・?)
 


■参考情報
ベトナムやキューバでは、切手になるほどに愛されているフルーツのようです

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柑橘くらべ:ブラッドオレンジ(タロッコ) ピンクネーブル

2019-03-12 | +フルーツ

かずさんに頂いた柑橘のなかに、「ピンクネーブル」という初めてみるものがありました。

折角なので、タロッコ(ブラッドオレンジ)と見比べてみたいと思います。

 

タロッコとピンクネーブル

外見は、どちらも普通のオレンジ色。
ピンクネーブルも、特に変わった様子はない気がします。

切ってみました。
 

タロッコとピンクネーブル

タロッコと、ピンクネーブル。

 

タロッコとピンクネーブル

タロッコは、ところどころに赤いサシが入ります。
赤の入り具合は、ものによりいろいろ。これは、少し少な目かな?
愛媛のブラッドオレンジにはもうひとつモロという種類がありますが、厳密な違いは私にはよく分かりません。
どちらも、赤いアントシアニンのせいか、ベリー系の風味がします。

炭酸飲料に、「ブラッドオランジーナ」というのがありましたが(期間限定だったのかな)、それと、このホンモノのブラッドオレンジを絞ったものを半々くらいの割合で混ぜると、抜群に美味しいです。

 

タロッコとピンクネーブル

さて、ピンクネーブル。
ピンク・・・。むむむ。少し赤味がかっているような、そうでないような・・・・???
グレープフルーツは、もとが薄黄色なのに比べると、ピンクグレープフルーツは明らかにピンク色をしています。
ネーブルオレンジの場合は、濃いオレンジ色に、ピンクを混ぜたとしても、ピンクの効果は弱いかも・・・。
普通のネーブルオレンジと見比べると違うのかもしれません。

色はよく分かりませんでしたが、味はちょっと違うかも。
いわゆるオレンジ味がちょっとだけ薄く、その代わり、かすかに いちご の風味がするのです!
タロッコのベリー風味ではなく、いちご風味。

アントシアニン色素があるのでベリー味、というのはなんとなく分かる気がしますが、いちごって、アントシアニンとは関係ないですよね。
なんでいちご味に感じるんだろうか・・?
(ごくうっすら、なので気のせいかもしれませんが・・。)


 


柑橘天国ならではの、レアな品種でした。
かずさん、ありがとうございました!

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柑橘くらべ:はれひめ たまみ

2019-02-18 | +フルーツ

(月曜にアップしましたが、タグを間違えたようでフォームが崩れてて文章なども抜け落ちていたので、修正しました)

いま我が家にはいろいろな柑橘があります。

柑橘

これ全部、違う種類。
大半は、柑橘天国愛媛からの頂きものです。
(かずさん、ありがとうございます!!!)

 

柑橘

大きい順から並べると、宇和ゴールド(河内晩柑)、甘平、はれひめ、八朔、タロッコ、ピンクネーブル、たまみ、媛小春、伊予柑(おそらく)、黄金柑(おそらく)、じゃばら、花柚子。

馴染みがあるものや、想像がつくものが大半ですが、「あなた、どなたでしたっけ?」と言いたくなる全く未知のものが二つ。
はれひめとたまみ。
このふたりのお嬢さんたちについてじっくり調べてみることにしました。
 

柑橘はれひめとたまみ

こちらがはれひめ。
つやつやした皮で、比較的濃いめのオレンジ色。サイズは大き目で、こんもり中高の形状。
皮は浮皮というほどではないかもしれませんが、触るとふんわり感があります。
 

柑橘はれひめとたまみ

たまみは、はれひめよりは明るい色。
表面がぶつぶつとくぼみがあって、美肌ではないです。(小鼻の横のぶつぶつみたい)
大きいものは、皮がぶかぶかな感じ。
サイズは大小いろいろなのかな。
扁平な形状です。

 

 alt=

はれひめとたまみ。


柑橘はれひめとたまみ

割ってみました。
どちらも簡単に手で皮が剥けるタイプです。
はれひめがやや中高で、たまみは扁平なのが分かります。

伊予柑は、皮を剥いただけで、甘いスイートオレンジの香りが漂いますが、この二つに関しては、皮の香りはそれほどでもありませんでした。


柑橘はれひめとたまみ

皮ですが、はれひめは、伊予柑系の、内側がふわふわとワタのような皮。
たまみは、温州みかんのような皮。

柑橘はれひめとたまみ

房のようす。
はれひめは、綿のようなスジがついて、果肉は伊予柑に似た感じの柔らかめな感じ。
たまみは、スジが少な目で、薄い皮から果肉が透けて見えるところが、雪花石膏(アラバスター)のように綺麗。甘平と似ています。


柑橘はれひめとたまみ

たまみの果肉は、ぷりぷり固め。ここも甘平みたい!
皮が剥きやすいみかん系でパリパリ食感は、甘平とポンカンくらいだと思っていたのでびっくり。
(大玉系は文旦や八朔がありますが)
味は、甘酸っぱく濃い味で美味しいです。
これは!覚えなくては!(こういうタイプが好みなのです)
これまでノーマークでした。


はれひめの果肉は、写真撮り忘れましたが、伊予柑のようなジューシーな感じ。
ものにもよりますが、酸味はほぼない~弱めのようでした。
皮は手で剥けるので、はれひめは、伊予柑を、皮を剥きやすくした感じかな。
房の薄皮は食べてしまうことも出来ますが、薄皮に比べて果肉が柔らかいので、ないほうが嬉しいかも。
伊予柑みたいに剥くか、しごいて食べるのがいいかもしれません。


はれひめの特徴はむしろ皮に。
確認のためちょっとかじってみたところ、柔らかく苦みも全然なく、生のままでもちもちとしておいしいのです。
(別のものも食べてみた結果、時間が経過して酸が抜けた実ほど、皮の苦みも抜けているような気がしました。
酸味があるものの場合、多少は皮にも刺激が残っています。でも長時間の水さらしなどは不要な程度。)

あれ?柑橘の皮ってこんなに柔らかかった?
伊予柑はどうだっけ?と伊予柑の皮をかじってみましたが、伊予柑は普通ナイフで切り目をいれるだけあって、皮の表面付近がしっかり固かったです。

この皮は使わなくては損です。

とりあえず簡単ママレードを作ってみることにします。


柑橘はれひめとたまみ

こうやって刻んで、お砂糖と水適量をふりかけ、電子レンジへ。
(果肉はうっかり全部食べてしまいました・・・)

柑橘はれひめとたまみ

ほんの数分で柔らかく煮えて、はれひめ皮ジャムの出来上がり。
加熱した後に内側の白いところが白いままに残るのも、伊予柑に似ています。
(品種によって違っていて、例えば八朔は白かったところは透明に煮えます)

(酸味がなくては美味しくないので、このあと酸っぱい黄金柑の果汁を絞って、甘酸っぱく調味しなおしました。)


■まとめ
はれひめ
・伊予柑の、皮が剥きやすいタイプ
・皮は柔らかくてアクが少ないのでママレードにぴったり。サラダもいいかも。

たまみ
・皮が剥きやすく果肉はパリパリ、甘平の双子の姉みたいな感じ
・酸味があって美味しい
※次は香りに注意して食べる


===========
書き終わったあとで気づいたのですが、今回初対面だと思っていたたまみ、2016年の3月にも食べて記事にしていました

そのときは、食べたときの香りがよくてびっくりしていました。
お気に入りになっていたはずなのに、忘れていました・・・。
そして、食感に関する記載はなし。伊予柑系、と書いてあったので、パリパリ感はなかったんじゃないかな・・・。
今回は、香りに関しては特段の印象はなかったし・・・。
育て方などなど、個体差があるのかもしれません。

てっきり初対面かと思って書いてしまった記事ですが、実際そう思った訳なのでこのままアップしてしまいます。
スミマセン。お恥ずかしい。
「初めまして!」とご挨拶したのに、「いや、前にもお会いしてますよ」と言われたときのような気まずさ。
ぐぬぬ。


もう忘れないように、5キロくらい取り寄せるかなあ、んもー。
丁度いま旬みたいなのです。
買っちゃう?

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産直でみつけた柑橘(果皮シワシワオレンジほか)

2019-01-15 | +フルーツ

近所の農産物直売所で柑橘類が売っていました。
プロの柑橘農家という訳ではなく、敷地内に趣味で植えている果樹と思われます。

品種を聞いてみても、よく分からないとのこと。
でも、ダイダイではない、とのこと。
(ダイダイが売っていないかなーと探しているのです)

何かはわかりませんが、とりあえず買ってみることにしました。

産直の名無し柑橘

謎柑橘は、この2種類です。

左のすべすべしたものは、外皮が比較的薄く、ずっしり感があります。

右のものは、明らかに変わった外見。表皮がえらくシワシワです。
こんな柑橘、市販品では見たことがありません。
この特徴的な外見を楽しむための、家庭用果樹ではなかろうか。

すべすべの方は、比較的剥きやすい皮で、伊予柑に似ています。
じょうのうと果肉の感じも伊予柑的で、丈夫なじょうのうに、ジューシーな果肉が包まれています。
じょうのうを剥こうとすると、果汁が滴って手が汚れるタイプ。
果肉の色は、伊予柑よりは薄い色。
そして味は、八朔より強めの、かなりの苦みが!
八朔はほろ苦くて好きなのですが、それよりも苦く感じます。

私は、剥いていて手が汚れないタイプの、サクサク・パリパリした柑橘が好みなので、この柑橘は、八朔と伊予柑の悪いところを集めちゃった、という印象です。
一度買えば満足かな。
(忘れてまた買ってしまうかもしれませんが)


シワシワオレンジは、1個80円。
産直にしては強気の値付けでしたが、なるほど、美味しいかも。
こちらは詳しく写真を撮ってみました。
 

産直の名無し柑橘

左が剥いた皮。とてもシワシワです。
齧ってみると、白いところには苦みはなく、果皮表面のオレンジ色の油胞部分にはポンカン系の辛いような風味があります。
右が果肉。濃いめのオレンジ色です。(いまいちちゃんと撮れてなくてすみません)

 

産直の名無し柑橘

こっちの写真の方がまだましでしょうか。
比較的濃いオレンジ色で、伊予柑的なジューシー系だけれど、もっとしなやかに、繊細にしたような果肉でした。
じょうのうを剥くようにすると、比較的きれいな形を保ったまま果肉が外せます。

期待以上にちゃんと甘いです。
スイートなオレンジが好みならば、このシワオレンジはあたりではないかなと思いました。


名前が分からないのが惜しいなあ。
国華園などの苗木のカタログに載っていないかな。

もし心当たりをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント欄で情報お願いいたします! 



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ジューシー金柑

2018-12-04 | +フルーツ

近所の産直で、おしり側がくぼんだ珍しい金柑を見かけました。
かなりの大玉と、普通サイズの金柑くらいの小玉、両方ありましたが、迷った末、普通サイズくらいのを買ってきました。 

大実きんかん福寿

こちらがその金柑。
おしり側がくぼんでいますよね。
金柑は、真ん丸や長丸型などがありますが、どれもぱんぱんにまるくふくらんで、くぼみがあるようなものは初めて見ました。

 

大実きんかん福寿

皮はつやつや。

今回選ばなかった方の大玉は、生のプルーンくらいありそうな大きさでした。
こんな金柑あるのね~。

まずは一個、口に放り込んでみます。

皮が薄い!簡単に噛み砕けます。
そしてなんか、普通よりとってもジューシー!
(でも酸っぱい!!!)
金柑によくある、柑橘の苦みというか渋みみたいなものは弱い気がします。

とりあえず、甘みを足して使う方がいいかも。
ということで、スライスしてフルーツポンチを仕込みます。(金柑、はちみつ、柿、パッションフルーツ)
 

大実きんかん福寿

切ってみると、驚きの断面。
ミニチュアのオレンジみたい!(金柑ぽくない!)
半分に切って果汁を絞ることもできそうなジューシーさ。
(金柑とは別物じゃないかしらん?シークワーサーの血が混じってるとかさ。)

普通の金柑は、表皮とその下の白いところと、房の皮と、タネがほとんどで、果肉(つぶつぶのところ)は目立たない気がします。
こんなに果肉たっぷりでジューシーな金柑があるとはびっくり。
タネも少なくて、1個につき、タネは2,3個。
生食するにはかなり酸味が強いけれど、もう少し待てば酸味がおちつくかもしれません。


実と皮が比較的しっかりくっついている風なので、輪切りコンフィや、輪切りママレードを作ることも出来そうです。
輪切りコンフィにして、チョコ掛けしたら、小さくてかわいいかも。
(逆に、普通の金柑を巾着切りにして作る丸ごと甘露煮のようなものは、果皮が薄く果肉が多すぎて向かないかもしれません)


加工もしてみたいので、また買いに行ってみようと思っているところ。

 


調べてみると、大実金柑(福寿)、という品種だそうです。
参考サイト
ほどほどの大きさの木に、すずなりに実るようです。
豊かな感じで、植えていて楽しい木かもしれません。



■参考情報
食用金柑の主な種類(Wikipediaより)
 マルミキンカン 丸実
 ナガミキンカン 長実
 フクシュウキンカン 福州(この大実金柑のこと)
 ネイハ(ニンポウ)キンカン 寧波  「たまたま」などのブランド金柑はこの種類

交雑種
 ライムクアット マルミキンカンとメキシカンライム
 サンクアット マイヤーレモンとキンカン   (参考ブログ)
 オレンジクアット 温州ミカンと寧波キンカン
 シトレンジクアット ナガミキンカンとシトレンジ(オレンジ×カラタチ)

交雑種がすごく面白そう!
サンクアットは、黄色っぽい金柑みたい。黄色の柑橘Loveの私としてはこれが特に食べてみたいな~。

スペインの砂糖菓子屋さん(de Turrones Galiana)では、ライムクアットの砂糖漬けを作っています。
ほかにもキュウリや玉ねぎの砂糖漬もあってびっくり。玉ねぎのは、つやつやとシルクのように輝いてとっても綺麗!

柑橘のデータベース(カリフォルニア大学)

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洋梨 エル・ドラド

2018-11-15 | +フルーツ

お友達のレモンさんの小学生の娘さんの一番好きなフルーツは、洋ナシ、なのだそうです。

洋梨!
私が初めて食べたのは、大人になってからじゃなかったかしら。
昔はそんなにポピュラーなフルーツではなかったですよね。

今は、普通の田舎のスーパーでも2品種くらいは手に入るようになりました。
みどり色のラフランスが一番一般的で、もうひとつ、黄色いのも。
ほかにも、大きなお店に行けば珍しい品種も。

フルーツの品種チャレンジャーの私ではありますが、洋梨はこれまで研究対象にはしてきませんでした。
好みの味ではあるのですが、なんでだろう。
お嬢さんにならって、私も洋ナシ、いろいろ食べ比べてみようかな?

JA系の大型産直に行ってみたところ、ゴージャスな名前の洋梨をみつけました。 

洋なしエル・ドラド

エル・ドラド(黄金郷)

エル・ドラド(黄金郷)。なんて豪華な名前。
メロンのような香り、ですって。

エル・ドラドといえば、昔の少女マンガを思い出します。
『7つの黄金郷(エルドラド)』。男女の双子の主人公が印象的でした。(今調べたのですが)作者は『エースをねらえ』の山本鈴美香だったのですね。
当時、たまに友人の雑誌を借りられたときに読む程度でしたが、壮大な歴史ロマンでした。結末はどうなったのかなあ、と思っていましたが、結局未完のままの作品のようです。

 

洋なしエル・ドラド

洋梨 エル・ドラド (10月20日)

洋梨のエル・ドラドは、綺麗な緑色。
ちょっとお高いですが、洋梨研究の手始めに買ってみます。

 

洋なしエル・ドラド

10月28日

柔らかみが出てきたら食べごろ、ということで、8日後の10/28、ヘタ付近がしんなり柔らかくなってきたので、剥いてみました。
が。まだでした。
皮は鮮やかな緑色のまま、果肉は真っ白でした。
かりんかりんに固いので、ブルーベリーと一緒に電子レンジで加熱して、即席コンポートにしました。

 

洋なしエル・ドラド

11月4日

更に約一週間。全体に弾力が出て、ヘタ付近にしわが寄り、皮もうっすら黄色味がかってきました。
今度こそ、とカット。

 

洋なしエル・ドラド

カリカリ

しかし、今度もまたダメでした。
むにむにとした弾力はあるのですが、果肉はゴリゴリと固いまま。ああーん・・・。

エルドラドという名前だし、ちゃんと熟すと黄色になるのかしら?
もっと黄色になるまで待てばよかったのかなあ。
りんごと一緒にビニール袋に入れる、などの工夫が必要だったのかしら。
がっくし、です。

コリコリの洋梨は、マルメロのようでもあります。
なので、今回は、マルメロ系調理法で。
以前作ったペルシャ料理の「マルメロと鶏肉の蒸し煮」を作ろう!

 

洋なしエル・ドラド

鶏肉と洋梨の蒸し煮(左)、ジャークイノシシ(右)、バーベリー入りピラフ(奥)

固い洋梨は、ほんと、マルメロにそっくり。
洋梨1個ではちょっと足りなかったので、ドライパイナップルを梅酒で戻したものも混ぜて作りました。
ドライパイナップルはきりっと甘酸っぱくて香りもあり、この料理にすごく合いました(これからはなるべく入れよう)。
今回はサフランもローズウォーターもなかったので省きましたが、甘酸っぱい美味しい煮込みが出来ました。

 


結果的に美味しく頂いたとはいえ、洋梨を堪能したかというと、ちょっと違う・・・。
この後、「簡単な(?)ラフランスで練習だ!」と1個買って追熟させてみましたが、こちらも、微妙に固かった・・・。

3戦2敗1引き分けって感じでしょうか。
洋梨研究は、なかなか険しい道のりです。

メロン追熟の見極めは、けっこう自信あるんだけどなあ。
やっぱ慣れなのかなあ。

洋梨追熟方法、および見極め方をご存知の方、ぜひご教授下さい。

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キャビアライム

2018-10-18 | +フルーツ

お友達のかずさんから、珍しい食材を頂いたのでご紹介します。 

キャビアライム

細長いもの

きゅうりみたいな細長いもの。

 

キャビアライム

ミニチュアサイズ

実はとても小さくて、ピクルス用きゅうりのようにも見えますが、このヒトたちはかんきつ類。
キャビアライムというものです。
ずっと前に英語サイトで見かけて、うわ~、どんなものだろう、と思っていたものでした。
別名フィンガーライムとも言うので普通のレモンのようなサイズではないとは思っていましたが、ここまで小さいとは!
(摘果のものだそうなので、本来はもう少し大き目かもしれませんが)

 

キャビアライム

断面

キャビアライムのいわれは、この中身のツブツブから。
果肉のツブツブがくっついておらず、簡単にほどけてくるのです。


 

キャビアライム

キャビアをしごき出す

皮が薄いため、しごき出すようにすると、どんどんキャビアがこぼれ出してきます。
何だか不思議で笑ってしまいます。

外皮の色は、濃い緑や薄い緑、ピンク系などいろいろありましたが、果肉もそれに応じた色合いになるようです。
この写真で出してみたものは、外皮がピンクっぽかったのでツブツブもピンク系かな、と思いましたが、薄い緑色。
頂いたものは摘果した果実のようなので、やや未熟状態。熟してくるとまた色が違ってくるかもしれません。

出てきたツブツブは、食感としてはとびっこのような、やや固めのプチプチ感です。
味は、ライムというだけあって、酸味がしっかり。
魚介のカルパッチョ風サラダなどに散らしたら、宝石のようなきらめきと、楽しい食感、ほどよい酸味が加わって美味しそうです。
 

キャビアライム

抜け殻

簡単にからっぽにすることが出来ます。
中身をしごきだしてしまうと、皮は薄いので、ぺなぺな状態。
(タネはありませんでした)
一体どんな必要があって、こんな果実になったのでしょう。
種があるならば、こぼれやすくなっていることで何か利点があるかもしれませんが、種はなかったし。
どこかで品種改良されてこうなったのかしらん。

使うのは基本的には中のツブツブだと思いますが、果皮もいい香りです。
山椒のようなスパイシーさを感じる香りです。
以前(やはりかずさんに頂いた)姫レモン
小さくて丸くて、やや扁平でオレンジ色の柑橘だったのですが、この果皮も、スパイシーな香りでした。


愛媛は、これからの時期、産直に、何種類もの柑橘がぎっしり並ぶのだそう。
夢のようだわ。
また行きたいなあ。

 


■参考情報
フィンガーライム 画像検索

びっくりするくらい、皮もツブツブも赤い品種もあるようです。

コメント (8)
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かわいい小玉桃 紅国見

2018-08-23 | +フルーツ

珍しい品種の桃を頂いたのでご紹介します。
(Yさま、ありがとうございました!)

 

紅国見桃

秋田の桃

ずらりと並んでいますが、小ぶりなのが分かるでしょうか。
思わず「可愛い~」と声をあげてしまったほど。

 

紅国見桃

紅国見

品種名は「紅国見」。初めて聞く名前です。

調べてみると、通常ルートではあまり流通していない、稀少な桃だそうです。
小玉の桃でも、1本の木にならせる数は、他の品種と大して違わない、ということは、収穫量が少ないということ。
値段が同じくらいだったら、大玉の桃よりだいぶ不利ですよね。

ただし、味はとっても甘いのです。
小さい分、味が濃くて、一度虜になった人は、リピートしてしまう美味しさとのこと。

 

紅国見桃

ちんまり小玉桃

こうやってみると、とっても可愛らしいサイズなのが分かるかな?
大石早生などのスモモよりは大きいけれど、おおきめのすももだと、これに近いサイズのものもあるかもしれません。

味は桃。とっても甘いです。
比較的固めの桃だったのですが(品種の特性もあるかもしれないけれど、やや青めだったので早採りのせいかも)、カリカリなのに、濃厚な桃の風味です。
ジュースのピーチネクターを固形の桃にしたかのような・・。
小玉の桃に、味がしっかり濃くつまっているようでした。


普通の大きさの桃は、二人で1個ですが、こちらは小さいので、1人1個。
美味しくってぱくぱく食べ進み、あっという間になくなってしまいました。

後から考えたら、この濃い味としっかりした果肉を生かして、タルトなどの焼き菓子を作ってみればよかったです。


Yさん、ごちそうさまでした! 
 



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ずっしりメロン 優香(ゆうか)

2018-08-15 | +フルーツ

茨城は実はメロンの産地です。
季節になると、スーパーや農産物直売所にいろいろな品種のメロンが並びます。
こちらに住むようになって、よく買って食べるようになりました。
(実家住まいだったころは、母があまり好きでないためか滅多に食べませんでした)
メロンって美味しいんだ~と思うように。


ふんだんにあると、えり好みするようになってきます。
お気に入りになったのは、どちらもグリーン系の「タカミ/貴味」そして「阿見グリーン」。
(アンデスは、安売りしてても買わなくなりました)

珍しもの好きの私にしては珍しく、この2品種から浮気することはほとんどなかったのですが、先日、未知の品種を頂きました。
名前は「ユウカ/優香」。(松太郎ママさん、ありがとうございました!)
このユウカちゃんも、とても美味しいメロンだったのでご紹介します。

 

優香メロン

ユウカメロンの皮は黄色っぽい

ほかにはあまりない、かなり黄色っぽい色合いです。
育成した機関のサイトによると、育成年次は1990年で、タカミと同じ年。若いうちは緑色の果皮で、熟すと黄色に変わるので、収穫時期が分かりやすいという利点があります。
熟してくると、芳香があることから優香と名付けられたようです。

 

優香メロン

ユウカメロン断面

切ってみると、中は黄色いということはなく、青肉タイプ。
そしてタネエリアがとっても小さいです。どうりで、サイズの割に、えらくずっちりしているなあ、と思っていました。
皮の方もギリギリまで柔らかくて、可食部率がとても高い、お得なメロンです。

 

優香メロン

捨てるゴミも少ない

タネはほんのちょっぴり、そして皮ギリギリまで食べられるので、捨てるゴミがとっても少ない、おりこうさんです。
それだけでなく味も抜群。
「もう食べごろですから」とちょうどいい熟し具合のものを頂いたせいかもしれませんが、全体が均一に完熟していて、ヘタのすぐそばからもう甘いです。
(普通はヘタ側は甘みが薄かったりするのだけれど)
とてもジューシーで、風味がよく、後味スッキリ。
うっとりしながらどんどん食べ進んでしまうおいしさでした。
(勿体ないので、ひとり4分の1ずつ、2回に分けて頂きましたが、一度に半分くらいはいけそう)

 


栽培がやや難しいのか、生産地はまだそれほど多くなく、今回頂いた新潟産のほか、茨城などでちょっと作っている程度だそうです。とっても貴重なメロンなのでした。
どうりで、スーパーでは見かけない訳です。
近所にJA系の大型直売所があるので、もしかして出ていないか、探してみようかと思っています。

とっても美味しかった~。
松太郎ママさん、珍しいメロンを御馳走さまでした!

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台湾マンゴー(愛文)

2018-07-25 | +フルーツ

7月の2週は、台湾に行ってきました。
主なお目当てはマンゴー。
でも、たった4泊の滞在では、ほんの数個くらいしか食べられません。

「食べたりない分は日本で食べてね」と、私と同い年の親友Rさんが、国際発送マンゴーを手配して下さいました。
(Thank you very much, Ruby!) 

愛文mango

りっぱなサイズのマンゴー、約5キロ。
いい状態のものが、冷蔵便で届きます。

品種は愛文(アーウィン)です。
愛文マンゴーは、独特のマンゴーらしい風味(ウルシ科っぽい樹脂のような香り?)が特徴で、台湾人に「どのマンゴーが好き?」と聞くと、これを挙げる人が多いです。
他にもいっぱい品種があるのに、絶大な人気。日本でいうフジりんごみたいなものかしら?

 

愛文mango

産地で状態を見極めて冷蔵で送ってくれているので、届いてすぐからもう食べごろ。
ジューシーで甘酸っぱく、とろけるよう。
美味しい~。


台湾で何個か買ってホテルで食べたのですが、それよりも状態がよかったです。
何しろマンゴーなんて買いなれていないので、自分で買うと、どういう状態が食べごろか分かりません。
完全に色が赤い(又は黄色い)方がいいのかなーと思って選んでみたら、やや過熟でした。
皮を剥いたら、果汁がしたたるくらい柔らかくなってしまっていました。
少し青みが残るくらいの方がいいみたい。
あと、固さと香りもみるのだとか。
うーん、滅多にマンゴーなんて買わない日本人には難しいです。

 



コメント (2)
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