採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

2007ウィーン:シェーンブルン宮殿のカフェ・レジデンツで休憩(ケーキ研究前編)

2007-04-27 | +海外
4/20,あまりに広大なシェーンブルン宮殿になんだかめまいがして、入り口付近にあるカフェでひとやすみしました。


2007/4/20 ダンナサマはビール

12時過ぎだったので、何か食べてもいいねー、すごいいい匂いがするねー、としゃべっていたのですが、ダンナサマはどうやら空腹になると決断力に障害が起こるタイプのよう。最後のランチの機会なのでダンナサマに決めさせてあげようと思ったのだけれどなんだかぐずぐずぐず・・・。
結局食べないというので(ビールで多少空腹感が紛れたのかな?)、ここでは飲み物だけにしました。このあとのランチに気合いを入れるべく私はソーダ水。
(一体どんなランチになるかこのときは知る由もなかったのであった)

こちらのカフェ、スズメたちがとても近くまで寄ってきます。みんなの食べこぼしでぷくぷくのスズメたち。


隣のテーブルまで

ダンナサマがビールを飲んでぐだっとしている間、私はケーキについて検討中。ここで食べようか(ランチ前だけど)、買って宿までもって帰ろうか(まだこの先沢山持ち歩きそうだけど)・・・。結局どちらでもなくて、写真を撮るだけでひきさがってきたのでした。


室内の冷蔵ケース

あまり写真を撮るのもどうかと思って室内では一枚にとどめたのですが、屋外に無人の冷蔵ケースがあったので、こちらでは数枚撮らせてもらいました。

下のように個別に写真を撮ってしまうとよく分かりませんが、日本のケーキとは大きさが全然違うのです!
おそらく21cm丸形を使っているのではないかしら。日本では見たことのない大きさ。
(ちなみにφ18cmとφ21cmの相似形では体積は1.6倍、φ16cmとφ21cmでは2.7倍)
上のショーケースの中の手とケーキの大きさを比べてみて下さいね。

もし日本サイズだったら迷わず注文していたと思うけれど、躊躇するほどの大きさなのですよ(更に言うと、生クリームがとても軽やかでおいしいので、実は心配することなく食べ切れてしまうのです。実は食べ切ってしまうことを心配した、ということなのです。ダンナサマはランチ前だからケーキは手伝ってあげないよ、と冷たいことを言うし~)。

●レーリュッケン
(グルテンなし)
このとき一番気になったケーキだったのにちゃんと写っていなくて悲しい!
小麦粉が入らないタイプのチョコスフレだと思います。
チョコレート濃度が高そうな、しっとりしゅわしゅわしていそうなお菓子でした。焼き菓子だと思っていたのだけれどムースの可能性もあるかな?

●ラズベリースフレ
他よりちょびっとだけ高いですね?ラズベリーが高価だからかな。
一番下のスポンジ生地は普通のクリーム色でなくて灰色がかっています。芥子の実かしら。
●エスターハージー
極薄の卵白とヘーゼルナッツ主体の焼いた生地と、コーヒーバタークリーム(またはカスタード+バタークリームかも。お店によって違う可能性も)の互層。表面には矢羽根模様がつきものです。

私はバタークリームはそれほど好きではないので注文しないように気を付けています(実は一昨年はうっかり注文してしまった)。

●モーツァルトトルテ色々なお店に同じ名前のトルテがあります。チョコスポンジ、チョコムース、ピスタチオムース、そして生クリーム、チョコレートクリームがつきもののようです。
この写真ではちゃんと写っていませんが、中段のチョコムースの左右にうす緑色のピスタチオムース部分があった気がします。

●チョコレートムース
外側にクリームが塗りつけられてしまっていて構成がよく分かりませんね。

●ザッハートルテ
ホテルザッハーやデメルでないカフェにも大体おいてあります。
ウィーンではこのケーキよりおいしいものが沢山あるので私にとっては優先度は落ちるかな~。

●シシィトルテ
オーストリア一の観光資源エリーザベト王妃の名前を冠したトルテ。
一番下は紅茶(チョコチップ?)を混ぜたスポンジ生地で、中段はラズベリーかいちご風味のクリーム、その上に軽くチョコレートを削って、一番上はメレンゲ、更にアーモンドスライス・・・と想像しているのだけれど、本当はどうなのかしら。

●カイザーメランジェトルテ
チョコスポンジ、バニラスポンジ、コーヒー(チョコ?)クリームが互層になっていて、一番上がビターチョコとホワイトチョコの2層のようです。
フランツ・ヨーゼフ公のように質実な雰囲気・・かな?
●チョコいちご
もっと低い視点からとればよかったなあ。
黒い森ケーキのさくらんぼをいちごにおきかえたものではないかしら。
こういう、クリームたっぷりのケーキがこちらではとてもおいしいのです。

このお店のケーキの写真、まだあるので続きます。
別記事にした方が重くなくていいのかな?

●2007ウィーン旅程へ

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする