採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

4-23というりんご

2012-01-20 | +フルーツ

 

「4-23」(よんのにじゅうさん)というりんごがあります。

コード番号のまま、ということは新品種?

と思うのですが、実は選抜されたのは1975年。
折角交配・選抜されたのですが、芯カビやツル割れなど栽培状の問題があって、結局品種登録はしてもらえなかったようです。

しかし味は美味しいのでそれなりに人気はあり、コード番号のままで、りんご産地の農産物直売所などに出回っているとか。
そんな珍しいりんごを食べる機会がありました☆(メグミさんありがとうございました!)

「アントシアニン色素(抗酸化物質)が豊富」とありますが・・・

確かにとっても真っ赤な可愛いりんごです。
そして、切ってみると、果皮の内側がほんのり赤いのが分かるでしょうか。

光線の加減ではなく、実際りんごが赤いのです。

皮を剥いてみるとこんな感じ。
子どもは「血管りんご」と呼んだりもするようです。

雪国の色白の子どもの、冬のほっぺたみたい。
(私は色黒なのでこういうほっぺではありませんでした・・・)


1月になっても、サクサクとして味も濃いままで、美味しいりんごです。

でもちょっと煮てみたいわ。
この赤い皮を一緒に煮たら、綺麗なピンクに色づくのでは?


という訳で、くし形に切り、剥いた皮・レモン汁と共にチンしてみました。

おお、やはり☆
綺麗なピンク色。

でもちょっとまだら?染まり切れていないところが。

4-23は、(フジのように)煮崩れにくいタイプのりんごのようなので、手っ取り早くFPでピュレにしてみました。
こうすると均一なピンク色!

瓶詰めする程には量がないので・・・

冷凍パイシートを3.5cm幅(短辺を3等分)に切り、りんごジャムを棒状に絞り出して、簡単パイ作成。


(左から3番目と5番目は、もうちょっと濃いピンクにしようと思ってビーツ少々を混ぜてみたもの)

適当な箱に詰めて、ダンナサマの職場おやつに。(これはビーツ入りの方)
(何かこう、豚バラ肉にも見える・・。)

細長いパイは、口に入れやすくおやつには丁度よいです。
またパイシート1枚サイズの大きなアップルパイよりも、パイ生地がサクサクに仕上がり易い気がします。

ちなみに、細長いパイはこんなのもお勧め。
生のルバーブを2段になるようにパイシートに乗せ、お砂糖をルバーブ部分にまんべんなくふりかけ(かけそびれたところは焦げます←)焼くだけ。

2007/11に作ったものです)

 

おまけ。

作成中のキウイジャムがありました。
キウイって加熱すると地味なグリーンになるし、ペクチンも少ないです。
これにとろみをつけ、また色も綺麗にならないものかと少し実験してみましたが・・・。

モスグリーン+ピンク=変な茶色

という訳でこれは没。
でぇい、と全部投入する前に、少量で実験しておいてよかった。

 

 

■参考情報
青い森の片隅から > 名称別品種検索一覧表 > 4-23

 

コメント (2)
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