採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

栗入りあずきでっち

2020-10-21 | +お菓子(各国)

那須のスーパーにつぶあんが売っていたので、ついカゴに入れてしまいました。
でも、さすがプロの製餡所のもの、ちゃんと甘く炊き上げてあって、私が作った豆々しい薄味のシロモノとは違います。

自分のあんこは、そのままぱくぱく食べられますが、しっかり味がついているとそういう食べ方には向かないです。

薄める方法・・・。
お湯を足してぜんざいでもいいですが、久しぶりに小豆でっちはどうかな。
小豆でっちは、おはぎに似ていますが、もっちりしたお米の部分とあんこを一緒に搗き交ぜてしまう、というもの。
秋田の郷土菓子で、「でっち」は丁稚ようかんのでっちではなく、「でっちる(搗き交ぜる)」からきているようです。

今回は、生の栗、および栗ペーストが手元にあったので、栗入りの小豆でっちにしてみました。

■あずきでっち
・栗の皮をむいておく
・もち米2合、うるち米1合の上に生の栗のせ、普通くらいの水加減でおこわモードで炊く。(おこわの水加減より多いので柔らかく炊きあがある)
・炊きあがったら栗をいったん別のお皿によけて、ごはんと、粒あんをすりこ木などで搗き交ぜる(しゃもじだけでも結構混ざる)
・あずきとごはんが半ごろしになってきたら、栗もまぜる。(割と細かく砕けてしまう)
・適当なサイズに丸め、表面に紫蘇の実塩漬けをまぶす。これで一応完成。
 この状態でそれぞれラップに包み、冷凍。

☆豪華くりあん入り
・ひとつを解凍し、おはぎであんこを包むように、中にくりあんを包み込む。
・大きい場合は細長くして、輪切りにする。


小豆でっち

こちらが今回使ったあんこ。
原材料を見ると、塩が入っていません。
私は塩味なしのあんが好きなので、割と好みの味でした。
これ1パック(400g)で3合のお米の味付けに十分でした。

小豆でっち

ごはんと小豆をつき交ぜたあと、栗を混ぜたところ。
栗は、混ぜているうちに小さ目に砕けてしまいます。

これで小分けして、表面に紫蘇の実塩漬けをまぶすと出来上がり。
きなこでも、持ちやすくなるしいいと思うのですが、紫蘇の実塩漬けの塩味とぷちぷち感がねっとりあずきでっちによく合うと思います。
(栗おこわにも紫蘇の実塩漬けがよく合います)
このままでも、あずきの甘さと栗の香りとほっくり感があわさって、豪華版あずきでっちです。

さらに今回、栗ペーストを丁度作ったところだったので、栗あんを包んでみました。
あずきでっちが大き目のかたまりだったので、棒状にして、カットしてみました。
お皿に二切れ並べてみました。

小豆でっち

外側が栗入りあずきでっち、芯部分が栗ペースト。
栗感たっぷりの和菓子です。


私は薄ぼんやりした味が好きなので、おはぎよりあずきでっちの方が好きなのですが、母は、おはぎ派。
なので誰にでもあずきでっちが喜ばれるとは限らないのですが、これくらい栗感があれば、(栗が好きな人ならば)気に入ってもらえるかな?

業務連絡:
ミヤジマさん、キョウコさん、こういうお菓子、お口にあいそうでしょうか?
今度お会いする機会にでも・・・。

コメント (2)
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