シルバーウィーク、雨に降り込められて、室内作業がはかどりました。
長年後回しにしてきた縫い物に、ようやく着手することになりました。
ワンピースのシャーリング部分の修理です。
ウエストの両サイド、横15cm×縦10cmの範囲が2箇所、シャーリング加工がしてありました。
上側が普通の糸で、裏糸がゴムになっているというもの。
このゴムが伸びてしまい、ウエストがぷっくりふくらむようなシルエットになってしまったのです。
このワンピースは、だいぶ前、単身赴任中の父を訪ねた際、ノルウェーのオスロでみつけたもの。
ショーウィンドーのものを見て一目惚れし、何回も通って悩んだ末に買ってもらいました。
試着してみたら、「あら貴方はSサイズですね」と。
(身長167cm)
日本では絶対Lサイズなので、すごく驚いたのもいい思い出です。
ノルウェー人は概してみんなのっぽで、みんな見上げる程なのですよ。
街を歩くと周囲につられて何だか背筋がのびますし、170cm以上ある父でも群衆に埋もれてしまいます。
最高なのは、靴が選び放題。25cmだと日本では選択肢が非常に少ないのですが、どのデザインでもサイズがあるのです!
シャーリングが伸びてしまったのは数年前。
好きな服なので洋服修理の専門店に持っていって頼んだところ
「シャーリングの修理は出来ません」
と。
ええ~。プロなのに何もしてくれないのぉ~。
仕方なく、たまにベルトをして着たりしていましたが、ベルトをするデザインではないのです。
やっぱり直したい・・。
(そして×年経過)
今やらなかったらいつやるの!?
おばあさんになる前に1回でも多く着よう!!とがんばりました。
裏から見るとひどいものですが、直せないプロより、直した私の方がエライよね!?
(そのお店の技術が低いだけで、ほかの修理屋さんをあたるという手もあったかも)
せっかく直したので、これを着てどこかにお出かけしたいものです。
長袖ワンピースなので、丁度今頃の季節向き。
腹筋もして、少しウエストをへこませて・・・。
■参考情報
下糸をゴムで縫うシャーリング、とても難しそうで試してもみませんでしたが(だってプロが断るのですもの)、検索すると沢山の方が普通にやっていらっしゃるようです。
最近はシャーリングテープというものもあるようです。
普通のミシン糸をセットし、裏を上にしてほどよく引っ張りながらあてて縫うシャーリングテープ (下の方)
シャーリング糸(ゴムカタン糸)はボビンに手巻きして、ネジを緩める
縫ったときはゆるめだけれど、アイロンの蒸気をあててしっかり縮めるタイプのシャーリング
あの細いゴムになった下糸があれば、直して着たい服もあるのですが・・・
オリジナルは、下糸がゴムになったシャーリングになっていました!
で、そういうので縫い直すだけだろうと思っていたら、プロに断られたので、それではダメなのかなあ、と思い込んで、今回のような補修方法になったのです。
シャーリング縫いの経験はないのですが、ゴム糸は普通のミシンでも使えるようですし、試してみればよかったかも。
(縫うそばからシワシワになった状態で、引っ張りながら縫うのは難しそうですが・・。)
Fujikaさんのシャーリング修理は、本格派ですね!
シャーリング処理は修理屋さんでは受けてもらえなかったとのことですが…
洋裁用品屋さんの「加工」サービスとしては受けてもらえたかもしれません。
お店によっても違うかもしれませんが。
とにかく、お直しできたワンピ、とてもステキです。
ブログ記事の末尾に追記しましたが、シャーリング用の糸はまだ売っているようですよ。ゴムカタン糸で検索するとネットで買える(または手芸店で取り寄せてもらえる)かもしれません。
あと、新しい道具として、シャーリングテープなどもあるようです。
お手持ちの服、ぜひ直して着てあげて下さい☆
お直し屋さんに頼んだのはもう何年も前のことで、詳しいことは忘れてしまいましたが、とにかく見積もり金額も出さずに断られました。今思うともうちょっと詳しく聞くなり、別のところからセカンドオピニオンを聞くなりしてみればよかったです。
こんななんちゃってソーイング記事にこんなにコメント頂いて、びっくり&ドキドキしております。
手芸洋品店はめったに行かないのですが(色々買っちゃいそうでキケン)、ソーイング教室みたいなのも開催しているようなお店なら、「加工」もしてもらえるかもしれませんね。
まさか洋服修理屋さんに断られるとは思ってもおらず、絶望して次の相談先を思いつかなかったのでした。
修理屋さんも、もう1件くらいあたってみるべきでしたね。
ブログの末尾にも少し追記しておきました。
なるほど、縫い目の長さで引っ張り具合を調節するのですね!
何本も縫うのが難しそうで今回は全く別の方法にしましたが、練習すれば出来るようになるかな?
本当は洋服とかも作ってみたいのですが、なぜか一年中食材の加工に追われています・・・。