採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

アプリコット入りパン・ド・ジェーヌ

2018-07-05 | +お菓子(西洋)

パン・ド・ジェーヌをまた作りました。
今度知人に会う機会があるので、おみやげにしようかと思って。

前回は、パウンド型の底か上、どっちを上にするか迷い、結局、どちらも地味だけれど上になっている方を上にしました。
今回は、底が上になるように、そして少し飾りがあるように考えてみました。

 

パン・ド・ジェーヌ

こんな感じ。
パウンド型の底に、から焼きしたスライスアーモンドと少量のパンプキンシードを散らしてみました。
具は自家製ドライアプリコット(本当は黄梅)。
前回はレモンの皮すりおろしを混ぜましたが、今回はダイダイの皮のすりおろしを干したものを混ぜてみました。
(あんまり香らないかな?・・)

前回はあまり膨らまず固いケーキになりましたが、今回は型からあふれんばかりにふんわか。
前回はハンドミキサー、今回は量も5本と多いためスタンドミキサーを使ったせいかもしれません。スタンドミキサーはやはりパワフル。
ただ、あまりしっかり泡立ててしまうと、ふわふわほろほろしてしまって、しっとり感がやや失われるかも。
次は適度な泡立て具合を目指してみよう。

今回、表面が珍しくテカっとしてるでしょ?
たまたま、いいものがあったのです。

 

パン・ド・ジェーヌ

作りかけの黄梅ジャム。
獅子柚子ピール(比較的ジューシーな状態で冷凍してある)をスライスしてママレードぽくしたのですが、ここからアプリコット部分をすくい出して、電子レンジで軽く煮て塗ってみました。


 

パン・ド・ジェーヌ

塗った後にしばらく乾かすと、なるほどテカテカの被膜に。
乾燥防止にもなるし、味もきりっと甘酸っぱくて、このケーキとよく合う気がします(具もアプリコットだしね)。

具のドライアプリコットはお酒に漬けてあったのですが、粉をまぶして入れようかなーと思っていたのに、そのまま入れてしまいました。
なのでやや沈み気味。次こそ、粉をまぶしてみよう。


型の底面に散らしたスライスアーモンドとパンプキンシードは、前よりは見た目が寂しくなくなって、よかったかな?どうだろうか。
見た目は彩りになったかもしれないけれど、切るときは、ちょっと切りにくかったです。
冷蔵して固くなった状態で切るとまだましかな?


渡すのはしばらく先になるので、ラップして、更に真空袋に入れてシールして、冷凍してしまいました。
塗ったジャムが、冷凍すると、残念なことになりそうな気も、します。
せめてべちょっとならず、うまいことケーキに吸い取られるといいのだけれど・・・。
 


自家製ドライアプリコットがだいぶ片付いてきました。
(「こんなに使ったらだいぶ減っちゃう。勿体ないかも」「いやいや、使うために作ったんでしょ」「今年は梅が不作で作らなかったし少し残しておいた方がいいかも」「いやいや、今年不作ということは来年豊作の可能性があるし、在庫は綺麗にしちゃって、来年またいっぱい作ればいいじゃん。2瓶作ってもいいからさ!」と自分で自分を説得していました。)

梅酒の梅を干したものはまだあるので(母に少し押し付けたほかは一向に減ってない)、今度はそれを使った何かを作ろう。
パンに入れてみようかしらん? 酸っぱすぎる場合は・・・、レーズンと混ぜて使うとか。あ、干し龍眼と混ぜて使うといいかも。あれは酸味がほとんどないし。



■パン・ド・ジェーヌ
■材料(ダイソーのパウンド型5個分)
ローマジパン 750g (ない場合はアーモンド粉500g、砂糖250g)
粉砂糖   165g
卵    650g
薄力粉   65g
コーンスターチ 65g(不足だったため一部レンコンデンプン使用)
溶かしバター 215g
ダイダイの皮すりおろしドライ
ドライアプリコット(黄梅) 
梅酒とリモンチェッロ原液を混ぜたもの  適量

■作り方
1)型にオーブンペーパーを敷く。
2)ボウルにローマジパン、粉砂糖、卵の3分の1を入れ、むらなく混ぜる。今回はスタンドミキサーで。
3)さらに残りの卵をまぜ、泡がリボン状に積み重なるくらい、とろり、ふんわりとするまで泡立てる。スタンドミキサーの場合は泡立てすぎに注意。
4)薄力粉とコーンスターチをあわせてふるったものを一度に加え、木べらでさっくりと混ぜる。
5)熱めの温度の溶かしバターを加え、つやが出るまでしっかりと混ぜ合わせる。
  アプリコットの水気を切り粉を軽くまぶして混ぜ込む。
6)型に流しいれ、台の上に落下させて大きな気泡がないようにする。160度のオーブンで35~40分焼く。比較的小さい型だが焼き時間は意外とかかる。
7)濃い目の茶色い焼き色がつき、表面に大きめのしわがよる。生地が縮んで型のふちから少しすきまができるくらいになる。多少焼き色が強く表面が固くても、あとでお酒を染ませるので大丈夫。
8)熱いうちに型から外してケーキクーラーの上におく。すぐにお酒を表面全体に塗る。
9)完全にさめてから表面に煮詰めたアプリコットジャムを塗る。(今回丁度アプリコット(黄梅)ジャムがあったのでやってみました)
 テカテカになって、すごくそれっぽくなりました。

■食べごろ
常温で。二日目がおいしい。保存は1週間以内。


■過去のパン・ド・ジェーヌ
オレンジコンフィを飾りに使ったもの(初めて作ったとき)
栗渋皮煮入り
生のブラックベリー入り。タルト皮つき 
ドライアプリコットとレモンの皮入り
ドライアプリコットとダイダイの皮入り(今回)

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干納豆

2018-07-04 | +その他食べるもの

先日、母と一緒に那須に行く途中で真壁(茨城県)の農産物直売所に寄りました。
そこで母の目にとまったのがこちら。 

生干納豆

干納豆。
よく乾いた順に、本干納豆、干納豆、生干納豆とあります。
迷った末、一番柔らかいタイプの「生干納豆」を買ってみました。

この産直には那須に行く途上で、たいてい寄ります。
十年以上前、珍しいものがある、と買ったような気がするんだけれど、どんな味だったかよく思い出せません。
確か買ったのは一度だけ。
ということは・・・?

お店の人に、固さごとに味がどう違うのかきいても埒があきません。
どうやって食べるのかを聞いたところ
「一番固い本干し納豆に醤油をかけて食べます」
とのこと。


 

生干納豆

本干納豆は、よく乾いて表面に白く粉が吹いたようになっていますが、生干納豆はこんな感じ。
納豆のパックのフタにうっかりくっついて乾いてしまったような納豆粒みたいな色合いです。

袋をあけると、むわん、と濃厚な納豆の匂い。(納豆が嫌いな人は無理かも。私は気にならないけれど)
久しぶりに、「どんな味だったっけ?」とつまんでみると・・・・。

ああ。思い出した。

ものすごく塩辛いのでした。
あーん。
4粒以上は無理、という塩辛さ。そうだった。
十数年前に一度買っただけ、ということは、そのときにもう二度と買わない、と思ったんじゃないかなあ・・。

 

生干納豆

原材料は、納豆、食塩、青のり、一味唐辛子、小麦粉、調味料。

塩辛さもあるし、後味がなんかずっと辛いのは、トウガラシのせいもあるかも。

「お酒のつまみだと思えば悪くはない」とダンナサマは言っていましたが、普通の納豆でもタレなしでも十分な私には、塩辛すぎでした。

ひとがどんなゲテモノを食べていても、それが食べ物ならば特に偏見は持たないつもりの私ですが、この塩辛い干し納豆に醤油をかけて食べるというのは、「うぎゃー、まじー」と思ってしまいました。
(「セミの唐揚げっておいしいよ」というセリフより、信じがたい・・)
 



そのまま食べるのは塩辛すぎるので、炊いた玄米ご飯に混ぜて、ラップして一晩。
翌日には、湿気を吸って柔らかい納豆に戻っており、塩分もごはんの方に浸透してややマイルドになって、食べやすくなっていました。

参考サイトを読むと、干すことで栄養が2倍近くになっているとか。
でも、だったら、ふつうの納豆を2倍食べるな・・。

サラダにトッピングしたり、チャーハンに入れたりする使い方もあるようです。
ふむ、フェタチーズやベーコンだと思えば、塩辛さもこんなものか? 調味料的に使えばいいのか・・。


でも、やっぱ、もう買わない。


(うす塩で、揚げてあるタイプのカリカリしたドライ納豆は大好きなんだけど。)


■参考情報
干し納豆について

コメント (2)
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お弁当(6月下旬)

2018-07-03 | +お弁当

ダンナサマのお弁当記録です。

 

お弁当

6/19(火)
サンドイッチ レタス、トマト、卵焼きだったかな
ココアプディング、クリーム、ブルーベリー(折角のデザートなのに見た目がやや残念・・)


 

お弁当

6/20(水)
スパイシー肉団子トマトソース
もずくときゅうりの酢の物、柚子大根(母作)
大豆入り玄米ご飯+フキの葉味噌

玄米ごはんには、紫蘇の実塩漬けや塩昆布よりも、味噌系のトッピングが合う気がします。(紫蘇の実塩漬けはなんか合わない!不思議)
木の芽味噌(山椒の葉)、フキの葉味噌、紫蘇の葉味噌などを作りおきして、薄べったくして冷凍してあります。


 

お弁当

6/26(火)
タイ風レモングラス風味スープ(酸っぱめ)
らっきょう甘酢
きゅうり+梅肉
白ごはん+塩昆布
さわらの味噌漬け(ごはんの下になってる)
ゆで空豆(前日の残り)
手前の小瓶は、ゆでソラマメ用の塩(念のため)

らっきょうって、嫌いじゃないけど、特に好きというほどのものでもありませんでした。
でも、大きさといい、ぴりっと酸っぱくてアクセントになる味といい、お弁当にはいいかも。
サラダがない日でも、これを何個か入れておけば、さっぱりした味になりますよね。

ダンナサマは好きみたいで、カレーが予定されているときスーパーに行ったら、ダンナサマが市販の甘酢漬けをカゴに入れてました。
市販品でも割と美味しいけれど、自家製を作りたい気もします。
おぼろげな記憶では、十数年前に一度作ったような?(その後やってないということは成功しなかった可能性が高いな・・)
丁度今頃がシーズンみたいで、土つきラッキョウを昨日みかけました。
買おうかどうしようか・・。
作るとなると3キロとかがっつり作りたくなるのだけれど、ま、まずは1袋だけ買ってみるかな???

 

お弁当

目玉焼き
玉ねぎ、ゆでじゃがいも(昨晩の残りのマチルダの小芋)、ハム、レタスの外葉炒め・・・朝、なんにもひらめかず、ハム様お願い、という炒め物
白ごはん
いんげんの胡麻和え(昨晩の残り)をふりかけ替わりに
辛子明太子

加工肉を買うときは、ちょっと高くてもなるべくちゃんとしたものを買おうと思っています。
いろいろな場面で使いまわせるし、使ったときにがっかり感がないです。
自分で作れるともっといいのだけどなあ。
ロースハム、作ってみたいなあ・・・。とりあえず鶏ハムを作ろうか(一度も作ったことないのです。ブームに乗り遅れ)

 

お弁当

6/28(木)
夕方飲み会とのことで、お弁当箱がいらないものというリクエスト。
サンドイッチ:自家製こねないパン、レタス、ハム(←ここにもハムが)、アボカド、マスタードマヨネーズ


 



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ココアプディング

2018-07-02 | +お菓子(西洋)

昔はお菓子のレシピにとっても興味があり、図書館で借りた本をコピーして、バインダーファイルに整理していました。
例えばガトーショコラでも、卵・バター・チョコレート・粉の配合がそれぞれ異なっているのが面白くて、分量を見比べて、出来上がりを想像して楽しんだり。
作るのは結局ひとつだったりするのですが。
(一番バターが少ないもの、とか、残ったら厄介な材料(生クリームとか)を使わないものだったり)

最近は昔ほどはお菓子を作りません。
ファイル数冊分もあるレシピ、整理してみようかな、と読み返してみると、やっぱり面白くて読みふけって(?)しまいます。
ネットのレシピも便利だけれど、紙の情報もいいものだわ。ふむ。

で、結局ファイルの整理は全然進まなかったのですが、気になるレシピをみつけたので作ってみることにしました。
イタリアのココアプディング。
型にカラメルを入れ、そこに生地を流し込むのですが、いわゆるカスタードプディングのようにオーブンで焼いて加熱するのではなく、鍋を火にかけてココアカスタードを作り、それを型に入れて冷やす、というものです。

カラメルの上にカスタードクリームを入れて、それがプディングになるのかしら?
カラメルはちゃんと溶けるのかしら?
というところが不思議。
なので作ってみることにしました。
(私のお菓子作りは、こういう実験パターンが多いです。美味しそうというよりは、本当にこうなるのか知りたい、とか、味が想像つかないからやってみる、とか)

■■ココアプディング(藤野真紀子さんのイタリア菓子のレシピ)
■材料
卵 1個
牛乳 500cc
砂糖 大さじ3強
ココア  40g  (計ってみたらココアが足りず、不足分はチョコレートを使用・・)
小麦粉 大さじ2強
別途カラメル用砂糖

■作り方
(1)型にカラメルを敷く(私はアルミ型に砂糖・水を入れ、直に火にかけてしまいます)
(2)材料を混ぜて火にかけ、とろりとしたカスタードをつくる。(詳細省略)
(3)型にカスタードを入れ、冷蔵庫で冷やす。

1日ほど経つと、カラメルが溶けて(プディングから水が抜けて)全体が水浸しみたいな感じになります。
(水ではなくてカラメルソースなんだけど)。
本では、蛇の目型で作ったものをお皿に出して、プディング+たっぷりのソース、という風になっていたのですが、その訳が分かりました。
水が出ることで、プディングの方はややしっかり固くなります。
型からお皿に出してしまうと冷蔵庫での保管が厄介なので、すくって盛り付けることにしました。

折角なので生クリームも買ってきました。

ココアプディング


こんな感じ。
ココア分濃厚で、美味しいです。
普通のプリンとはまた違う、ねっとり、濃厚な感じです。
コンビニスイーツにありそうな感じ(褒めてる)で、もしダンナサマがコンビニこんなの買って帰ってくれたら嬉しいなー、というお菓子です。

問題は、卵1個で牛乳500cc分も出来てしまうこと。
ダンナサマは甘いものに全然興味がないため、「なかなか片付かない」という気持ちを抱くことに。
この半分くらいでいいのかもなあ。


次は、半量で作ってみようかな。次の実験テーマはこれ。
・牛乳やココアなどは半量にして、卵は1個のままで大丈夫か。どうなるか。
・冷凍出来るのだろうか?

でも、せっかくココアが片付いたので、しばらく作るのはおあずけかな・・。



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