富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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金牡丹

2015年10月17日 | 金牡丹




あれから2ヵ月。
失敗は成功の元を地で行くようなものです。
夏場の蘭舎内の環境に心地よさを感じたのか成長に勢いが出てきました。
間延びしているようにも見えますが
元々は月笙から生まれた墨の少ない大型木ですので
本来の姿に戻りつつあるともいえます。

普通、大きくなる木はこれが金牡丹?と思えるほど
柄が冴えない木をよく見かけます。






しかしそれとは一線を画し、これは天葉から3枚目くらいまで柄を残して
更に下葉に黄縞さえ(少しですが)浮かび上がらせます。

…というようなことを書いているうちに気分が盛り上がり
本当に得難い木じゃないかと思えてくるお得な性格ではあります。
実はたいしたもんじゃなかったりして。








親木に付いていたアタリはさすがに花芽で取り去りましたが
仔のほうにアタリが三つほど付きました。
これはいくら何でも仔のほうでしょう。

間延びさせたらこんなに仔が付くことはありませんから
やっぱり木勢が増したということにしておきます。









ついでですがこんな木も入手してみました。
金牡丹作りにちょっぴり自信がついてきましたので…。







この仔が面白そう。
以前はこの柄では枯れるかもという気持ち100%でしたが
今は白縞が残る面白そうな仔と思えますので現金なものです。
もちろん枯れずに育つはずです。






ほかにも真っ赤なアタリと空き家も盛り沢山。
今後の生育と増殖、更に柄の進展を楽しみにしているところです。
黒牡丹の方が面白いと思っていましたが
金牡丹も一芸加われば華やかでいい感じとようやく気が付きました。
それもこれも作の裏付けがあればこそですが・・・。


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