あれから2ヵ月。
昨年の悪夢と比べたら正に夢のよう。
あのまま枯れても不思議じゃなかったのですが。
とりあえず無事に夏を超し天葉も少し成長しています。
地味柄の仔も親木に声援を送っているのでしょうか。
そしてびっくり、この病み上がりの親木がまた仔を上げています。
一個じゃ物足りないのかもう一つのアタリも膨らんで頑張ってくれています。
この木が復活するようなら同じ環境下にある
他の黒牡丹、金牡丹の生育にも弾みが付きそうなものですが
確かにそんな兆候は窺えます。
今の生育環境がドンピシャのようでこれは来年以降が楽しみになってきました。
柄の進展が著しい品種群ですがその前提は仔出しですから・・・。
こちらはさすが大株だけあってにぎやかになってきました。
ハデ仔は稚葉も枯れずに元気一杯です。
下葉で徐々に暗むセオリーを踏まえてくれるなら
素立ちでも生育するはずですが外すのはまだちょっと怖すぎます。
今の環境では行けそうな気もするのですが・・・。
こちらの仔は天葉で柄が良くなってきました。
派手仔と地味な仔が2本。
もう外し頃なのですが
外すとバランス的に反対側の仔も外したくなり微妙な情勢ではあります。
と、ハデ仔ばかりに目を奪われていますが気が付くと上の若木も最上の柄。
親木は下葉に白縞を残しますし
墨が多く締まった姿で大きくならないのに仔が良く出て増えるという
何拍子も揃ったすんばらしいタイプではあります。
黒牡丹も今では何やら実生が混じってきているかもしれませんが
それに足を引っ張られることなく人気を維持してほしいと願っています。