富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

毘沙門天

2005年09月05日 | 毘沙門天
卑弥呼タイプで完全青軸の木があるらしいと
ときおり噂には上がっていましたが
もう忘れられそうなくらい長い間
行方不明になっていたのが毘沙門天という品種。

ヒョンなことから我が家にやって来た時には
姿の整った美しい木でしたが
ひと夏過ごして天葉が短くなってしまいました。

春の状態で最上芸なら観賞価値半減といったところですが
この木の芸はまだ未知数。

事実、短くなりながらも葉幅引き樋葉になってきましたので
卑弥呼の葉芸に近づくのかなと楽しみのほうが増しています。

それにしても育ててみるといかにも強健そうで
葉繰りは良く、生長早く、仔の出もバツグン。

仔の雰囲気もちょっと荒ぶった感じ
このまま大きくなってくれれば最高ですが。
二歳でもう割れるほどの早い成長ぶりです。

発見されてからかなりの年月が経っていますから
(93年11月号のマニア園芸誌に紹介されています)
どこかにあるとすればかなり増えているはずなのですが
いまだに幻の品種なのは不思議な感じ。
途中で何か不運に見舞われたのかと想像力を掻き立てられます。

いずれはヒミコ、ベンテン、ビシャモンテン(語呂が良いので)と
三羽烏として、その一角に加えてもらえればなあと
浅はかなことを考えています。









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根腐れ

2005年09月04日 | 建国の縞
建国殿ですが隣の鉢と比べて生気が無いし、
下葉は黄ばむ、アントシアニンは出るといった具合で
気になって鉢を開けてみました。
案の定、根腐れです。

暑い夏は細菌の活動も活発なので
運悪く腐敗菌に当たればこうなってしまいます。

早速、腐った根を切り黄ばんだ下葉を取って植え替えです。

他の植物ではこうなればもう諦めモードですが
富貴蘭はここからでも意外に早く復活する強い植物。
ただ、まだ菌は残っていますから
こまめな観察や植え替えが必要です。


コメント (4)
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竜鉾

2005年09月02日 | 青物
あちこちに葉が乱れ出て
一見収拾が付かなさそうでも
株立ちにすると妙にしっくりくるのが竜鉾という品種。
裏表無くどの方向からでも鑑賞できるのが長所です。
夏の名残を惜しむかのように一本遅れて開花しました。

大きくしたほうがやはり見ごたえがありますが
なかなか大きくならないのが竜鉾の縞
そんなにはっきり目立つ斑色ではないのですが
この木はかなりの派手柄なのかもしれません。
葉持ち悪く毎年一進一退を繰り返しています。

元気に、大きくなって欲しいと
希望を持って育てるのは楽しいものですが。

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2005年09月01日 | 
下葉が落ちるのを心待ちするなんて変な話ですが
親木の長い下葉二枚が黄変してきました。
これが落ちるとようやく姿が完成♪

作場を変えて以来のお付き合いで
三年前など思わず長い下葉を
毟りたい衝動に駆られたものですが
我慢した甲斐がありました。

小さくなったにもかかわらず
ボリューム感はグンと上がり
まずは満足の行く株立ちです。

そんなに良い柄ではありませんが
たまたまなのか珍しく固定性が高いようで
ほとんどのに柄が乗っています。

こうなるとまた欲が出て
最上柄の帝を一本求め
再びこんな感じに仕立ててみたいなんて思ってしまうから
困ったものです。





コメント (5)
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