富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

富士錦

2015年10月09日 | 縞物




あれから5年。
木炭植えは良いとして根が傷まないことを理由に長らく放置していたのがまずく
ご覧のようなぼろい姿となってしまいました。






ただ、柄は相変わらず中斑の鳳芸プラス縞の二芸を維持していて
斑色が4~5色に見える不思議さと相まって
この上ない気品を振り撒いています。
捨て作りでも品の良い品種ってあるんですね。

最上柄の富士錦からでもこの二芸品は滅多に出ることはなく







ウチにある百本近くの中でこれだけしか見つけられませんでした。
柄の継続もイマイチのようですから絶やさずに維持するのが精一杯かもしれません。

富士錦も初級品クラスとは隔世の感を禁じ得ませんが
極めようと思えば目標ははるか彼方。
上柄を数千円で購入してハイおしまいで終わらないところが富貴蘭の面白さではあります。

・・・というかこんなひょんなきっかけが泥沼に嵌る第一歩なのかも。
このブログも罪作りなことをしている気がしないでもなかったりして~

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富士覆輪

2015年10月08日 | 富士覆輪




あれから1作。
完全覆輪がそのまま継続し、葉繰りは2枚強。
木勢は向上中です。
派手仔がなければもっと良くなりそうなものですが
下葉に紺地があって外すのにちょっと躊躇してしまいます。
昔の高級品のイメージが残っていますので尚更なのですが・・・。

それでも今は値段的には安くなったものの
丁寧に育てれば品の良さは格別。
まあ、捨て作りでも品の良い品種なんてほとんどないんですけどね。
その捨て作り的な何年か前の葉の汚さも解消されたことですし
大事なブログネタのひとつですから
ちょっとは目を掛けて育ててみようと思っています。

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美香登覆輪

2015年10月07日 | 覆輪




あれから1作。
昨年の葉繰りは1枚半でしたが今年は1枚・・・。
来年は半枚でその後はだんだんになる日を待つだけなのでしょうか・・・。
なんて縁起でもない事をつい考えてしまいます。
しかし一方から見るとほぼユーレイですから
逆によく生育できているものと感心しますが・・・。







そのユウレイ側から出た仔には今のところ紺中通しが続いています。
今まで何本も派手仔をポイしてきましたのでよく紺地のある仔が出てくれたものです。
先々紺地が多くなる可能性は低いのですが
とりあえず派手側のまぶしさが和らいだのは幸いです。

それにしても流行りのコスパという点では最低ではありますが
急がば回れということもありますし
もしこんな木ばかり揃っているお棚があったらさぞ見事なことかと・・・。

とりあえず作は最高レベルに達せざるを得ないでしょうし
どんなことをやっているのか見てみたいものですね。



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国輝殿

2015年10月06日 | 覆輪




あれから1年弱。
前年の葉繰りは2枚半でしたが今年は2枚弱・・・。
まあ、これだけの派手柄ですし、根も長く伸びずに止まりましたし
だんだんと勢いは削がれつつあります。
もしかしたら派手仔が足を引っ張っているのかも。
外してポイしたいのですが大きな仔には細い紺中通しがあって微妙な情勢です。

たぶん見込み無しでしょうが、でもそれを言ったら親木の柄も似たようなもの。
共倒れになることはないでしょうからどちらも大事に育てることとします。

なにしろ金広錦の葉幅ですから重量感は抜群。
今後もあまり派手にならずに育ってくれたらうれしいことです。

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白天晃

2015年10月05日 | 縞物
さて、10月になってしまいました。
生育期間ももう少しで終わろうとしています。
その前に植え替え、株分けなどをしてみたいと
鉢を開けた白天晃はあれから1年と8ヶ月。








鉢を開け~れば~木材腐朽菌が見える~~てな感じでしょうか。
ピートモスのみに発生しているようですね。
蘭の根はこれの菌糸を取り込み消化吸収し栄養源としています。
肥料分のない樹上などでも元気に生育できるわけです。
観察のためにこのまま戻そうかとも思いましたが目的は株分け。






ピートモスを取り去れば健全な根が現れました。








で、また植え込みました。






目的は珍しく明るい柄で出てきたこの仔を外すことでしたが
根が1本しかなく断念。
春ならともかくさすがに今の時期では無理でしょう。






それでもこれを外すことはできました。

それにしてもブログネタのつもりで
面白半分から始めたピートモス植えでしたが
蘭の振る舞いも今までとは違ってきていますので
ちょっと冗談では済まなくなってきた感じです。
千数百鉢から得られる情報は実に興味深いものでした。

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