ナンバンギセル
<ハマウツボ科ナンバンギセル属>
ススキ、ミョウガ、サトウキビなどの根に寄生する。
花柄を直立し、
その先に淡紫色の大形の花を横向きにつける。
萼は先がとがる。
花冠は筒状。
和名は南蛮煙管(なんばんきせる)で、花の形からきている。
オモイグサとも言う。
<俳句歳時記>秋
思草(おもいぐさ)
[南蛮煙管(なんばんぎせる)・きせる草]
人の顔はゆれるものなり思草 久保田一郎
思ひ草次第細りに三年目 右城 墓石
思ひ草胃なし男に返り咲く 佐藤 鬼房
跔み見るものに南蛮煙管かな 山崎 ひさを
潮騒に今日を占う思草 北 さとり