昨日の大晦日の夜は、久しぶりに、最初から最後まで、紅白歌合戦を見て過ごした。
少し前までは、ベートーヴェンは凄い!を聞きに東京まで出ていたのだが、3年前に、俗っぽさが気になって、止めてしまったので、年末年始は、娘宅で過ごしたり、自宅でどこにも外出せずに家族だけで過ごすようになった。
欧米でも日本でも、随分、コンサートに出かけて、ベートーヴェンを鑑賞して来たが、結局、一度に連続で、ベートーヴェンの全交響曲を聞くことが、果たして意味があることなのかどうかと言うことだが、むしろ、私にとっては、聞きたいのか聞きたくないのかが問題で、聞きたいと思わなくなってしまったと言うことである。
紅白歌合戦だが、私の子供の頃は、東海林太郎と言った歌手が居て、直立不動で微動だにせず、赤城の何とかと言った歌謡曲を歌っていたなど、功なり名を遂げた年配歌手が幅を利かせて、面白くもおかしくもなかったのだが、最近の紅白の舞台は、若手のミュージシャンがどんどん活躍して、バックに、CGなど最先端のIT技術や高度な照明技術を駆使して実に美しく、それに、音響効果も抜群の上に、意匠等のデザインや演出などの発展もあって、実にダイナミックで垢抜けしており、正に、魅せて見せるショーに脱皮している。
若い歌手たちが歌っている歌などは、メロディーがはっきりしている歌にしか慣れていない私などには、到底歌えないのだが、時代の流れをつくづく感じる。
私の場合には、海外が長かったのだが、もう、何十年前から、この紅白歌合戦は海外でも放映されていて、サンパウロでもロンドンでも楽しみに聞いていた。
寅さん映画と同じで、唯一のふるさと日本との定期的な接点であり、非常に懐かしかった。
アムステルダムの時には、放映がなかったので、日本の友人に頼んで、録画して送って貰っていた。
尤も、ヨーロッパの時には、クリスマス休暇で、2週間ほど休暇を取るので、殆ど、長期旅行に出ていた。
アムステルダムの時には、車で、ドイツやスイスを周遊しながら、ウィーンまで行ったり、コペンハーゲンに行ったり、或いは、飛行機でイタリアに出かけたり、また、ロンドンの時は、スコットランドやウエールズなどへ行くのは車であったが、スペインやドイツなどヨーロッパへは飛行機で飛び、ユーレイルパスなどで列車旅行をしていたので、実際には、紅白歌合戦を直接ではなく、録画で見ることが多かった。
日本の知人友人たちには、キリスト教徒でもないので、クリスマスカードを出すのもおかしいので、また、年賀状なども失礼していたので、必要な人には、旅先から絵葉書を書いてご挨拶することが多かったし、正直なところ、海外では、日本のように新年とか元旦だとか言った感じは殆どなかった。
ところで、今年の年末年始は、全く自宅で過ごすことになり、年初に娘たちの家族が来て一緒にゆっくりと過ごす。
年末は、家内の手伝いで掃除片付けと言ったところだったが、私自身も、庭仕事が結構沢山あって、やり残した庭木の剪定や寒肥の施肥、少し、早いかも知れなかったが、バラの剪定やつるバラの誘引など、それに、積み上がった本や資料などの整理片付けなど、やり始めれば、かなり忙しかった。
その合間に、録り貯めたメトロポリタン・オペラのビデオを見たり、それに、年末、立て続けに、NHK BSで、ミラノ・スカラ座のオペラを放映していたので、それを見たり、並行して、「男はつらいよ」を飛ばし見したりと、テレビを見るだけでも、時間がつぶれる。
それに、雑誌や新聞、電子版のメディアなどで、過去の総括や新年度の見通しや動向なども、気になるので、流し読みと、これをしていると、読書がおろそかになってしまう。
ところで、今年の読み始めは、丁度、日経の私の履歴書で、トニー・ブレアが始まったので、「ブレア回顧録」にしようと思って読み始めた。
スティーブ・ジョブズの2巻本よりも、はるかにボリュームがあるので、多少時間はかかるであろうが、久しぶりに、イギリス学の反芻も面白ろかろうと思ったのである。
ヨーロッパの経済危機の状況を理解するためにも参考となろう。
いずれにしろ、外との関わりが希薄な元旦から始まるのだが、今日の午後も、また、震度4の地震が起こって、棚から本が転げ落ちた。
平穏な1年であって欲しいと祈るばかりである。
少し前までは、ベートーヴェンは凄い!を聞きに東京まで出ていたのだが、3年前に、俗っぽさが気になって、止めてしまったので、年末年始は、娘宅で過ごしたり、自宅でどこにも外出せずに家族だけで過ごすようになった。
欧米でも日本でも、随分、コンサートに出かけて、ベートーヴェンを鑑賞して来たが、結局、一度に連続で、ベートーヴェンの全交響曲を聞くことが、果たして意味があることなのかどうかと言うことだが、むしろ、私にとっては、聞きたいのか聞きたくないのかが問題で、聞きたいと思わなくなってしまったと言うことである。
紅白歌合戦だが、私の子供の頃は、東海林太郎と言った歌手が居て、直立不動で微動だにせず、赤城の何とかと言った歌謡曲を歌っていたなど、功なり名を遂げた年配歌手が幅を利かせて、面白くもおかしくもなかったのだが、最近の紅白の舞台は、若手のミュージシャンがどんどん活躍して、バックに、CGなど最先端のIT技術や高度な照明技術を駆使して実に美しく、それに、音響効果も抜群の上に、意匠等のデザインや演出などの発展もあって、実にダイナミックで垢抜けしており、正に、魅せて見せるショーに脱皮している。
若い歌手たちが歌っている歌などは、メロディーがはっきりしている歌にしか慣れていない私などには、到底歌えないのだが、時代の流れをつくづく感じる。
私の場合には、海外が長かったのだが、もう、何十年前から、この紅白歌合戦は海外でも放映されていて、サンパウロでもロンドンでも楽しみに聞いていた。
寅さん映画と同じで、唯一のふるさと日本との定期的な接点であり、非常に懐かしかった。
アムステルダムの時には、放映がなかったので、日本の友人に頼んで、録画して送って貰っていた。
尤も、ヨーロッパの時には、クリスマス休暇で、2週間ほど休暇を取るので、殆ど、長期旅行に出ていた。
アムステルダムの時には、車で、ドイツやスイスを周遊しながら、ウィーンまで行ったり、コペンハーゲンに行ったり、或いは、飛行機でイタリアに出かけたり、また、ロンドンの時は、スコットランドやウエールズなどへ行くのは車であったが、スペインやドイツなどヨーロッパへは飛行機で飛び、ユーレイルパスなどで列車旅行をしていたので、実際には、紅白歌合戦を直接ではなく、録画で見ることが多かった。
日本の知人友人たちには、キリスト教徒でもないので、クリスマスカードを出すのもおかしいので、また、年賀状なども失礼していたので、必要な人には、旅先から絵葉書を書いてご挨拶することが多かったし、正直なところ、海外では、日本のように新年とか元旦だとか言った感じは殆どなかった。
ところで、今年の年末年始は、全く自宅で過ごすことになり、年初に娘たちの家族が来て一緒にゆっくりと過ごす。
年末は、家内の手伝いで掃除片付けと言ったところだったが、私自身も、庭仕事が結構沢山あって、やり残した庭木の剪定や寒肥の施肥、少し、早いかも知れなかったが、バラの剪定やつるバラの誘引など、それに、積み上がった本や資料などの整理片付けなど、やり始めれば、かなり忙しかった。
その合間に、録り貯めたメトロポリタン・オペラのビデオを見たり、それに、年末、立て続けに、NHK BSで、ミラノ・スカラ座のオペラを放映していたので、それを見たり、並行して、「男はつらいよ」を飛ばし見したりと、テレビを見るだけでも、時間がつぶれる。
それに、雑誌や新聞、電子版のメディアなどで、過去の総括や新年度の見通しや動向なども、気になるので、流し読みと、これをしていると、読書がおろそかになってしまう。
ところで、今年の読み始めは、丁度、日経の私の履歴書で、トニー・ブレアが始まったので、「ブレア回顧録」にしようと思って読み始めた。
スティーブ・ジョブズの2巻本よりも、はるかにボリュームがあるので、多少時間はかかるであろうが、久しぶりに、イギリス学の反芻も面白ろかろうと思ったのである。
ヨーロッパの経済危機の状況を理解するためにも参考となろう。
いずれにしろ、外との関わりが希薄な元旦から始まるのだが、今日の午後も、また、震度4の地震が起こって、棚から本が転げ落ちた。
平穏な1年であって欲しいと祈るばかりである。