熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭・・・椿:王昭君咲く

2018年03月02日 | わが庭の歳時記
   開きかけていた椿王昭君が、綺麗なピンクの花を開いた。
   昨年、大船フラワーセンターで、桜の王諸君を見て、その美しさに感激したので、椿にもその面影を見ようと、新しく苗木を買ったのである。
   やはり、同じように淡いピンクの匂うような美しさは同じで、ばらのハンスゲーネヴァインもそうだが、私は、この花の色が好きで、神の創造力の巧みさに、感激している。

   王昭君は、前漢の元帝の時代に、匈奴の呼韓邪単于が、漢の女性を閼氏(妻)に迎えたいと、元帝に依頼し、王昭君が選ばれて嫁した。
   面白いのは、宮女たちは、似顔絵師に、賄賂を贈って自分の似顔絵を美しく描かせていたのだが、王昭君だけは賄賂を贈らなかったので、それなりの王昭君が、匈奴への嫁として選ばれた。ところが、皇帝との別離の式で王昭君を初めて見た元帝は、王昭君のあまりの美しさにびっくり仰天したが後の祭り、そんな逸話が残っていることである。
   それ故に、王昭君と銘打たれた花は、限りなく美しい。

   この椿も、大木となって、沢山花をつければ、ただの椿になるのかも知れないが、今、一輪咲いたところなので、注視して鑑賞している。
   
   
   
   

   椿だが、大輪のジュリア・フランスと、江戸時代からある唐錦も咲き切った。
   
   
   

   ずっと咲き続けている椿が、玉之浦の系統のタマグリッターズとタマアリアケ、     濃いピンクの地に白の覆輪、コントラストが面白い。
   
   

   温かくなって、一気に花茎が伸びて開花し始めたのが、クリスマスローズ、
   
   
   
   
   
   
     
   

   昨年の夏、挿し木していたアジサイで、活着して芽が動き出した苗木を、植木鉢に植え替えた。
   近所から頂いたアジサイを挿穂にして、プランターに挿しておいたのが、10本ばかり活着したのだが、今年は、そのうち何本に花が咲くであろうか。
   昨年、庭植えした移植苗が、大分、庭のあっちこっちに植わっているので、今年は、アジサイが楽しめそうである。

   長い人生を、切った張った、激しく激烈な国際ビジネスに明け暮れていた人間が、美しい花に入れ込んで、自然の鼓動を感じて感動している、
   人生は異なもの、味なもの、そして、素晴らしいものである。
コメント
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