熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

ITとエレクトロニクスの饗宴・・・CEATEC JAPAN 2005(その1)

2005年10月04日 | 経営・ビジネス
   今日から8日まで、幕張メッセで、アジア最大級のIT&エレクトロニクスの祭典CEATEC JAPAN 2005が開かれている。
   映像・情報・通信と言ったITとエレクトロニクス分野の最先端技術や最新の製品・サービスが、巨大な展示場に一堂に会して展示され、国際会議場では、ソニーのストリンガーCEO等IT&エレクトロニクス関連企業のトップが、基調講演やセミナーを行っている。

   初日から大変な熱気で、最新の携帯電話や薄型テレビ、DVD等人気商品の前には人だかりである。
   デジタル家電やモバイル端末、カーエレクトロニクス関連のデジタルネットワークステージ部門も、コンシューマー関連だけではなく、企業ビジネス向けの「ビジネス&ソサエティ」カテゴリーも活況を呈している。
   しかし、展示場の過半を占めているのは、電子部品・デバイス&装置ステージ部門で、半導体や各種電子部品、材料・素材関連のほか、計測機器・試験機器などが展示されている。

   今回、私は、基調講演の聴講で予定を埋めていたので、展示場で過ごす時間は殆どなかったが、しかし、新しい技術と新製品に出会う喜びがあり、やはり、楽しい。
   私は、BOSE のブースで、シアター・システムを聞く機会を得た。
   最近手を抜いているが、かっては、結構オーディオに力を入れたほうで、DVDやCD,それに、古いレーザーディスク等が可なりあるので、ゆっくり楽しみたいと思っておりシアターシステムを少し勉強しようと思っていたところなので興味深かった。

   人工知能を持ったというトータル・プレミアムオーディオシステLifestyle 48で、どんな部屋でも最適な音場に自動補正し、どんなソースでも5.1chサウンドにし、聴き続けると自分が最も気に入った音に修正し続けて、好みに合わせた曲を学習して自動選曲するという。
   煙草の箱より一寸大きいくらいのスピーカーが5つだけ、しかし、凄い迫力と素晴しいサウンドである。

   もう一つは3.2.1GSⅡシリーズで、たった2つのこれも文庫本くらいの大きさのスピーカーが、前面にあるだけで、素晴しい5.1chサウンドが部屋を振るわせる、とにかく、BOSEはナニシ負うアメリカのトップ・スピーカーメーカーである。
   配線は3本だけ、スピーカーは2個だけ、操作は一つだけ、それで、3.2.1と言うのだとか、これが10万円台の半ばの実勢価格、安いか高いか、凄いと思った。
   アップルのiPod用のスピーカーも展示されていた。

   テレビは、ソニーとパナソニックのブースに行って、新しいブラビアとビエラを見学したが、やはり、特別な展示用のソフト映像を使っているので当然美しい。
NHKのブースと違って、実際の放映中の映像を映していないので分らないが、極めて不親切だと思った。ビッグカメラやヨドバシカメラで見ている放映中の画像は必ずしも美しくはないのを知っているからである。
   ところが、ビエラの新旧の映像を見比べてみると、たった1年の差なのに、画像の質の差は歴然としている。
   やはり、技術は日進月歩、それは良いが、こんなに値が下がると、先に買ったのを後悔せざるを得ないのが寂しい。

   素晴しいと思ったのは、小さなソニーのハイビジョン映像のデジタル・ビデオ・カメラで、ここまでくれば、もうプロ級の映像が撮影できる。値段も10万円台だとか。
   随分前に、ハイエイトで映したビデオテープが沢山あり、DVDにダビングしようと思ったら、ビデオカメラが壊れてしまった。
   ベータの方は、ソフトもハードも捨ててしまったが、ハイエイトの方は、家族の映像で、いくら、写りが悪くても捨てるわけには行かない。
   レンタルで借りるか、ハイエイト用のカメラを買うか、業者にダビングを頼むか、迷っている。
   メーカーは、新しいものをドンドン開発して売りつけるが、後の面倒を見ない。カスタマーサティスファクションは、どこの国の言葉だろうか、そう思う。
   その意味では、今回のHD DVDの方が、古いDVDも使用できて互換性が利き、ブルーレイより遥かに親切である。
   
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