熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭・・・ホトトギス、秋の草木の実

2020年10月18日 | わが庭の歳時記
   晩秋の花だと言うホトトギスが、綺麗に咲き出し始めた。
   何となくムードのあるネイミングだが、6枚の渋いくすんだ淡い紫色の花弁に更に濃紫の斑点が乗る姿が、ホトトギスの胸元の模様に似ているので、この名前がついたのだという。
   ユリ科の花だと言うのだが、イメージが湧かず、私は、中央にすっくと伸びた蘂が、三つ叉に分かれて、その表面に毛が伸びてその先端に小さな微かに光るようなつぶつぶが並んでいる姿に興味を持っており、神の造形の巧みさに感じ入っている。
   手持ちで、マクロレンズで接写しているので、ピントが甘いために、写りが悪いが、雰囲気は感じられる。
   
   
   
   

   もう一つ興味深いのは、タンキリマメの実。
   庭木に絡みつく謂わば雑草なのだが、駆除するのを忘れていたのが、ふと観ると、黒い小さな豆粒のような実が、光っているので、残しておいたのである。
   インターネットを叩いても名前が分らなくて、たまたま見た湯浅浩史の「花おりおり」に出てきたのである。
   糸のように伸びた蔓に数センチ置きに、、赤いさやの塊が出来ていて、そのさやに黒い実が二つずつ着いていて、その実が黒光りしているのである。
   変った名前は、豆や葉を痰切りに使用という俗説から来たのだという。
   
   
   

   花木の実が色づいているのは、個体差はあるのだが、アメリカハナミズキ。
   もう、来年の蕾が着いている。
   
   
   
   

   元関西人の私には、春夏秋冬、南関東の方が住みやすい気候だと思うし、住環境として文句はないのだが、夏が一気に冬になるような感じで、10月は梅雨時より雨が多いと言うし、秋が殆どない。
   京都や奈良、大阪は、夏は暑く冬は寒くて生きた心地がしないくらい厳しい気候の時もあるが、春や秋の自然は限りなく美しい。
   関西では、気の遠くなるような懐かしい秋が続いて、人生を癒やしてくれる感じで、紅葉の美しい古社寺や野山を散策するのが楽しみであった。
   東京一極集中で、息の詰まるような環境が人間性をスポイルしていると思うのだが、
   二重行政は避けるべきかも知れないが、何故、大阪に都政を敷いてメトロポリスにしたいのか、
   むしろ、大都市化を叩き潰して、江戸時代のように大阪や京都や神戸や奈良など核都市に産業文化機能を分散して味のある文化都市を創って、拡散化を図るべきだと思っている。
   
   
   
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