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時事が電子版で、
内閣府が15日発表した2024年4~6月期の名目GDP(国内総生産)速報値は、年換算で初めて600兆円を突破した。 500兆円を達成してから32年半ぶりに新たな大台に乗せた形だが、物価上昇による「水ぶくれ」の側面が強く、成長の実感は乏しい。と報じた。
物価を反映した名目GDPは1.8%増え、年率換算した金額は607兆円となり、初めて600兆円を超えた。15年に安倍晋三政権が掲げた「名目GDP600兆円」の目標を9年越しに達成したことになる。
岸田文雄首相は15日、記者団に見解を問われ、今年の春闘の高い賃上げ率などにも触れたうえで「賃上げと投資が牽引する成長型経済への移行を示す数字であると受けとめている」。名目GDPが1973年度に100兆円を超え、4〜5年ごとに100兆円刻みで増えてきたと指摘した。日本経済の低迷に触れ「92年度に500兆円を超えた後は足踏みが続き、32年かかって600兆円を超えた。こういう道のりをたどってきた」と意義を訴えた。と言う。
ただし、実質GDPの実額は約559兆円で、前年同期の約563兆円を下回る。約608兆円となった名目GDPの伸びに実質成長は追い付いていない。のである。
欧米に後れを取ってのキャッチアップ経済とも知らずに快進撃を続けていたつもりで、Japan as no1に酔いしれていた日本のバブル経済が一気に崩壊して奈落の底、
深刻なデフレ経済に陥って、成長から見放されて鳴かず飛ばずの失われた30年、
やっと辿り着いた600兆円の頂上がインフレ含みの幻想、
お釈迦様の掌の孫悟空の心境!
びっくりするような巨大な乱高下に見舞われた日経平均株価だったが、捨てたものではなく、今日は半値戻し、
さて、アメリカのインフレが2%台で下落傾向で推移して、今日の、小売業の先月売上高が1%上昇して期待以上であったという発表を好感したのであろうか、
23時半現在、
NYダウが、 ▲0.84% 40,343.79 +335.40
シカゴの日経先物が、▲1.93% 37,435.00 日経比:+708
明日16日の日経平均株価は、上昇する予感である。