熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

METのハーピストとの会話

2006年06月22日 | クラシック音楽・オペラ
   昨日の午後、原宿からNHKホールに向かって歩いていると、小柄でチャーミングな婦人が、トラベルブックの地図を見せて道を尋ねてきた。
   NHKへ行きたいと言う事だったので、私も行くのでご案内しようと言って一緒に歩き出した。

   オペラに行くのか聞いたので、そうだと答えると、私は演奏する方だと言って微笑んだ。
   何の楽器を演奏しているのかと聞くとハープだと言ったので、素晴らしい音色の楽器だと相槌を打つとにっこり笑った。

   ボローニア歌劇が公演をしている様だがと言うので、何の話かと思ってよく聞くと、チケットがソールドアウトだと聞いていると言う話をしたので、切符の売れ具合のことだと分かった。
   メトロポリタン・オペラの方は、相当切符が売れ残っていることを知っていたので、ボローニアが売り切れて、METが売れ残っていると言うのが相当気になっているようであった。
   私は、NHKホールの方が、東京文化会館よりも4000と2300だから遥かに規模が大きいのでチケットの数が違うのだと説明した。
   メトロポリタン・オペラの方がダントツに評価が高く、ナンバーワンだと思うと言ったら、サンキューと言って喜んでくれた。
   今、客演指揮者で活躍しているギルギエフについて聞いたら、非常に評判が良いようであり、一昨年METに行った時もそんな気がしたのでロシア歌手の活躍が期待出来そうである。

   ドミンゴは、少し年だから、ワルキューレは辛いだろうと言うと、しかし、いつも素晴らしくて美しい声です、と答えてくれた。
   ヴォイトが、素晴らしいリークリンデを歌うはずだととも言った。
   そんな話をしながら、NHKホールに歩いた。

   ワルキューレは、随所に美しい音楽が流れるが、華麗なハープの音が聞こえてくる。
   彼女は、2台のハープの右に座っていたが、プリンシパルのデボラ・ホフマンさんのようである。
   いつも、団体バスか何かでホールへ出かけるのだが、この日は一人で東京を散策していたのかも知れない。
   ところで、とにかく、素晴らしかったドミンゴのワルキューレについて、明日、書いて見たい。
   
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