熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭・・・サルスベリ、タカサゴユリ

2018年08月16日 | わが庭の歳時記
   わが庭は、夏には、彩りが一気に寂しくなって、緑一色になる。
   僅かに咲いているのは、サルスベリ2本と、タカサゴユリ(台湾ユリ)。
   タカサゴユリは、植えた記憶もないのだが、毎年、少しずつ株が増えて行くのだが、このユリは、生命力が旺盛で、殆どの住宅の庭に咲いていて、野生化をしていて、路傍にも咲いている。
   中心のべったりした雌蕊に、周りの雄蕊の花粉が、昆虫が仲立ちしなくても、風に揺れるとべったりとつき、それに、小さな種を沢山つけ、風で飛ばされるので、どんどん、繁殖していくのであろう。
  アメリカアワダチソウとは違って、美的にもまずまずで煩くはないので、ほっておかれるので、増える一方なのである。
  
  
  
  
   

   夏の庭を華やかにするには、サルスベリで、小さな株もブッシュ状で、それなりに美しいが、かなり大木になってすっくと聳える様子は、中々風情があって良い。
   花の色に、かなりのバリエーションがあり、パステルカラー状の花など、真夏には似つかわしくないが、涼しい感じで良い。
   我が家のサルスベリは、かなり、大きな白色と、ピンク。
   まずまずの雰囲気で満足している。
   
   
   
   
       


   いずれにしろ、今年の夏は異常に暑い。
   私など、老骨に鞭を打って、朝夕、孫娘をベビーカーに乗せて、30m以上はある高低差の激しい坂道を1キロメートルほどの距離を、保育園に送り迎えしているので、特に堪えるのだが、多少助かるのは、江の島方面から吹き上げてくる潮風があることであろうか。

   私が、これまでに、熱いと思った思い出は、大阪と京都の蒸し暑い夏で、関東に移ってからは、随分過ごし良くなったと思っている。

   外国では、何度も行っているが、サウジアラビアでは暑いと思った思い出がない。
   僅かに残っている記憶では、タイのバンコックで、空港を降り立った時の足元から吹き上げる蒸し暑い熱風。
   それに、オランダのアムステルダムに初めて出張して泊った時、当時、最高級のアムステル・ホテルだったのだが、暑くて眠れなかったこと。
   もう、何十年も前のことだが、ロンドンやパリでも、アメリカ系のホテルは兎も角、超高級ホテルでも冷房の空調設備はなかったし、ロイヤル・オペラハウスでさえ、暑くてどうしようもなかったのを覚えている。

   私自身、合計8年、オランダとイギリスに住んでいたが、勿論、冷房などなかったのだが、暑くて困るようなことがあったとしても、年に10日以下であったように思う。
   今でも、殆どの住宅には、冷房設備などはないのではないかと思うのだが、それだけ、ヨーロッパの夏は快適だと言うことである。
   エコシステムの破壊、地球の温暖化が、この異常気象の元凶なのだが、トランプと言う最悪のカードを引いてしまったので、この暑さについては、お先真っ暗かも知れないと思うと、孫娘たちが可哀そうで仕方がない。
   
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