
海外生活が長いので、公私ともに旅をする機会が多かった。
米国留学中に最初に始めてから、殆どその後の旅の企画は自分で作っている。社用の出張などで、切符やホテルの手配などは頼むことがあったが、私的旅行の時は、それらも総て自分自身で行う。
団体旅行や旅行会社主催のツアーの経験は、視察旅行以外は殆どない。
旅行会社のツアーでは、殆ど、現地の下請け旅行社に投げる様で、現地の事情を十分に熟知していない添乗員が付くと言う。それなら、自分自身でやった方が気楽だし、実質的な旅行が出来ると思った。それに、最近では、ヨーロッパの場合は、自分の方が良く知っていると自負している。
団体旅行の場合の最大の難点は、時間のロスと自由行動の制限で、自分の行きたい所で自由な時間を十分過ごせない。
アムステルダム在住中は、車で、ヨーロッパの中を回り、ロンドン在住中は、大陸に渡らなければならないので飛行機と列車を乗り継いだ旅が多かった。
帰国してから、一時レンターカーで移動したことがあったが、安全を考えて、今では、飛行機と列車、それに、タクシーに頼っている。
最近のプラハ、イタリア、イギリス、それに、上海・蘇州・杭州、アメリカ東海岸都市の旅の場合もそうであった。
私の場合は、私的な旅行の時は、目的と目的地を決めてから準備を始めるが、その後は、まず、優先的に、現地の音楽スケジュールをチェックする。
若い時は、グルメ志向で、ミッシェランの星付きレストランの予約を優先したが、年とともに重いフランス料理を敬遠する様になった。
オペラ、クラシック・コンサート、シェイクスピア等の演劇、ミュージカル等の予定を調べて、旅の空白を埋める。
その場合は、オペラを優先する。ロンドンの場合は、ロイヤル・オペラ、グローブ座や国立劇場やRSCのシェイクスピア劇、ENOのオペラ、クラシック・コンサート、ミュージカルと言った調子でチケットの手配具合によってスケジュールをを埋めていく。
ロンドンでは、グローブ座は天井がない劇場なので、夏季にしか公演はないし、遅すぎるとロイヤル・オペラのシーズンが終わってしまう。
その頃、PROMが始まるが、良い公演のチケット手配が難しい。いずれにしても、ロイヤル・オペラを筆頭に、思うようなチケットの手配は、計画から実施まで2ヶ月足らずでは、まず無理なので、次善のプログラムで満足するより仕方がない。
これ等のチケットは、総て、ウエブサイトを探して、インターネットで手配をする。開けると、軽やかなイタリア・オペラが流れてくる嬉しいサイトもある。
チケットの手配は、サイトによって直接であったり、代理店に任せていたりまちまちだが、英語だと難しくはない。英国は勿論、ベローナ野外劇場、スカラ座、プラハのオペラ、メトロポリタン等も同様にインターネットで手配した。オーダーを入れると、座席番号が示され座席表で自分で席を選択・確認できる場合も多くなってきた。
ホテルは、日本の場合は、旅窓が比較便利だが、私は、欧米のホテル検索サイトを愛用している。アメリカでは多少問題があったが、ヨーロッパでは、これまで、全く問題がなかったし、探せないホテルもサイトによっては、十分検索可能であった。
観光地図の中での所在地やホテルの情況・条件等克明に説明してあり、至れり尽くせりと言うか、便利になったものである。(もっとも、私の場合、英語資料等の理解に問題なく、旅や土地勘等が多少あるのが幸いしているかもしれない。)
週末のベローナなど、野外オペラの観客でごった返すが、イタリアのサイトで、野外劇場に
至近距離のホテルを予約できたし、ホテルの殆どないカンタベリーでも、土壇場でホテルを予約できたりと、とにかく、日本の旅行社と比べて情報量が格段に違う。
列車の旅については、例えば、イタリアのTrainitariaのサイトを開けば、時刻表は勿論、ルートから乗り換え時間等も含めスケジュールが克明に表示されており、指定券の予約も可能である。(もっとも、列車が、その通り走るかどうかは別問題。)
飛行機もそうだが、スケジュール等は、大体、インターネットで十分に資料を集めたり検索可能である。
手作りの旅が安くつくか高くつくかは、分からないが、自分で総て調査して実施するので、旅への愛着と理解度は格段に高まることは間違いない。
芭蕉ではないが、少し旅から離れると野山の風物が懐かしくなる。
ミッシェランの赤本、緑本のガイド・ブックなど旅の楽しみ方は、別の機会に書いて見たい。
米国留学中に最初に始めてから、殆どその後の旅の企画は自分で作っている。社用の出張などで、切符やホテルの手配などは頼むことがあったが、私的旅行の時は、それらも総て自分自身で行う。
団体旅行や旅行会社主催のツアーの経験は、視察旅行以外は殆どない。
旅行会社のツアーでは、殆ど、現地の下請け旅行社に投げる様で、現地の事情を十分に熟知していない添乗員が付くと言う。それなら、自分自身でやった方が気楽だし、実質的な旅行が出来ると思った。それに、最近では、ヨーロッパの場合は、自分の方が良く知っていると自負している。
団体旅行の場合の最大の難点は、時間のロスと自由行動の制限で、自分の行きたい所で自由な時間を十分過ごせない。
アムステルダム在住中は、車で、ヨーロッパの中を回り、ロンドン在住中は、大陸に渡らなければならないので飛行機と列車を乗り継いだ旅が多かった。
帰国してから、一時レンターカーで移動したことがあったが、安全を考えて、今では、飛行機と列車、それに、タクシーに頼っている。
最近のプラハ、イタリア、イギリス、それに、上海・蘇州・杭州、アメリカ東海岸都市の旅の場合もそうであった。
私の場合は、私的な旅行の時は、目的と目的地を決めてから準備を始めるが、その後は、まず、優先的に、現地の音楽スケジュールをチェックする。
若い時は、グルメ志向で、ミッシェランの星付きレストランの予約を優先したが、年とともに重いフランス料理を敬遠する様になった。
オペラ、クラシック・コンサート、シェイクスピア等の演劇、ミュージカル等の予定を調べて、旅の空白を埋める。
その場合は、オペラを優先する。ロンドンの場合は、ロイヤル・オペラ、グローブ座や国立劇場やRSCのシェイクスピア劇、ENOのオペラ、クラシック・コンサート、ミュージカルと言った調子でチケットの手配具合によってスケジュールをを埋めていく。
ロンドンでは、グローブ座は天井がない劇場なので、夏季にしか公演はないし、遅すぎるとロイヤル・オペラのシーズンが終わってしまう。
その頃、PROMが始まるが、良い公演のチケット手配が難しい。いずれにしても、ロイヤル・オペラを筆頭に、思うようなチケットの手配は、計画から実施まで2ヶ月足らずでは、まず無理なので、次善のプログラムで満足するより仕方がない。
これ等のチケットは、総て、ウエブサイトを探して、インターネットで手配をする。開けると、軽やかなイタリア・オペラが流れてくる嬉しいサイトもある。
チケットの手配は、サイトによって直接であったり、代理店に任せていたりまちまちだが、英語だと難しくはない。英国は勿論、ベローナ野外劇場、スカラ座、プラハのオペラ、メトロポリタン等も同様にインターネットで手配した。オーダーを入れると、座席番号が示され座席表で自分で席を選択・確認できる場合も多くなってきた。
ホテルは、日本の場合は、旅窓が比較便利だが、私は、欧米のホテル検索サイトを愛用している。アメリカでは多少問題があったが、ヨーロッパでは、これまで、全く問題がなかったし、探せないホテルもサイトによっては、十分検索可能であった。
観光地図の中での所在地やホテルの情況・条件等克明に説明してあり、至れり尽くせりと言うか、便利になったものである。(もっとも、私の場合、英語資料等の理解に問題なく、旅や土地勘等が多少あるのが幸いしているかもしれない。)
週末のベローナなど、野外オペラの観客でごった返すが、イタリアのサイトで、野外劇場に
至近距離のホテルを予約できたし、ホテルの殆どないカンタベリーでも、土壇場でホテルを予約できたりと、とにかく、日本の旅行社と比べて情報量が格段に違う。
列車の旅については、例えば、イタリアのTrainitariaのサイトを開けば、時刻表は勿論、ルートから乗り換え時間等も含めスケジュールが克明に表示されており、指定券の予約も可能である。(もっとも、列車が、その通り走るかどうかは別問題。)
飛行機もそうだが、スケジュール等は、大体、インターネットで十分に資料を集めたり検索可能である。
手作りの旅が安くつくか高くつくかは、分からないが、自分で総て調査して実施するので、旅への愛着と理解度は格段に高まることは間違いない。
芭蕉ではないが、少し旅から離れると野山の風物が懐かしくなる。
ミッシェランの赤本、緑本のガイド・ブックなど旅の楽しみ方は、別の機会に書いて見たい。