
先月、東京国際ブックフェアで、大沢在昌氏の基調講演を聞いて、作家にとっては、新本の売れ行きが総てであって、図書館や古書店、特に、ブックオフなどは、目の敵であると言うことが良く分かったのだが、確かに、人気が出て読者が増えても、本のリサイクルでは、話にならない。
ところで、以前に、ブックオフへ本を持ち込んでも二束三文で買い取られて、私しか読んでいない真新しい、いくら素晴らしい経済や経営の専門書でも、1冊精々50円なら良い方だと言うことが分かったので、極力付き合わないようにしている。
著者にも悪いし、第一、本を買った自分自身のプライドが許さないので、足の踏み場がなくなり、大震災以後、頻繁に続く余震を心配して二階の床が抜けると家内に泣きつかれているので、多少、処分はするのだが、新聞と一緒に古紙として持って行って貰っている。
その私が、本を売ったり買ったりはしないのだが、時々、ブックオフには行って書棚を探索することがある。
目的の本がある時には、ストレートに大型書店に出かけたり、アマゾンなどネットショップで買うのだが、何となくと言う場合には、以前にも書いたが、神保町の古書店やブックオフなどでの方が、結構、読みたくなるような本が探せるのである。
並べられている新刊出版本が大型店のようにむやみやたらに多くなくて限られているのと、少し古い本を含めて幅があり、探し易いと言うこともある。
尤も、古書なら改めて新本書店で新本を買うが、古書店で買うのは新古書なので、3冊買っても1冊はタダと言う感じであるから、間違って買っても損はない。
ところで、今日は、ブックオフでバーゲンをしていて、どんな本も単行本なら1冊500円だと言う。
結構、ファンが詰めかけていているのか賑わっているのだが、何人か、一寸変った客がジャンル毎に居て、廊下に大きなプラスチック製のケースを2~3置いて、踏み台に乗って、携帯を絶えず覗き込みながら、書棚の本を片っ端から引き出して、ケースに詰めている。
事前に書棚をチェックして買う本を特定しておいて、今日のバーゲン日に、まとめて買おうと言うのだと思うのだが、古書店業者ではなさそうだし、どこかの図書館員か、或いは、どこかの会社か団体の図書担当者か、不思議に思ったのだが、素人ではなさそうである。
ブックオフの本を手当たり次第にと言うのだから、あまり上等な調達者だとは思えない。
しかし、私には、誰であってもどっちであっても良いので、無視したが、商売には色々な世界があるものだと興味深かった。
ところで、500円ならと宗旨替え、禁を犯して、新古書だと思ったので、次の三冊を買ってしまった。
スチュアート・クレイナー著「マネジメントの世紀 1901→2000」
ゲリー・ハメル著「リーディング・レボリューション」
佐藤正明著「ザ・ハウス・オブ・トヨタ」
先の2冊は、10年前の出版で、かなり古いのだが、「マネジメントの世紀」の方は、20世紀100年の経営と経営学の概説で、巻末には、年表まで付いていて、丁度勉強し始めていた課題の整理と言う意味でも恰好の本であり、また、ハメルの本は、読んでいなかったので、私にとっては、必須でもあり、丁度良かった。
トヨタの本は、結構、沢山読んではいるのだが、豊田一族の150年の軌跡と言うふれ込みの歴史的展望であり、もう少し古いルーツからのダイナスティの勉強も大切なので、興味を持ったのである。
ところで、この3冊だが、アマゾンには在庫があるだろうが、恐らく、東京の大型書店にはないであろうと思う。
私は、後の2冊は、いつか読もうと思って忘れてしまっていた本で、マネジメントの世紀の方は、知らなくてブックオフで初めて見たのだが、新刊新刊と言っても、現在の書店には、何となく本を探そうと思って訪れる客には、それなりに限度があり、難しいのである。
ところで、以前に、ブックオフへ本を持ち込んでも二束三文で買い取られて、私しか読んでいない真新しい、いくら素晴らしい経済や経営の専門書でも、1冊精々50円なら良い方だと言うことが分かったので、極力付き合わないようにしている。
著者にも悪いし、第一、本を買った自分自身のプライドが許さないので、足の踏み場がなくなり、大震災以後、頻繁に続く余震を心配して二階の床が抜けると家内に泣きつかれているので、多少、処分はするのだが、新聞と一緒に古紙として持って行って貰っている。
その私が、本を売ったり買ったりはしないのだが、時々、ブックオフには行って書棚を探索することがある。
目的の本がある時には、ストレートに大型書店に出かけたり、アマゾンなどネットショップで買うのだが、何となくと言う場合には、以前にも書いたが、神保町の古書店やブックオフなどでの方が、結構、読みたくなるような本が探せるのである。
並べられている新刊出版本が大型店のようにむやみやたらに多くなくて限られているのと、少し古い本を含めて幅があり、探し易いと言うこともある。
尤も、古書なら改めて新本書店で新本を買うが、古書店で買うのは新古書なので、3冊買っても1冊はタダと言う感じであるから、間違って買っても損はない。
ところで、今日は、ブックオフでバーゲンをしていて、どんな本も単行本なら1冊500円だと言う。
結構、ファンが詰めかけていているのか賑わっているのだが、何人か、一寸変った客がジャンル毎に居て、廊下に大きなプラスチック製のケースを2~3置いて、踏み台に乗って、携帯を絶えず覗き込みながら、書棚の本を片っ端から引き出して、ケースに詰めている。
事前に書棚をチェックして買う本を特定しておいて、今日のバーゲン日に、まとめて買おうと言うのだと思うのだが、古書店業者ではなさそうだし、どこかの図書館員か、或いは、どこかの会社か団体の図書担当者か、不思議に思ったのだが、素人ではなさそうである。
ブックオフの本を手当たり次第にと言うのだから、あまり上等な調達者だとは思えない。
しかし、私には、誰であってもどっちであっても良いので、無視したが、商売には色々な世界があるものだと興味深かった。
ところで、500円ならと宗旨替え、禁を犯して、新古書だと思ったので、次の三冊を買ってしまった。
スチュアート・クレイナー著「マネジメントの世紀 1901→2000」
ゲリー・ハメル著「リーディング・レボリューション」
佐藤正明著「ザ・ハウス・オブ・トヨタ」
先の2冊は、10年前の出版で、かなり古いのだが、「マネジメントの世紀」の方は、20世紀100年の経営と経営学の概説で、巻末には、年表まで付いていて、丁度勉強し始めていた課題の整理と言う意味でも恰好の本であり、また、ハメルの本は、読んでいなかったので、私にとっては、必須でもあり、丁度良かった。
トヨタの本は、結構、沢山読んではいるのだが、豊田一族の150年の軌跡と言うふれ込みの歴史的展望であり、もう少し古いルーツからのダイナスティの勉強も大切なので、興味を持ったのである。
ところで、この3冊だが、アマゾンには在庫があるだろうが、恐らく、東京の大型書店にはないであろうと思う。
私は、後の2冊は、いつか読もうと思って忘れてしまっていた本で、マネジメントの世紀の方は、知らなくてブックオフで初めて見たのだが、新刊新刊と言っても、現在の書店には、何となく本を探そうと思って訪れる客には、それなりに限度があり、難しいのである。