熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

ボジョレー・ヌーヴォーが到着

2024年11月21日 | 生活随想・趣味
   特別な拘りはないのだが、今年も、ボジョレー・ヌーヴォーを買ってしまった。
   私の場合は、店頭販売ではなく、殆ど、ネットショッピングで調達しており、間違いなしに、解禁日の11月第3木曜日、今日の朝に到着した。
   今夜は、家族で乾杯である。

   確か、2022年に価格が高騰して、それまで買っていた会社の価格が異常に高くなったので、再検索して、それ以降は、イオンがメインで推薦している「 ロングセラー!こだわりヌーヴォー3本セット / オリジナル(Beaujolais Noubeau 3 Bottle set 2022) 本体価格 7,680円 (税込価格 8,448円)の予約を入れて、それを続けている。
   今年も価格に変更はなく、イオンでは上等な方だし、ボージョレ・ ヴィラージュ・ヌーヴォー主体なので、満足している。 
   と言っても、味が分かるわけではなく、適当に買って、季節の到来を楽しんでいるだけである。

   これまで、毎年、ボジョレー・ヌーヴォーの思い出など書き続けてきているので、今回は、酒談義に切り替えてみたい。

   ワインを飲み始めたのは、欧米への旅行がきっかけで、本格的になったのは、1985年のアムステルダム駐在からで、欧米人とのレセプションや会食が多くなると、必然的にワインを無視できなくなる。
   ミシュランの星付きレストランの行脚も続けたし、ロマネコンティから色々なワイン、ピンからキリまで飲んできたと思うのだが、いまだに、ワインは良く分からない。
   美味しいと思って印象に残っているのは、ブラジルの片田舎で飲んだ地元ワインであったり、イタリアのピサの高級レストランで飲んだローカルワインであったり、ベルギーのミシュランレストランで経験したフルコースの皿ごとにサーブされた多彩なワインであったり、とにかく、いい加減であるが、
   私にとってのワインは、食中酒であって、飲む食べ物だという認識である。
   劇場などでワインを飲んだり、つまみと一緒にワインを楽しむと言った習慣はあまりなくて、食事と一緒に飲みながら、相性の良さ、増幅されるミックスした味を楽しむという趣向である。

   ロンドンに居た時には、ヒュー・ジョンソンの店へ行ったり、彼のポケット・ワイン・ブック を片手にフォートナム&メイソンなどへ行ってワインを選んだり、結構、ワイン関係の本を読んだりしてそれなりに勉強してきた。
   しかし、知識と味とは別もの、相性どおりの食事や環境で飲めるわけでもないし、
   早い話、ロンドンではハイクラスの晩餐会に何度も出席してきたが、標準的なワインなのであろう、ワインが良かったかどうか、全く記憶にない。

   さて、日本酒は、やはり、日本食には欠かせない酒で、晩酌とはいかないが普通に飲んでいる。地方に出かけて地元の料理に地酒を飲むのが楽しみであり、これは、ヨーロッパで地元のワインを、そして、ドイツで地ビールを味わう楽しみと同じで、地方それぞれの食べ物には、長い歴史と伝統に培われた食文化のエキスが凝縮されている。
   私は、あまり食に拘らない方なので、世界中を歩いてきて、地元の食事を拒否したこともないし、日本食に固守したこともないので、酒も郷に入っては郷に従えで、分からないままに、色々な酒も飲んできた。マオタイ、ウォッカ、テキーラ、カイピリンニャ、エスキモーの酒、とにかく、40か国くらい歩いているので、分からない酒も多い。

   いずれにしろ、酒類は飲む食べ物だというのが持論であるから、地元料理には地元の酒を飲むことにしていた。
   強弱色々あって、ミュンヘンでストロングビールをあおってひっくり返りそうになったり、強すぎて倒れてしまったり、・・・
   酒で、醜態をさらしたり問題となるような失敗はしたことはないが、多少のトラブルは経験していて、楽しみばかりではないところが、酒は魔物たる魔物の所以。
   酒を飲めない人は、人生の楽しみを半分捨てたようなもの、と言う人もいるが、さて、どうであろうか。
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