
最近は、一寸読書量が落ちたが、まだ、年間150冊ペースで本を読了しているので、参考書籍や端折り読み、積読などを含めてそのほぼ倍の本を買うことになる。
雑誌などを含めると相当の量となり、すぐに、足の踏み場までなくなってしまう。
これまでは、迷惑を考えずに、知人宅に転送していたが、一度、やってみようと思ってブックオフに本を持ち込んだ。
経済や経営関係が主の単行本を40冊ほどと、新書を20冊ほど、他にも写真本などを持ち込んだが、トータルで頂いた代金は、1,850円と200円のサービス券で、安いのか高いのか知らないが、良くても一冊50円だと店員は言う。
50冊相当数の本を持って行って、新本1冊の値段でしか買い取って貰えないのである。
勿論、大半出版2年以内の新しい本で、私しか読んでいないので、質はかなり良好な筈であり、目を通していない新古書もあり、計算中に経済・経営関係の書棚を見ていたのだが、同じ本は皆無に近かったので商品価値はある。
NHKの日曜朝の経済番組でブックオフの社長が出て話していた時には、新本と同類の良好な本は、定価の10%で買い取るので素人でも簡単に買取出来るのだと言っていたのだが、話がだいぶ違うし、本当なら詐欺である。
念の為、ブックオフの書棚の本を見たが、定価の50%に価格付けされている本の質は、私の持ち込んだ本より遥かに悪かった。(本の種類によって、本の程度の査定に匙加減をするのなら許せない。)
しかし、良く考えてみれば、ブックオフは一般書店の様に返本が利かず、総て買取なのである。
私の読んだ類の本は、面白おかしい本でもベストセラーでもないので、売れるのかどうかさえ分からないし、売れなければ棚の肥やしとなるだけで全損となり、50円でも高いかも知れないと思って、妙に納得した。
家内も、良く買い取って頂けましたねえ、と言っていた。
私自身も、大切な本や参考文献などは大切に保存しており、知人への転送は別だが、手放しても良いと思う本をブックオフに持ち込んだのだから、順当な値付けかも知れないと無理に思うようにしている。
しかし、今後は、ブックオフへは行く気はないし、絶対に行かない。
所持人の自分にとっては思い入れもあり価値があると思っていても、市場価値はそんなものなのかも知れない。
このことをいみじくも、ブックオフが示しているのなら、日本の本の定価がおかしいと言うことになる。
結局は、価格維持のための日本の再販制度が良いのか悪いのかと言う問題に行き着く。
大体、中身に殆ど関係なく、300ページ前後の本になると、1500円から2000円くらいの定価で売られているのだが、聞くところによると印刷された本の70~80%が返本になり廃却されてしまっていると言う。
時々、立派な学術書などが神保町の古書店で30%くらいの価格で平積みで売られている時があるが、この場合は、まだ日の目を見ているので幸である。
とにかく、私の専門の経済や経営の本でも、粗製濫造で値打ちのない本も出版されているとは思うが、古書とは言え、ブックオフでちり紙交換程度のそんな安値で買い叩かれているとなると、いずれにしても、日本の経済学者や経営学者にあまりにも失礼であると思った。
ところが、今後、電子ブックが一般的になると、今の音楽ソースと同じように知的所有権だとか著作権だとか言ってみても、結局最終的には、無料かそれに近い値段でダビングされてしまうのが落ちであろう。
早い話、大前研一氏が新聞は取っていないと言っていたが、ニュースが早くて便利な電子新聞で十分であり、そんな家庭が多くなって新聞社が困っている。ペーパーレスの時代に入っているのである。
ところで、先日からブログに書いているアルビン・トフラーの「富の未来 Revolutinary Wealth」であるが、
アメリカのアマゾンで買うと、定価$27.95が、割引価格で$17.61であり、バーンズ・アンド・ノーブルで買うと、割引価格が$22.36、
日本のアマゾンで同じ原書を買うと、$27.95だが、2850円で405円(15%)引きで買える、
日本語翻訳版だと、上下2冊で3990円。
アメリカの場合には、ブッククラブがあって、いずれにしても、定価は定価として、総て新本は、大幅なディスカウント価格で売られている。
売れなければ、更にディスカウントされてたたき売られる。
要するに、本は一物一価の固定価格ではないのである。
再販制度維持派の人々は、再販制度を止めると良い本が出版出来なくなると言うが、さて、アメリカの方が良い本を出していることは間違いないと思うのだが。
アメリカ型になるのかどうかは別として、IT化、コンバージョン化で本も変ってしまい、今のような古本屋紛いのブックオフもなくなってしまう、そんな気がしている。
雑誌などを含めると相当の量となり、すぐに、足の踏み場までなくなってしまう。
これまでは、迷惑を考えずに、知人宅に転送していたが、一度、やってみようと思ってブックオフに本を持ち込んだ。
経済や経営関係が主の単行本を40冊ほどと、新書を20冊ほど、他にも写真本などを持ち込んだが、トータルで頂いた代金は、1,850円と200円のサービス券で、安いのか高いのか知らないが、良くても一冊50円だと店員は言う。
50冊相当数の本を持って行って、新本1冊の値段でしか買い取って貰えないのである。
勿論、大半出版2年以内の新しい本で、私しか読んでいないので、質はかなり良好な筈であり、目を通していない新古書もあり、計算中に経済・経営関係の書棚を見ていたのだが、同じ本は皆無に近かったので商品価値はある。
NHKの日曜朝の経済番組でブックオフの社長が出て話していた時には、新本と同類の良好な本は、定価の10%で買い取るので素人でも簡単に買取出来るのだと言っていたのだが、話がだいぶ違うし、本当なら詐欺である。
念の為、ブックオフの書棚の本を見たが、定価の50%に価格付けされている本の質は、私の持ち込んだ本より遥かに悪かった。(本の種類によって、本の程度の査定に匙加減をするのなら許せない。)
しかし、良く考えてみれば、ブックオフは一般書店の様に返本が利かず、総て買取なのである。
私の読んだ類の本は、面白おかしい本でもベストセラーでもないので、売れるのかどうかさえ分からないし、売れなければ棚の肥やしとなるだけで全損となり、50円でも高いかも知れないと思って、妙に納得した。
家内も、良く買い取って頂けましたねえ、と言っていた。
私自身も、大切な本や参考文献などは大切に保存しており、知人への転送は別だが、手放しても良いと思う本をブックオフに持ち込んだのだから、順当な値付けかも知れないと無理に思うようにしている。
しかし、今後は、ブックオフへは行く気はないし、絶対に行かない。
所持人の自分にとっては思い入れもあり価値があると思っていても、市場価値はそんなものなのかも知れない。
このことをいみじくも、ブックオフが示しているのなら、日本の本の定価がおかしいと言うことになる。
結局は、価格維持のための日本の再販制度が良いのか悪いのかと言う問題に行き着く。
大体、中身に殆ど関係なく、300ページ前後の本になると、1500円から2000円くらいの定価で売られているのだが、聞くところによると印刷された本の70~80%が返本になり廃却されてしまっていると言う。
時々、立派な学術書などが神保町の古書店で30%くらいの価格で平積みで売られている時があるが、この場合は、まだ日の目を見ているので幸である。
とにかく、私の専門の経済や経営の本でも、粗製濫造で値打ちのない本も出版されているとは思うが、古書とは言え、ブックオフでちり紙交換程度のそんな安値で買い叩かれているとなると、いずれにしても、日本の経済学者や経営学者にあまりにも失礼であると思った。
ところが、今後、電子ブックが一般的になると、今の音楽ソースと同じように知的所有権だとか著作権だとか言ってみても、結局最終的には、無料かそれに近い値段でダビングされてしまうのが落ちであろう。
早い話、大前研一氏が新聞は取っていないと言っていたが、ニュースが早くて便利な電子新聞で十分であり、そんな家庭が多くなって新聞社が困っている。ペーパーレスの時代に入っているのである。
ところで、先日からブログに書いているアルビン・トフラーの「富の未来 Revolutinary Wealth」であるが、
アメリカのアマゾンで買うと、定価$27.95が、割引価格で$17.61であり、バーンズ・アンド・ノーブルで買うと、割引価格が$22.36、
日本のアマゾンで同じ原書を買うと、$27.95だが、2850円で405円(15%)引きで買える、
日本語翻訳版だと、上下2冊で3990円。
アメリカの場合には、ブッククラブがあって、いずれにしても、定価は定価として、総て新本は、大幅なディスカウント価格で売られている。
売れなければ、更にディスカウントされてたたき売られる。
要するに、本は一物一価の固定価格ではないのである。
再販制度維持派の人々は、再販制度を止めると良い本が出版出来なくなると言うが、さて、アメリカの方が良い本を出していることは間違いないと思うのだが。
アメリカ型になるのかどうかは別として、IT化、コンバージョン化で本も変ってしまい、今のような古本屋紛いのブックオフもなくなってしまう、そんな気がしている。
私は、ブックオフで古本を100円コーナーでは、良く買うのですが、売ったことはありません。
でもharunakamuraさんのお話を聞くとやはり手放すときには・・タダで処分するならちょっとだけおやつ代を・・という感覚でいないといけませんね。
難しいシステムは、わかりませんが、やはり知ったなじみの古本屋さんに売るほうがいいいな。とつくづく思った次第です。
古本屋さんとのコミュニケーションが、好きな私です。