「顔が命」のレシーブ練習

2003年の練習試合のスタートは、お隣の東○小におじゃましました。

まず唖然としたのは、7人いる5年生のうち来たのがたった2人。相手チームに申し訳ない限り。こういうことであれば現時点で5年生はレギュラーから外れ、3年生2人が教育大会メンバーとして入ることになります。今日はなんとなんとこの2人がブロッカーとして走り回り、3回ほどワンタッチを取るなど効果は大きかった。
Aチーム10セット全敗。Bチーム3セット全敗。
Aチーム通算40勝43敗。

「顔が命」とは・・・
早いサーブやスパイクに対して手だけを出して顔をさける傾向が見えたので、次のように指導。
1.顔の前でボールをキャッチする練習
2.大きく動いてから顔でキャッチする練習
3.サーブカット練習で顔の位置を意識する練習
4.高めの球出しで動かしてから向きを変えてアンダーパスを出す練習
5.最後に意味合いを指導。名づけて「顔が命レシーブ」
「顔が命のなんとかの人形じゃないけれど、ボールに顔が行かなかったら命がない『死んだレシーブ』で、顔がしっかりついていけば『生きたレシーブ』だよ。」
効能は・・・
腕だけで拾いに行くレシーブが改善され、ミートの瞬間に集中できるようになった。コート外にはじいてしまうレシーブは減った。

次に攻撃面の課題設定。
バックのレシーバー2人は3本のうち1本目以外はほとんどボールに触ることはなく、低学年だとスパイクまでの間、フッと集中が切れることが多い。そこで相手のブロックが何枚なのかを叫んでアタッカーに教える役目を与える。これで自分も攻撃に参加している意識付けができ、相手の状況もよく観察するようになる。アタッカーもレシーバーからの情報を判断してスパイクコースを変えるなど、決定力は大幅アップ。

辰巳にとっては本当に良い練習ができましたが、返す返す相手チームには申し訳ないことをしたと反省しています。
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辰巳ジャンプ精神の継承者

「辰巳の今までのキャプテンはみんな優秀な人間になるように頑張ったんだ!」

辰巳新チームのキャプテンは4年生なので、いろいろ要求するのはかわいそうなこともあるのですが、頑張って成長してほしい。そんな思いを今日はぶつけてみました。

「初代のアスカも、2代目のユメカも、いつもチームのみんなを励まして、明るくして、誰よりも声を出して頑張った。学校生活でも児童会長や委員会のリーダーをやったり、いつも学校の中心で頑張っていた。

3代目のハルカはどこへ連れて行っても『辰巳のキャプテンは素晴らしいね』と言われるキャプテンで、彼女は私の分身なんだ。コートの中の監督だ。私が一つ言えば、5倍にも10倍にもして返してこようとしていたのがハルカだ。こうしてこれまでのキャプテンは辰巳ジャンプを作ってきたんだ。

キャプテンだけじゃない。1期生のアカネは中学の成績で学年トップだ。ユカは学校の代表でカナダ留学をしている。ヒカルはバレー部のない学校にバレー部を作ろうとして一生懸命頑張った。
2期生のアスミも中学で生徒会で頑張っている。
これが辰巳ジャンプのキャプテンの姿であり、卒業生の姿なんだ。

私はね、みんなが20才とか30才になった時に、世の中のリーダーとなれるように一生懸命監督をやっているつもりだ。わかるか?君にそういう努力ができるのか?」

私が信頼して任せたキャプテンです。ポロポロ涙を流しながらうなずいていました。そしてその後の頑張りは言うまでもありません。
4代目キャプテン・ケイコは、私がいよいよ最強チームを作るぞと決めた時にあわせたかのように、私のクラスに転校してきた縁深い子なのです。最強チームには最強のキャプテンがどうしても必要なのです。
頑張ってほしい・・・・・
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